森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)

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著者 : 森見登美彦
  • 新潮社 (2014年6月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101290546

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森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 森見さんの本は大体読んだのだが、ずっと読みたいと思っていたこの本が文庫化されたので購入。
    いつも京都の街並みを頭に思い浮かべながら読んでいた森見さんの文章が、写真になると更にリアルさが増し、まるで本当に祇園祭を、夜の木屋町を、夏の下鴨神社を、糺の森を、鴨川デルタを駆け抜けたかのような気持ちになった。
    行った事のない場所(京大や飲食店)も知る事ができ、今度この本を片手に京都を闊歩しよう!と心に決めた。

  • 森見作品の舞台・京都の街を写真とともに巡る1冊です。
    最近、あまり京都に足を運ぶことがなかったので、本書のおかげで森見作品の色彩が、ぐぐっと濃くなりました。
    阿呆な大学生たちが、もふもふの毛玉たちが、うごうごと蠢く京都の街を想像してにんまり。

    過去と現代、彼岸と此岸、小説と現実。
    京都には、さまざまな境界が溶けて混じり合っているような独特の雰囲気があります。
    登美彦氏の描く、阿呆な明るさとミステリアスな陰影に彩られた京都に、すっかりはまっているなぁ…と改めて感じさせられました。

    いつか京都に行った暁には、進々堂にてミルク入り珈琲を味わいたいものです。

  • 今住んでいるところから京都へは、電車1本でのおでかけ距離なのだけれど、ここしばらく行くことがなくなっていた。久しぶりに行こうと思い立ったものの、これから暑くなるし、ますます行きたくなくなるなあ…と思っていたところへの文庫化。渡りに船と飛びついた。

    森見登美彦氏が作品中でとりあげた、京都のあちこちと行事が贅沢な写真と、作品からの抜粋で紹介される。観光スポットもわりあい抜かりなく押さえられている気がするけれど、基本的には、京都にある程度の長い期間住んでいた人の目線だと思う。なぜなら、京都に行くたびに案内してもらう、京都ネイティブの私の友人とチョイスが似ているから(笑)。平日にふらっとバスや電車に乗り、おなかがすいたら喫茶店で食事して、ぶらぶら歩いてお寺か神社をちょろっとのぞき、暗くなってきたからもう家に帰ろうか、それともちょっとだけお酒をつけて、何か食べて帰ろうかなあ…という、ゆるい京都の日常がそこにある。ああ、これから祇園さんだし、京都行きたいなあ。でも暑いからやっぱりちょっと…(笑)。

    登美彦氏の作品の切り取りかたも風情があって、登美彦氏の作品をつぶさに読んでいるわけではない人でも十分楽しめると思う。個人的には哲学の道と、蟷螂山のくだりが好き。叡山電車、今はこんなにお洒落なのか。それに、単行本化にあたって書きおろした(とみられる)エッセイ2本が、いかにも登美彦氏的にもったいぶった遠まわしな筆致で相変わらずめんどくさくて面白いし、そこにつけられた、今日マチ子さんのイラストもとてもチャーミングでございます。でも登美彦氏はそんな、目深にかぶったハンチングがイカすイケメンな男子とは、ちょっと違うと思いますが(笑)。

  • 京都いきたくなりました。

  • 京都は謎めいた街。行きたいところがありすぎて、何度かに分けて旅します。いつもは寺社を主に周りますが、森見氏の作品を巡る旅もとても素敵。「置き去りレモン」、上田秋成の墓と『雨月物語』、哲学の道と『善の研究』『細雪』について書いているくだりは、自分の学生時代を思い出しました。次に京都を訪れる機会があれば、新々堂に行ってみたくなり、比叡山にも…。それまでの間は、森見登美彦本の森を巡ることにします。

  • 森見さん作品好きな方必読。
    地図と写真で森見さん作品に出てくる京都の素敵スポットを紹介。しかも本文の引用まであるから、脳内で描いていた作品の情景にどんどん現実味が増していくので、ひとつの場所の紹介を読むのにたいへん時間がかかりました……でも楽しい!
    エッセイ風の短編も、最後に見事に森見ワールドに連れ込まれて、さすが森見さん、と感嘆してしまいます。

  • 森見登美彦が2011年に発表した私的ガイド本の文庫版。"夜は短し歩けよ乙女"、"有頂天家族"、"四畳半神話大系"など京都を舞台にした作品を数多く発表している著者が自身の作品の舞台になった場所を紹介しています。セルフ聖地巡礼本というところでしょうか。写真も多く、見ているだけ楽しいです。単行本には未収録のエッセイ(?)も2本収録されています。この本を片手に京都の横丁を散策するのも楽しそうですね。もしかしたら、ひょんな所であのキャラたちに会えるかもしれません。

  • 京都旅行するときには常に傍らに置いておきたい。

  • 森見氏の著作にゆかりの地を中心とした京都案内。今回ばかりは文庫を入手したことを後悔した。やはり観光情報誌は大判が良い。だがしかし、本書を手にして京都を旅してみたい。

  • これを持って京都観光行きますか。

  • 案内はあまりされていない笑
    小説内に出てきた場所はこんな処だよーって写真があるくらいの紹介です。

  • 東京に住んでる私としては、京都に住む事は永遠の憧れだ。
    写真から京都の良さ、なんとも言い表せないほっこり感と、美しさが、良く出ていて、その場に居合わせたような気分になる。
    それは、私がいずれも訪れた事がある何年も前の思い出だったり、その時の感情だったりが含まれた無意識と、それを純化して、理想化した京都で、自分にとってプチ桃源郷にあたるものに包まれている感覚。
    森見さんが媒介することで、人と京都との関係、京都を生活しながら楽しむという贅沢を感じた。

