- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101292403
感想・レビュー・書評
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2021.11.13
一つの話が短くて、内容もさらっとしているように思った。
重すぎなくて、軽すぎなくて、心地よい感じ。
いろんな種類の恋の話、恋って色んな感情の幅の広さがあるんだなって勉強になる。
「寂しいな」「笹の葉さらさら」などが印象に残った。
今度読むときは、一つ一つの話の終わり方にもう少し余韻を感じて読めるといいな
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すすむくんの話とお兄ちゃんがホストになった話が印象的でした。後半読み続けるにつれ面白い短編が続いた気がします。
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23の短編そのどれもが少し寂しい終わり方をする。狭義の恋愛話ばかりではないけれど、どれも誰かに愛着を持つ話。中で印象に残ったのは「トリスを飲んで」「パステル」「草色の便箋、草色の封筒」。一番好きな登場人物は修三ちゃんかな。
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23の、恋や愛についての短編集。
彼女の文章で書かれる小説は読後感がとても気持ち良い。
個人的には「同行二人」「笹の葉さらさら」が心に突き刺さった。 -
短編集。主人公ごとに性格の特徴があって、おもしろい。色々な恋に対する考え方がある。勉強になります。
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切ない
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「ハヅキさんのこと」と同じような短編集。
同じように面白かった。 -
川上弘美には冬が似合う気がする。からりと乾いた感じが、何となく。
川上ワールドの女性達は、没個性な印象を強く受けるのに、何故かみんな魅力的です。短編集だと、そんなチャーミングなヒロインに沢山会えるから、一冊で何粒も美味しい。
ほんの10ページ前後で描かれるのは、彼女達の人生どころか、本当に些細な日常のワンシーンのそのまた一部。
なのに、読んでいる瞬間、強烈に彼女達の人生の淵に立って体感してる感覚を得られるのも心地良いのです。
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なにげないけど、好きな感触