- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101290362
感想・レビュー・書評
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さすがに冗長。早くショパン死ねよ、と思ったのは私だけではないはず。
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結局どうなるの?
でも、第二部を読むエネルギーはまだ湧いてこない… -
★3.5。
19世紀のヨーロッパ文学の再構築、どうやら20代の時の作品のようですが、いやいやまさに力技。冗長とも思える描写も確かに(翻訳ものの)ヨーロッパ大河小説。ショパンとドラクロワを交互に描く構成も最初は?と思ったけれども、最終的には音楽と絵画という似て非なる芸術の交錯には重大な意味があると思うに至りました。また、冒頭の導入は本作の永遠なる循環を産み出す仕掛けであることも効果的。
本年末を締めるに相応しい大作でありました。 -
やっと終わった!苦しかった!内容も苦しかった。死の葛藤とか、直前の苦しみとか、苦しさしかないよ。読み進めるごとに、自分も削られていった。
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[初版(第1刷)]平成17年9月1日
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物語は一気にクライマックスへと向かいます。ショパンの死。その時、ドラクロワは…
全編を通して頭の中にあった「謎」がクライマックスで一気に開けていくような感覚でした。
読み終わったときの達成感にも似たあの感覚は、多分平野さんの作品独特のものなんだろうな、と思う。