聖灰の暗号〈上〉 (新潮文庫)

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著者 : 帚木蓬生
  • 新潮社 (2009年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101288192

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聖灰の暗号〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 現代の謎解き部分よりも、カタリ派が弾圧されている時代の話の箇所のほうが引き込まれた。
    最後の犯人は、トカゲの尻尾切りだろうが、あまりに呆気ない感じがして、少し物足りなかった。もう少しひねりが欲しかった。
    総じて、宗教のあり方を私たちに問いかけている作品としては、すごく考えさせられるのではないかと思う。
    現在のテロ問題も、宗教問題と考えれば、相手を排除することでは絶対に解決できないことであり、相互理解は重要なテーマだと考えれさせられた。

  • ものすごくダ・ヴィンチ・コードですが、この辺の歴史とか全然知らないのですごく興味深い。事実関係はそれなりに正確なのかな? 

    意外と食事のシーンがどれも美味しそうだった。エスカルゴとか全然好きじゃなくても食べたくなっちゃう。 

  • 読了。12世紀フランスを舞台にしたローマ教会によるカタリ派弾圧の歴史から始まる。歴史は常に弾圧された側の言い分を一切抹殺しておいて、弾圧した側の言い分を大量に流す。いつの世でもこの歴史は繰り返す。相変わらず引き込まれる帚木蓬生!

  • フランスの地名もわからないし、キリスト教やカタリ派もよくわからないので、冒頭部分は読むのがしんどかったが、パリを出る頃から加速して面白くなった。読んでいるうちに、フランスの情景や、カタリ派の苦しみが見えてくるようだ。
    まだ、敵?の気配しか見えていないので、ここからどうなっていくのかが楽しみ。

  • 【本の内容】
    <上>
    歴史学者・須貝彰は、南仏の図書館で世紀の発見をした。

    異端としてカトリックに憎悪され、十字軍の総攻撃を受けたカタリ派についての古文書を探りあてたのだ。

    運命的に出会った精神科医クリスチーヌ・サンドルとともに、須貝は、後世に密かに伝えられた“人間の大罪”を追い始める。

    構想三十年、時代に翻弄された市井の男女を描き続ける作家が全身全霊をこめた、歴史ミステリ。

    <下>
    長き眠りから覚めた古文書は、須貝たちの胸を揺さぶった。

    神を仰ぎ慎ましく暮らしてきた人びとがなぜ、聖職者により、残酷な火刑に処されなければならなかったのか。

    そして、恋人たちの目前で連続する奇怪な殺人事件。

    次々と暗号を解いてきた須貝とクリスチーヌの行く手には、闇が顎を開けていた。

    遙かな過去、遠きヨーロッパの地から、いま日本人に問いかける、人間という名の難問。

    [ 目次 ]
    <上>


    <下>


    [ POP ]
    歴史学者の須貝彰は、中世の異端審問で迫害されたカタリ派にまつわる古文書を南仏の図書館で発見した。

    「鳥が飛び兎が跳ねる。それなのに私は悲しい」という、集団火刑を目撃した修道士の手稿を端緒に、謎を追う須貝の周辺で、図書館長らが奇怪な死を遂げる……。

    構想30年、考えが異なる人を攻撃する、人と宗教の罪業を問う歴史ミステリー。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • キリスト教異端とされるカタリ派の真実と、虚構の手記を巡る日本人歴史学者須貝彰。

  • 評価は読了後。
    やたらと法曹界に身を置く友人が勧めるので読み始めたのだが、今のところなかなか面白いエンターテイメント。
    かなりバチカンに楯突いているが、それがダークサイドも併せ持つバチカンの宿命か。
    たまたまコンクラーべと読書時期が重なるとはなんたる偶然。下巻への期待が余計に高まる、反動が出なければ良いのだが。

  • 洞窟に入ったりするところが少年探偵団みたいでワクワク。一方で、フィクションとは言え、バチカンと現ローマ法王に対してここまで辛辣に書いてハラハラ感も。下巻へGO!

  • 2012.6.8(土)¥105。
    2012.8.20(月)。

  • 感想は下巻にて記す。

  • この作家やはりただ者ではない!

