閉鎖病棟 (新潮文庫)

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著者 : 帚木蓬生
  • 新潮社 (1997年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101288079

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閉鎖病棟 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • タイトルのように精神病院の閉鎖病棟にいる人々を描いた話です。
    途中からどうも読みにくいし、はっきり言って魅力のない文章だと思いました。
    内容がスムーズに頭に入ってこない。
    この人の本は以前、ノンフィクションものを読んだ事がありますが、その時は読みにくいとか感じなかったけど・・・。
    でも、患者さんたちのちょっとした言動などはとてもリアルで細かい部分まで描かれていて、これは全くの想像で書けるもんじゃないだろう・・・と感じました。

    物語の時代はどうやら戦時中らしく、その時代の閉鎖病棟とだけあってかなり過酷で無法地帯なんじゃないか?と読み始めて思いましたがそんな事はありませんでした。
    閉鎖病棟というとその言葉通り閉鎖された世界で、外に外出するなんて事はもちろんないだろうし、部屋に閉じ込められたりするんじゃ・・・と思ったらそんな事もなく、入所者たちは意外にも自由に外に出ています。
    それに閉鎖病棟に入れられるという事は相当な重症の人たちだろう・・・と予想していたら、それもそんな事はなく、こんな言い方をしたら悪いけど、意外にもちゃんとしている人たちで、日常の事もちゃんと自分でこなしています。
    でもある一部分が壊れている、という感じで、そこにかなり執着しているという所はあります。

    この物語の主な登場人物となっている男性もそんな人で、新聞社にいつも文章を投書して、その自分の投書した文章が新聞の記事や占い欄で使われていると思っています。
    でもそれ以外の所は割合に普通。
    そして、その感じる事とか言動とかもむしろ普通に生活している人よりも人間らしさを感じました。
    それは世間体だとかを気にせず、計算が働いてないからだろうと思います。

    閉鎖病棟を舞台にした話なので、どうしても閉塞感を感じるし、読んでいてつらい部分もありますが、でも読み終えて希望を感じるストーリーでした。
    ずーっとため息をつきたくなるような事ばかりが描かれていて、後半、ラストにそう感じさせる話になっているので余計だと思います。

    特に、個人的には後半の2つの場面が胸に響きました。
    1つは主な登場人物の男性が母親の死を機に実家に戻ろうとした所、妹夫婦に反対される。
    その妹夫婦に主任の女性が言った言葉。
    人のために涙をしながらこんな事を言える人がいるなんて・・・。
    そして、こんな風に人に思ってもらえるなんて・・・とジンときました。

    もう1つは、これまでの人生、つらい事ばかりがあった若い入所者の女性の一人が言った言葉。
    「嫌なことがあったらおじぎ草に八ツ当たりする。指でつつくと、すみませんてお辞儀してくれるから」
    何て微笑ましくて繊細でやさしい感性だろうと思いました。

  • この本をづいぶんと長い期間読んでいた。
    ブクログの記録を見ると、どうやら7月末からづっと読んでいたらしい。
    いやづっと読んでいたわけではなくて、それから今までの間には他の沢山の本を読んでいたのだけれどね。
    まあ、あれだ ♪わたしは今日まで読んでみました~♪ ってやつかな。意味はない。すまぬ。

    読むのに時間がとても掛かったのにはわけがある。
    それはこの本が面白くないからです!
    おい!でもおまえの評価は☆5つぢゃねーか、どういうことか説明しろよ。
    へい、さいです。すまんこってす。すごすご。

    帚木先生の作品はなぁんと純文学なのでした。
    じつはわたしは、バチスタみたいな病院ミステリだと思って読んでいたのです。恥いぃ。

    したっけ、ついには延べ3回くらいわこの本を読み返した勘定になるのです。きっと。
    そおしてとても面白い純文学小説なのだ!という結論に至ったのです。
    やあ、めでたしめでたし。
    でも、このようなすぐれて面白い純文学ばかりを読むとすると、きっとひと月に2冊くらいしかわたしは読めないでしょう。
    それはそれで困ったりするので、まあときどきは純文学ね、という具合で許してほしい。再びすまぬ。

