- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101292335
感想・レビュー・書評
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タイトルがなんともいえず切なくて素敵。
さよならって、ゆっくり言う勇気がなかなか出ないね。
内容自体は、まぁ普通のエッセイ集でした。
1話が2〜3ページなので、さくさく読めていい。
ただし、タイトルのようなインパクトのあるお話はあまりない。
普通のエッセイでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
作家のエッセイで、他の著者の作品が引用されている物が好き。
というわけで、こちらに載ってらっしゃる本、
どんどん探しちゃいます。
読んじゃいます。 -
忘れてるんだけどリズムはいっぱいある そのことを思い出して 気持ちが楽になる そんな気持ちで日課をみる、考える 新鮮な今日になる
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生活も、読書も、お酒も、なんだかゆったり。
文章の書きっぷりもなんだかゆったり。
「見せる」ことを意識してないわけはないんだけど、
あまり気負いを感じない文章が好感触。
そんなに人に見せることを気にしなくてもいいよなぁと、
何となく肩の力が抜ける。 -
2004年12月3日購入。
2004年12月18日読了。 -
『センセイのカバン』がそれほどしっくりこなかったので特に期待せず読んだためビックリ。すごくすいすいと気持ち良く、自分が普段から漠然と思い感じているけどうまく言えないようなことなどを代わりにすっきりと言葉に変換して表現してもらったような不思議な感じ。書かれていることはグダグダだったりだらしがなかったりする状態なのにそれを表す言葉使いが大変まっとうで由緒正しい日本語で、かつ上等で上質でもあるので、とても良い。ズバリ!とは説明できない感覚とか直観とか本能みたいなもの、ドーナツの穴みたいに”そこにあるけど実態は無いからうまく説明できない”みたいなものを、いかにして他人に対してプレゼンしてみせるにはこうすれば良いのか、ほほぅ、みたいな、不思議な感動が小気味よかった。
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川上弘美のエッセイの中でも特に好きな一冊。
一番最後の「ゆっくりさよならをとなえる」が、またいい。
★友人Gに贈った
★友人ESに贈った -
エッセイはあまり得意じゃないからいつも避けて来たのに、どうしてか手に取ってしまった。たぶん、川上さんが読みたい気分だったんだと思う。
このエッセイ集はかなりいい。かなり好き。どういうところが良くてどういうところが好きなのかはうまく言えないが、とにかく今の私にはぴたりと嵌った(たぶん男性には全く分からないと思うが)。
この本は、実家で飼っている猫を名前を呼びながら抱き締める時のような愛おしさを感じる。風があって晴れている気持ちの良い日に洗濯物を干す時のように少しうきうきした気分になる。古本屋街や図書館や河原へ行きたくなる。
こころにじんわりと染み渡るような、ほっこりするような、もうとにかくいい本。
タイトルのエッセイには涙が出た。(その箇所は引用に登録しておく) -
まぁー読みづらい。
悪いわけじゃないんだけど、遅々として進まず。
最後のは良かった。