  • 森見氏の作品で登場した場所や建物などが、写真と各作品の引用文で紹介されています。京都に不慣れな方が、ガイドブックや地図として使うには心許なく、また物足りなさを感じると思います。

    京都観光にはいろいろとルールがありますが、そのことについては一切書かれていません。それらのルールをわきまえずに京都初心者が本書だけを頼りに歩き廻ると、生粋の京都人にしょっぴかれて、天狗様や狸様にお灸をすえられることになるかもしれません。

    京都にお越しになれない方が、各作品をより深く理解し、妄想と阿呆の世界を満喫するための必携の書です。

  • B910.268-モリ 300364205
    秋はどこかに出かけたくなりませんか?

  • 登美彦氏ファン必見。京都旅行のおともに!毛玉たちの住む下鴨神社は静かで気持ちいいところ。

  • 森見登美彦と言えば京都、京都と言えば森見登美彦だけど、映像化された作品しか見てないしそれもアニメだけ……。
    いっても京都来てから下鴨幽水荘のモデルを探したりインクライン行ったり来たりしたり偽デンキブラン工場の写真撮ったりはした。
    今回この本で取り上げている地域はモロ生活圏と被っているので飲食店を除けば100%何処で撮っているかも分かった。
    色んな路地に入るようにしている。観光だけではなく人より長くいられるのだから、できるだけ色んなところに行きたいな。
    うん。

  • 森見作品を知らない人が読んでも、変なおっさんが変に気取って京都の風景とともに映っている写真と、変に回りくどいというかあえて小難しい言葉遣いをしている謎の短文、エッセイが並んでいるだけで楽しみづらいであろう。
    ただ、森見氏の作品を知っていれば、見方は異なってくる。あの小説の、あの一幕は、こういう風景のもとに展開していたのか、というのが素敵な風景写真とともによみがえってくる。面白かった小説を、より彩るとともに、また読みたいと思わせてくれるハズ。
    森見作品をなるたけたくさん読んだほうが、あああの場面かと、記憶と写真を結びつけられることが多く、より楽しめると思います。

  • 森見さんの本の引用とかとともに京都の名所をめぐる案内書。森見さんの本はそこまで読んでいなかったけど、十分楽しめました。全部読んでたらもっと面白いんだろうと思います。気になるお店もあったので今度行ってみたい。

  • 森見作品に出てきた京都のいろいろな場所を写真とエッセイで。
    京都で大学生していた私には、別に目新しくはないのですが。
    昼間の写真がどれも光が白っぽいソフトフォーカスな感じ?で幻想的です。現実なのに夢の中のような現実感のなさというか。

    カバー写真 / サカネユキ
    カバー装幀 / 鈴木 恵美(gould)
    カバーイラスト・マップ / 根岸 美帆
    イラストレーション / 今日 マチ子

  • 森見登美彦さんの作品の舞台となった場所が地図や写真とともに説明されていてファンにはたまらない一冊。文庫版だから持ち運びも楽で、京都観光、聖地巡礼、お食事処に迷った時にとても便利。今まで読んだ森見作品を読み返したくなる上に森見さんのお気に入りの小説の紹介もされているのでそちらも気になり、読みたい本リストがまた増えてしまいました!

  • 秋になると、京都、いこう。
    という心持ちになり、手にした案内書。

    甘く靄のかかったような写真が、どれも京都の
    やさしさ、不思議さを魅力的に紹介。

    きっと、作者の小説愛読者であれば
    もっと楽しめたであろう。

    本書を見て、いくつか気になる作品もあり。
    今度は、作品をじっくり読んで、再読しよう。

  • うすうすは気づいていましたが、万城目さんと違って、森見さんは京都好きですね。そんな期待もあって読みましたが、安直な企画本でした。でも、レストラン菊水は創業百周年らしいので、ビーフシチューでも食べに行こうかしら。

  • つくづく、森見氏は著作品に登場する「わたし」のイメージに相違無いです。
    着流しを着られていると芥川さんの様ですね。

  • さあ、レッツゴートゥーザ森見ワールド。

    森見登美彦の京都案内。そんな京都あるかしら。あります。特に地元民はやっぱり「あるある」が楽しいです。随筆その壱「登美彦氏、京都をやや文学的にさまよう」はなんとなく共感。随筆その弐「京都捻転紀行」は完全に森見ワールド。

  • 森見登美彦の著作のファンなら、手元に一冊置いておけばいいかも。
    いろんな小説のあんな場面こんな場面が、写真を見ればより具体的なイメージとなって浮かび上がってくる。
    もう少し内容が充実してても面白いのになーと思った。

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森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)の作品紹介

京都――小説家・森見登美彦を育んだ地であり、数々の傑作の舞台である。『太陽の塔』『きつねのはなし』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』……。各作品の名シーンと、サカネユキ氏による叙情的な写真の競演。そして、現実と妄想が螺旋を描いて交わる、登美彦氏の古都愛溢るる随筆二篇を収録。本書をポケットに、あなたも、不思議で奥深い、この町の魅力に触れてみませんか?

森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)の単行本

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