  • 作者は精神科医です。この題名から想像できると思いますが、精神科の病棟を舞台として繰り広げられる物語です。色々な重い過去を背負ってそれでも生きて行かなければならない人々。生まれ落ちた境遇は個人の力ではどうにもならない。恵まれない境遇の下に発病。精神の病気は、ある意味過酷な外界の現象に合わせて、バランスを保とうとする人間の正常な機能が働いた結果でもあると言えるのかもしれません。
    ここに登場するチュウさんや島崎さん、秀丸さん、昭八ちゃん、ストさん、キモ姉さん・・
    みんなこの病棟にいて、患者と呼ばれる側にいます。発病して起こした事件が発端で入院して、30年もの間病院で社会から隔絶された生活を強いられているチュウさん、病気はとっくに治まっているのに退院できない。長期に入院している患者の大半は帰る場所がないのだ。彼はこう語っている。「患者はもうどんな人間にもなれないのだ。・・」ひとりひとり名前があり、それまで家族がありそれぞれの暮らしがあった筈なのに。患者というひと括りの名称で扱われます。(世の中の多くはレッテルを貼って区別する、あるいは差別するのが得意です。自分たちの安心を得るために・・)
    しかし、救いのないような世界を描きながら、作者はところどころほっとする場面や温かい人情味のある人物を登場させます。そこには、社会から取り残された世界で長い時間、一緒にいて培われた連帯と友情、お互いを思いやる優しさがあります。一度すべてを捨てて覚悟した人間は、なんて潔いのでしょうか。
    物語が終わりになるにつれ、どうかこのまま上手くいきますようにと祈る気持ちになりました。
    (これで、また悲惨な結末では何ともやりきれないではないか・・)
    そして、最後は何とかハッピーエンド、ほっとして本を閉じたのでした。

  • なぜか読んだつもりになっていた作品。
    とにかく文章が素晴らしくうまい。解説にあった「うますぎてインパクトが弱い(この作品ではないが)」という作者評が的確すぎる。文を読んでいるだけで、声が聞こえてくるような方言のなめらかさにうっとりさせられてしまう。
    死刑を執行されたのに生き延び、そのまま戸籍のない人間となって精神病棟にいる秀丸の設定が時代と言えば時代だなあと。今ではありえないので、「これは絶対に伏線なのだろう」と途中まで目を平べったくして読んだけれど、読み進めるうちにそんなことは問題ではないのだとわかった。
    優しくも弱い「兎」たちが生きる病棟では、時折訪れるまともな人間=「狼」たちのほうが恐ろしく異端な存在にうつる。ラストの裁判の場面、
    「あなたが重宗を殺したとして、島崎さんにどういう利益があると考えたのですか」
    「利益ですかーー。そげなこと考えてもみません。ただ島崎さんを踏みにじった男が憎うてたまらんかったとです」
    このチュウさんの答えに戸惑う検事。理解ができないはずだ。他人のために自分の不利益もいとわない。この「兎」たちの考えは「精神病」という見られ方をされる。この作品はそれを何度も、繰り返し、いろんなキャラクターの口や行動を借りて丁寧に描く。
    そう、キャラクターが濃くてめっちゃ設定がしっかりしてるので、誰を主役にしてもそこからお話になるだろうなという楽しみ方もできました。キモ姉さんの人生がもっと知りたかったわ。長いけど幸せな時間だったな。

  • 15年ぶりに読みました。
    リアリティ溢れる形で、精神科病院を舞台に物語が進んでいきます。忘れてはいけないことを改めて教えてくれる。
    繰り返し読みたい本。

  • 京急で横須賀方面に向かう途中で読了。悪趣味な好奇心を反省させられる、静かで穏やかな精神病棟の日々。物語である以上事件は起きてしまうけれど、最後の裁判シーンでは思わず落涙してしまった。個人的には、筑後弁がまたグッと。

  • タイトルと挿画から、もっと暗くておどろおどろしいミステリーを想像していたのだけど、良い意味で裏切られました。
    舞台は、福岡の精神病院。精神病者の隔離収容という長年の政策がようやく見直されはじめ、患者たちの社会復帰が模索され始めた時期だ。
    みんなで梅を見に行ったり、お芝居を作ってみたり。チュウさん、秀丸さん、昭八ちゃん、敬吾さんら、何十年も病院で暮らしてきた老人たちと、家族から性的虐待を受けて病院に逃げ場を求めた少女との、世間から切り離された穏やかな日々が、どこかとぼけたようなチュウさんの言葉でつづられていく。
    実はこの老人たちは、精神病で苦しんだ結果、人を殺してしまったり放火をしたりといった過去をもつ。そうして世間からも家族からも切り離されたまま、数十年も病院のなかだけで暮らしてきたのだった。たとえ今は症状が落ち着いているとしても、何をするかわからないから病院に閉じ込めてくれていた方が安心だ、というチュウさんの家族の反応は、実はそのまま私の中にある偏見を表した言葉でもあることに気づかされる。この小説はそうした偏見を告発するのでなく、自分たちの暮らしを自分たちの言葉で語るチュウさんの声に耳を傾けるように促してくるのである。
    物語の中ではまた悲劇と殺人事件が起きてしまうが、チュウさんは最後に、自らの意思を譲らず、病院の外で生活することを決める。地味ながら味わい深い文章で大事なことを伝えてくれる小説である。

