椰子・椰子 (新潮文庫)

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著者 : 川上弘美
制作 : 山口 マオ 
  • 新潮社 (2001年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101292311

椰子・椰子 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • シュールで大好き。夢ってこういうの見るよね(こういうの見ない人もいるか)。川上さんらしさ満載の人間じゃない話というか。で、きちんとエロさもありあり。でも湿ってない乾燥してるざらざらしてる質感で。
    どちらかというと私は川上さんの最近小説のほうが人間が描かれてる感じがして読みやすくて好きなんだけど、でも、独特のこの感じ、この感じと読み進めちゃいました。
    ジャンとルイは好き。ぺたぺたさんは私は追い出してしまうかもw
    ちなみに母に読む?って渡したらその場で一気によんでしまいました(笑)

  • 再読です。読んでいると、へんてこな世界がかわいくて面白くて、心が立ち直ってぽかぽかしてきます。なにがあっても不思議じゃないなぁと、おおらかな気持ちになりました。不思議なのですが、今いる世界と地続きな気がします。恋したり、失って蛸を煮たり。この川上ワールドも大好きでした。

    「オランダ水牛」のラストで、「好き好き大好き」と言いながら、恋人にローキックを浴びせるなんて、戸川純かな…とちょっと思いました。

  • 変わっている。変わっていすぎて、自分の枠では、この本がなんだったのか、判断できない。

  • な、なんじゃこりゃぁ…
    アパートの管理人がハトだったり、出かける前に子どもを折りたたんで押し入れにしまったり、ニホンカモシカと目を合わせてはいけないルールが渋谷にあったり…
    主人公の「わたし」は冬眠とかしてるし…
    なんじゃこりゃぁ…
    明らかに現実的ではないのに、なぜか「普通の日記」に思えてしまう、妙な説得力…いや、納得力?
    こんな日常があったら面白いのに。

  • 日記風に記書かれていて、内容もとても変わっています
    ありえないことを当たり前に書いていたので、そこがおもしろいです。

  • 奇妙な夢と現を行き来するような川上弘美ワールドと山口マオのイラストの織りなす不思議で飄々とした世界。
    言葉の世界にとぷんと潜り込んで遊んでいるような不可思議さとなんともいえないおかしみが溢れた世界がとても楽しいです。
    どことなくエロティックなところも素敵。
    なんともいえず面白おかしく心地よい、ふっと気持ちを持っていかれる世界が詰まった一冊でした。

  • 風変りな生活を送る女性の一年を描いた作品。モグラや鳥と話したり、結婚しているけれど、片想いを貫いていたりと、川上さんの雰囲気があふれている作品でした。イラストとお話がとても合っていて素敵でした。

  • 夢ってこんな感じだよなぁー

    改めて言葉にされることの楽しい違和感を味わう


    しらふで読むと
    あれ、これってつじつま合わなくない?とか
    そんなの無理じゃない?とか思うところが出てくるんだけど

    そのたんびに
    「ああ、これ夢の話だったわ つっこむのが野暮ってもんよ」
    と はっとする

    まぁそもそもいまの私の認識が正しいとも限らず
    (日高先生によると)私だってひとつのファンタジーを生きてるんだから
    いろんなパラレルなファンタジーを楽しんで味わったってよい


    だらだら、ちみちみと読むのがよい本だと思います

  • へんてこで不気味でユーモラスな日常を淡々とおくる。

  • 子供を畳んで押入れにしまったり、町内に縄文人街があったり、1月8日から2月3日まで冬眠したり。
    作者の川上弘美さんとイラストの山口マオさんの「あとがきのような対談」によると、「椰子・椰子」は川上さんが実際に見た夢から始まったものだそう。
    どんなに変てこなことでも、そういうものだと受け入れてしまう、まさしく夢の世界。
    山口マオさんのイラストがあまりにぴったり、というか、文章+絵でどちらか1つだけでは成り立たない、またちがう夢の世界が紡ぎ出される。
    不可思議で不条理で、でも居心地はわるくない、夢の世界を起きながらにして見ている気分になりました。

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椰子・椰子 (新潮文庫)の作品紹介

妊娠中のもぐらと一緒に写真をとったり、町内の縄文人街を散歩したり、子供たちを折りたたんで押入れにしまったり、中くらいの災難に見舞われ一時乳房等の数が二倍になったり。奇想天外でヘンテコで不気味な出来ごとが、次々と繰りだされる日常を、ごく淡々と送る女性の、ユーモラスな春夏秋冬。一足踏みいれたらきっととりこになる、とっぷりと心地よい「椰子・椰子」ワンダーランド。

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