悪人正機 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101289229

感想・レビュー・書評

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  • 雰囲気かな…
    わかるものもある

  • うーん。糸井重里は好きだけど、吉本隆明の言うことは正直よくわからない。共感しない。気持ちが明るくもならない。分からなかったことが分かったような気分にもならない。

    おそらく、私が科学的な論証を好み、彼の説は概念的・抽象的な論証だから。信じていいんだかどうだかよくわからない。

    とはいえ、彼が、世の中にどうでもいいデータや実験が多すぎる、と語るのは、一理あるかも。私はその「どうでもいいデータや実験」にズブズブ浸かって日々仕事をしている。

    幸せに生きていくために大事なことは、実際、ものすごく少ないのだろう。

    ・その人のことを本当に分かるためには、その人と同じことをするしかない。間接的に推察するのではなく、直接的に推察する。

    ・どんな仕事でも10年やったらものになる

    ・人間の心や魂は、情報化社会でも変わらない

    ・自分の自己評価以上のことはやっちゃいけない

    ・会社に属さないと、視野を限定するものが少ない

  • あんまり共感出来なかった気がする。

  • 読むのが途中で嫌になった、こんなのは久しぶり。

    世の中の常識とか善とかっていう感覚に対して吉本さんがバサバサ切っていくのは痛快でもあるし興味ぶかい。

    正直全部読まなくても最初のほうとあとがきだけ読めば、十分だと思う。全部読むと逆に影響されすぎる。中庸を求めるなら半分で良い。

    なんでもいいから10年続けるという話は、今後自分の人生に影響する発想です。これを気づかせていただけたのは感謝です。

  • 彼は非常に現実的である。

  • 吉本さんがイイ。

著者プロフィール

1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。著書多数。2012年3月16日逝去。

「2023年 『吉本隆明全集33 1999-2001』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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