聖灰の暗号〈下〉 (新潮文庫)

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著者 : 帚木蓬生
  • 新潮社 (2009年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101288208

聖灰の暗号〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 先が気になるのに、読み終わりたくないほど、引き込まれてしまう帚木さんの小説。今回は、初めて知るキリスト教の闇の面が浮き彫りにされていた。
    宗教と正義は、いつも戦いや差別を引き起こす。せめて、歴史に学びたいと、頭を垂れる気持ちになりました。
    フランスの風景の美しさや、食事も美味しそうに描写されていて、とても興味を持ちました。

  • こうやって歴史の表舞台から抹殺されたり、生き残った勝者によって事実を曲げられたりした者はたくさんいるのだろうな。

  • 宗教には関心がないがキリスト教も複雑な。勿論仏教もイスラム教も然りだが。外(全く異質のもの)に対しては一丸となり勝敗が明確だが内部抗争となると、止め処ない執拗さが継続する。会社という組織も同様だ。

  • うーーーーんん。謎解き部分もそれなりに面白いし、ちと露骨に善悪が分かれすぎてる内容とはいえ手記は相当迫力あるのに、なんかサスペンス部分の尻すぼみ感が半端ない。あんなに人が殺されてるのに犯人像それ?

  • 読了。弾圧された側の言い分を一切抹殺しておいて、弾圧した側の言い訳を大量に流す。いつの世でも、この歴史は繰り返す。。。まだまだ帚木蓬生読みますよ。

  • 登場人物がフランス語(やらオキシタン語)やらで話しているせいなのか、著者の癖なのか、とにかく一文が長く、接続も多い。しかし、それが翻訳のような雰囲気を生んでおり、外国文学を読んだような後味がある。
    カタリ派から見た歴史も、あるひとつの見方にしか過ぎず、全てを肯定的にとらえてよいのかはわからないが、少なくとも人殺しに神の名を借りる者に、神を説く資格はない。どのような宗教であろうが、罪を犯したり他人を害したわけでなもないのに、特定の思想を持たなければ救わないような狭量な者は、神でなくただの王ではないか。

  • 登録し忘れていたこの本をもって、今年度、歳の数だけ読んじゃいました。
    カタリ派の素晴らしさは伝わってきたけども、帚木さんにしては冒険ストーリーすぎて、ちょっと結末とか軽いかな。
    そこまでするかなぁ。といった結末。

  • 【本の内容】
    <上>
    歴史学者・須貝彰は、南仏の図書館で世紀の発見をした。

    異端としてカトリックに憎悪され、十字軍の総攻撃を受けたカタリ派についての古文書を探りあてたのだ。

    運命的に出会った精神科医クリスチーヌ・サンドルとともに、須貝は、後世に密かに伝えられた“人間の大罪”を追い始める。

    構想三十年、時代に翻弄された市井の男女を描き続ける作家が全身全霊をこめた、歴史ミステリ。

    <下>
    長き眠りから覚めた古文書は、須貝たちの胸を揺さぶった。

    神を仰ぎ慎ましく暮らしてきた人びとがなぜ、聖職者により、残酷な火刑に処されなければならなかったのか。

    そして、恋人たちの目前で連続する奇怪な殺人事件。

    次々と暗号を解いてきた須貝とクリスチーヌの行く手には、闇が顎を開けていた。

    遙かな過去、遠きヨーロッパの地から、いま日本人に問いかける、人間という名の難問。

    [ 目次 ]
    <上>


    <下>


    [ POP ]
    歴史学者の須貝彰は、中世の異端審問で迫害されたカタリ派にまつわる古文書を南仏の図書館で発見した。

    「鳥が飛び兎が跳ねる。それなのに私は悲しい」という、集団火刑を目撃した修道士の手稿を端緒に、謎を追う須貝の周辺で、図書館長らが奇怪な死を遂げる……。

    構想30年、考えが異なる人を攻撃する、人と宗教の罪業を問う歴史ミステリー。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • PDF

  • 通訳書記として居合わせたドミニコ会修道士が書いた手稿を追う主人公。
    ローマカトリック教会の弾圧に遭いながらも信仰を捨てなかったカタリ派を書いた手稿は泣ける

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