  • うーむ

    可もなく不可もなく、といったところか。
    精神に何かしら“異常”があると見なされた病棟の人々を“普通の人々”として描き出しているのが本書の最大の見所、意義であるとかないとか。

    逢坂剛さんの解説の締めの決まりっぷりが凄い。
    どや顔が最後の一行から滲み出てる。

  • 涙、涙。
    始まりは、登場仁物が次々と出てきて混乱するけれど、軸がしっかりしている分はまっていく。
    読んでいる途中で再読したいと思うほど内容がしっかりし、心に残る。「生きなければ」

  • 精神を病んでいるとされている人々が生活する場である精神科病院。
    外界からは隔絶された建物のように思われているが、その中にも開放病棟があり、閉鎖病棟もある。
    外来患者だっている。
    それでも、やはり精神を病んでいるとされれば一般的な暮らしをすることはできない。
    身内からも厄介もの扱いされ、病気が一番重度だった時のことをずっと蒸し返され、回復を認めてはもらえない。
    頭がおかしいやつは、病院に一生入っていろ、と言わんばかりの扱いを受ける。
    チュウさんの退院の際の、妹夫婦がまさにそれだ。
    病気が良くなったことは喜ぶべきことじゃないのかな。
    それが、精神を病んでいると違う。
    本当に社会生活ができない人もいるだろうけど、薬の力を借りて、最低限の生活を営める人だってちゃんといるんだ、と言う事を改めて思った。
    そして、そこにいる人達が、生まれながらにして狂ってるわけじゃないということも。
    いい本だった。

  • 読んでよかった。時代が変わり病気の呼び名は変わったけれど今も精神科の病院の中には何十年もそこに入院し続けている、またはそこで一生を終える患者もいるだろう。少し不自由な人たち。差別を受けたり、偏見を持たれたり…。それぞれの登場人物が抱えた過去は読んでいて辛くなるものばかり。病院の中で関わり合い支え合ったことで、それぞれの未来の光になるという展開が作者の押し付けがましくない正義なんじゃないかな?違う作品も読みたくなりました。

  • 様々な理由で心を痛めてきた人々の、
    静かだが深いつながりを綴った作品だと思っている。

    本当に心の深いところで繋がれたと感じられる他者が、
    たったひとりでも存在するならば、
    優しくも、強くも、
    そして残酷にもなれる。

  • このタイトル見て読んで、そんで暗いとか重いとか
    言う人達が多い事がすごく不思議な今日この頃。
    最後まで読んだらそうでもなしおもそろかったです。

  • 何年か前、本屋さんで平積みされているのを見かけて読みたいなーと思っていた作品。
    先日図書館で偶然見つけたので借りてみました。
    山本周五郎賞をとっているのかぁ、と簡単な気持ちで。


    そしたら……予想以上によかったです。
    精神病院内で殺人事件が起こる! とかいうから、もっとサスペンス調のモノを想像していたらすっげぇ純文学。でもすっごい優しくて読みやすい。
    冒頭、何人かの細切れ場面が出てきて、戦時中だったり戦後だったりで時代背景がわかりづらいのが難点だけど、チュウさんが出てきてからその細切れ場面の人たちがすべてつながるのは「おお」って感じ。
    そして、それぞれに悲しい過去があって、心が弱ってしまって、でも当時はそういう人は問答無用で病院に押し込められる……時代だなぁって思いました。

    チュウさん脚本の劇もよかった。
    でも、その劇のおかげで穏やかに緩やかに過ごしていた毎日が少しだけ変化する。
    作品紹介であおっていた殺人はかなり後半にならないと出てこないけど、それもなんだか仕方ないのかなぁって思ったり。

    最後、チュウさんを中心とした五人がそれぞれの場所に帰っていく場面はすごくいいなぁって思いました。
    秀丸さんだけは、娑婆に出て欲しいなぁって思うけど。


    なんか、全然設定違うけど「ショーシャンクの空に」をふと思い出した。
    チュウさんがモーガンフリーマンに見えてきたよ(笑)

  • 読み終わって、胸がいっぱいになった。
    いろんな理由で、心を病んだ人たちがいる閉鎖病棟の話。
    心の優しい人ほど、過酷な場所に立たされることがある。
    病棟の中で生まれた友情と絆。
    命に対する想い。自分の罪。
    誰かを想い気持ちは、きっとその人を救うことができる。
    それを信じられる未来には光がある。

  • しっかしこの作者さんは“殺人を絡めずに書かずとも読ませられる”事に自信を持ったほうがいいんじゃないだろうか?
    それとも殺人入ってないと読まない読者層が本当に多いのか。

