十二年目の映像 (新潮文庫)

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著者 : 帚木蓬生
  • 新潮社 (1986年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101288024

十二年目の映像 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ジャーナリズムとは、権力の監視である。庸次は自らの運命を賭しながらも権力の監視をまっとうし、自分なりの正義を貫こうとした。官能的な表現と、フィルムが描き出す緊張感が小説の流れにメリハリをつけ、追われるものと追うものの息づかいが伝わるようだった。

  • 2011.11.24(木)¥136。
    2011.12.1(木)。

  • カテゴリーをミステリーにしたけど、
    良かったのかな。

    前半はゆっくりで、う~むどうなるんだろう・・と
    思ったが、
    後半の展開が早くて、アッというまでした。

    作家に関してはミステリーというより、
    人物に焦点をあてた人情派的だと思う。

  •  再読。<br>
     初めて読んだときは、そんなに感動を覚えなかった。私にとって大学紛争の話は遠い昔の出来事で、闘わなければならない欲求も衝動も全く未知の世界だったから。<br>
     今も、たぶん当時と変わらないはずだ。それでも、大阪の南の端の、ここにある世界を見てしまった私には、少しだけ、闘争の欲求と衝動を自分のものとしてではなくても、隣人のそれとして、肌で感じることができたような気がしている。<br>
     もう一つは私が社会学を学んできたから。カメラの立つ位置が異なることの意味を、私はよく知っている。調査で、聞く人間がどこに所属しているのかは、得られるデータに大きな違いをもたらす。調査1年目の初読時と、調査4年目、いや5年目になろうという今では、その意味への理解が全く違う。そのことを、これを読んで痛感した。<br>
     ほとばしる青春の物語としての大学紛争と、メディアの虚構と。この二つが絡まりあうことで、ものすごく濃厚で凄まじいパワーを持った一作となっている。

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