カシスの舞い (新潮文庫)

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著者 : 帚木蓬生
  • 新潮社 (1986年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101288031

カシスの舞い (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 分裂病と覚醒剤中毒の治療・研究に成果を上げている、南仏マルセイユの大学病院解剖実習室で、首なし死体が発見された! だが、被害者とおぼしき元患者のカルテは消えている。疑惑を抱き、調査を始めた日本人精神科医・水野の周囲で次々に起こる、不可解な事件。暗号名〈カシスの舞い〉の意味するものは。そして、脳研究所で行なわれている実験とは――。戦慄の医学ミステリー。

  • 読了。フランスを舞台にした薬物系サスペンス。帚木蓬生、本業は精神科医なのか。。

  • カシスの舞いの本当の意味を知った時、戦慄を覚える。しかし、かなりの量、論文を読んでいるような難しさが。

  • この物語での4つの狂気。第3の狂気が一番怖い気がする。

  • 2014.2.2ー4
    フランスで日本人医師が巻き込まれる分裂病と覚醒剤中毒の人体実験に纏わるミステリー。
    自然の狂気、人工の狂気、知的狂気、禁欲の狂気それぞれが、カシスの美しい描写と共に一連となり描かれている。

  • 医学を主軸に様々な問題を描く帚木蓬生お得意のパターンだ。今回は人体実験の倫理性、麻薬カルテルとの結びつきといった実に社会的な部分に踏み込んでいる。たしかに研究医にとって中毒者のサンプルは貴重なものだが、その利用は倫理的に許されるのか、果たしてその先には何があるのか。踏み込むべき領域なのか、明らかにすべき事実なのか。倫理的観念を越えなくては手に入らない事実とは何か。
    またサンプルを手に入れるため故意に中毒者を製造していく医師は皮肉にも中毒者さながら。臓器農場にも重なるテーマで重みがある。

  • フランス留学経験有りの医者が書いた、フランスのマルセイユが舞台の「医学ミステリー」。筆者が実際に経験しているだけあって、描写が非常にリアルで良い。またマルセイユやカシスという土地の美しさ・雰囲気も感じることができ、読了後はちょっとした小旅行から帰ってきたような気分になった。
    「なんて酷いんだ」と思わされるシーンでもどこか上品で絵になると思ってしまったのは、私がフランスに抱くイメージによるものなのだろうか?

    私がこの本を読むにあたって唯一失敗したことは、本を読む前にカバー裏表紙の粗筋を読んでしまったということである。もしこれからこの本を読もうとする人は、カバーをかけてできるだけ粗筋を読まないでおいた方が楽しめるだろう。

  • 2011.11.24(木)¥200。
    2011.11.30(水)。

  • 途中で読むのをやめた

  • 分裂病と覚せい剤中毒の研究をするフランスの大学病院を舞台に起きたバラバラ殺人をきっかけに脳研究所での人体実験があばかれていく。

    この世には4つの狂気があるという。

  • 専門用語が多くて、前半は辛かったけど、後半からおもしろくなってきて、なかなか良かった

  • 読んで損はなし。

  •  再読。<br>
     前二作に比べて、なんとなく物足りない。テーマそのものは精神医学における人体実験という重いテーマで、その分の読みごたえはあるが、水野とシモーヌや剣道の仲間たちという緯糸が、経糸とうまく絡んでいないように感じる。<br>
     一番面白く読んだのが、最後のシモーヌの手紙だった。この手紙部分で、この話の全てが語りつくされてしまうところが物足りなさの根っ子か。

  • 帚木氏の作品は良い。全作通して貫いているヒューマニズムには本当に天晴れ!である。主人公は自分の地位を捨ててでも正しいことに向かう。その姿勢を読んでいると人間も捨てたもんじゃないんだなぁ〜とうれしい気持ちになってくる。それにしても・・・大学病院ってなんだか怖いなぁ〜。人体実験が必要なことは医学の向上のためにも必要なことなのはわかっているけれど、実際自分がやられたらね・・・。

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