    個人的には劇的なものが何も入ってこずに終わった方がよほど心に染みるような気がした。

    他の本では「医者としての目線」の傲慢さなり冷徹さなりの片鱗を感じる事があったけど、この本にはそれが一番少なかった。

  • 読んだことを忘れて、また買ってしまいました。
    2回目だったけど、結構忘れてる部分もあり(途中まで2回目読んでると気付かなかったし)、今また新たな気持ちで読めました。

    切ないです。
    全く自分とは関係がないと思っている精神病院での患者の人たち・・・この人たちは、なんら変わらないのだなあと思います。むしろ、色々なことが見えているのでしょうね。縛られているのは、普通だと思っている私たちかもしれないと思います。

  • 私が帚木先生にハマるきっかけになった、忘れられない作品。

    とある精神病院での話。
    登場人物が愛おしく、そして切なく何度も涙した。
    最後の最後に光が見えた。

  • 精神病院を描きながら、本当の人間性に触れたような作品。この小説の中だけでなく、健常者が打算的、世俗的で、どこか計算された存在なのに対し、遥かにピュアな患者を描く。出だしは何か重いものを読みはじめてしまったかな、と感じていたが、途中から同化し、最後は爽やかな読後感。

  • 前半はストーリー展開が遅く、読みづらかった。まるで閉鎖病棟の中の時間の止まった灰色の空間に自分が入り込んだようで、それが嫌で、数ページ読んでは他の本に移っていた。
    しかし、徐々にその灰色の景色に色がつき始めた。ちょうど「梅見」のあたりからだと思う。そこから精神病棟を中心とした登場人物一人ひとりに少しずつ感情移入できるようになった。精神病棟に入院・通院していても、やはり皆同じ人間なんだということに気付いたりもした。読み終わった瞬間、僕の中に何かが芽生えた。名作とはこういうものを指すのだと思う。

    ちなみにこの本の評価の★★★★は、これは前半部分を★★、後半部分を★★★★★★として考えたものだ。

  • 人の尊厳、生きることの尊厳ということを考える。グッと胸にくる。
    最後の裁判のシーンには涙。

    最後の解説で逢坂剛がこう書いている。
    “この作品を読んだ読者は、精神科の患者たちがしばしば私たち以上に、純粋でまともな心の持ち主であることを知り、(中略)むしろ異常なのは自分たちの方であって、もしかすると彼らのほうが実は正常なのではないか、という気さえするだろう。逆にそのような不安を、たとえ一瞬でも感じない人がいるとするならば、むしろ私は不安を覚える。”


    松戸の駅前で、(おそらく)知的障害を抱えた人たちが、毎朝、施設に向かうバスを待っている。彼・彼女たちは、毎朝毎朝、屈託の無い笑顔でお互いに挨拶をし、楽しそうに話をしている。いつでも、そうだ。
    その直後に駅のホームで目にするのは、電車で自分が座る座席を確保するべく人を押しのけるのに必死な健常者の人たち。優先席でもお構いなしだ。

    異常と正常は、多数決で決まる。これは仕方のないこと。決して間違っていない。
    知的障害を持っていれば、少数派につき、正常ではないほうにカテゴライズされる。
    だけれども、それは正常とされた者が正常な想像力を持つべく努力をした結果なのであろうか?
    決してそうではないだろう。

    自分は、屈託のない笑顔で毎日挨拶をし、人と話ができているだろうか。そんな正常な生き方が、いつから難しくなってしまった。

  • とある精神科病院。重い過去を引きづり,家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも,明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは,ある殺人事件だった……。彼を犯行へと駆り立てたのは何か?(裏表紙より)
    精神科病院に入院する患者を,一人の人間として捉え,詳しく表現しています。詳しい個人的な背景を理解するためにぜひお読みください。

  • 哀しい、でも、哀しいだけじゃない。 希望がある、でも、希望だけじゃない。 この小説にはいろいろな感情いろいろな思いが詰まっている。 読後のこの思いはヒトコトでは語れない。 チュウさんの叫び。 小説の中の人物の言葉に、これほど胸を打たれたことはない。 様々な登場人物の絡み合う人間ドラマを見つめながら、「生きていく」ということについて強く強く考えさせられた。

  • 作者は精神科医というだけあって、登場人物の描写や病棟内の様子はかなり現実に即した内容でした。
    とは言え、あくまでフィクションなので極端にデフォルメされているのは否めません。
    精神科医療のあり方、障害を持つ者が自立すると言うことについて考えさせられる内容でした。

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閉鎖病棟 (新潮文庫)の作品紹介

とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、ある殺人事件だった…。彼を犯行へと駆り立てたものは何か?その理由を知る者たちは-。現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさに溢れる語り口、感涙を誘う結末が絶賛を浴びた。山本周五郎賞受賞作。

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閉鎖病棟 (新潮文庫)のKindle版

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