  • キリスト教の異端とされたカタリ派について、長い間秘匿されてきた古文書をフランスで発見した日本人歴史学者、彼とその古文書をめぐるミステリー。
    宗教にも、フランスの地理にもなじみがないけれど、ローマ教会とカタリ派との攻防が、現在の歴史学者や教会にも生きていて、まるで自分がこの古文書を発見したかのようにスリリング。人名や地名を追いかけるのはずいぶん大変だったけれど。
    さらに「閉鎖病棟」のイメージの強い作家の作品であることにもびっくり。

  • オキシタン語、カタリ派、ローマ教会が派遣した十字軍の目的とは。
    キリスト教に関する知らなかった深く悲しい歴史。
    七百年越しに悲痛な思いを届けた修道師、それを受け止めた日本人歴史学者、数奇な運命のもとに彼と巡り会い支えるカタリ派ゆかりの人々。

    落ち着け、まだ上巻だ。先は長いぞ。

    やっぱ帚木センセ、最高だヨ。

  • 歴史学者が歴史の闇に葬られていた暗部に触れる、と同時にそれを防ごうとする組織が立ちふさがると、まあこんな類のお話でした。キリスト教カトリックの異端審問期に存在したカタリ派がメインになっており、その分野にまったく無知なので、単純に興味深かった。おそらく、カタリ派や中世のこの時期を研究した堅い書物はたくさんあれど、なかなか物語として読ませてくれるようなものは少ないだろう。小説の面白さと素晴らしいところは、物語にそった知識と興味をこんなド素人にでも湧きあがらせてくれることかもしれない。

  • 文体が合わなくて保留。

  • 面白い!
    下に続く

  • 若き歴史学者・須貝彰は、南フランスの図書館で歴史的な発見をする。異端としてカトリックに憎悪され、十字軍の標的になったカタリ派についての古文書で、カタリ派弾圧を目の当たりにしたドミニコ会修道士の手稿だった。

    須貝がこの資料を学会で発表し、第2、第3の手稿の探索を始めようとしたとたん、彼の周りで不可解な事件が次々と起こり始める。

    舞台は一貫してフランス。パリ、南仏ピレネーのふもとを走り回る主人公。現地で知り合った女性精神科医クリスチーヌとナイフ職人のエリックは、カタリ派の真摯な信仰心に打たれ、手稿探しを手伝うことになったのだが・・・・・・。

    圧巻だったのが、ドミニコ会修道士の手稿の部分。臨場感あふれる文体で書かれ、この作品の中で一番惹かれた箇所だ。もちろん創作であり、著者の言いたいことは、この手稿にほとんどおさめられているといっていいのかもしれない。

    宗教というデリケートなテーマを扱っているので、この作品を読んで感じるところは人それぞれだと思うし、読み手の宗教観も関わってくるだろうが、私はこの作品を、人間の本質を突いたヒューマンドラマとして読んだ。人間として生きる姿勢、人間として生まれた意味を問われているように感じるのだ。また、教会で結婚式をあげ、正月は神社で手を合わせ、葬式には念仏を唱える日本人だからこそ描くことのできた作品なのではないかとも感じた。

    作者の帚木蓬生氏のことは新聞のインタビューで知った。東大の仏文科を卒業後、会社員になるが、退職して医学部に進み、現在は精神科医という経歴が気になり、いつか読んでみたいと思っていた。「異端」とさせる人間をここまで温かい視線で描けるのは、著者が精神科医であることと無関係ではないような気がする。

  • ミステリーのはずなのに、カタリ派の歴史を紐解いていくような内容で、実際にあったような気がした。信仰とは?宗教とは?
    この謎を説くきっかけになった文献が、図書館の書庫に眠っていたという出だしもいい。

  • 読み応えたっぷり。

  • 続きが気になる…

  • 一気に読んだ。面白かった!
    人間の心は自由なんだなぁ。
    レイモン・マルティの手稿が素晴らしかった。

  • フランスに留学中の主人公の研究発表を機に引き起こった殺人事件。
    南フランスにおけるカタリ派の弾圧を中心に読み解いていく、歴史ミステリーです。
    セリフの随所に聖書からの引用があり、その辺りがうっとおしい方もおられるかもしれませんが、話の展開はテンポよく、ダレたところは感じませんでした。。
    フランスの郷土料理のレシピや景色の描写など、あまりメジャーでない南フランスの情景に筆者のフランスへの思い入れが伺え、その辺りも楽しく読めました。

  • 感想は下巻で。

  • キリスト教のカタリ派についてです。
    面白かったです。
    ダヴィンチコードみたいなかんじかな?

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