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- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101291055
感想・レビュー・書評
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シンブルな献立日記。
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献立の部分は学生時代の給食表を懐く思い出しつつ、
その間のエッセイをメインに読む。文章は軽く、読みやすい。
気になった料理、天ぷらの項に「セロリ」とあって驚く。どんな味になるんだろう?
おせちの項、七色なますの文字にも驚き。自分の知っている「人参・大根」に加え、椎茸・きゅうり・油揚げ・しらたき・黒ごまとある。想像の中でも綺麗な色彩が浮かぶ。
色彩といえばもう一つ。「青豆のうにあえ」グリーンピースに日本酒で溶いたうにをあえ、卵でとじる。綺麗。 -
この本をなぜ読んだかというと、祖母が勧めてくれたからです。
この本は祖母が祖父の体調を崩した時、食事を作るときに参考にしたと聞きました。
著者は人間が限界になって最後に残るのは「食欲」だ。と述べています。
その理由が戦争ということです。
終戦直後は食べ物がなく、常に空腹で食べることだけが頭にあったと言っていました。
本の内容は、ほとんどが日付、食事の献立というとてもシンプルな内容ですが
これぞ和食みたいな料理がいっぱいあって、
いつか祖母に作ってあげたいなと思いました。