寺内貫太郎一家 (新潮文庫)

  • 278人登録
  • 3.90評価
    • (43)
    • (32)
    • (54)
    • (1)
    • (0)
  • 44レビュー
著者 : 向田邦子
  • 新潮社 (1983年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101294018

寺内貫太郎一家 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 日本の家父長制度の典型的な家族像がある。父は無口で、手が早く、でも情に厚い。母はそんな父を支えながら、子供や周辺に明るく振る舞う。
    笑いと涙が自然にこみ上げる向田邦子ならではの代表作。

  • 軽妙で洒脱な言葉が気持ちよく身体に響き 読みながら 泣いたり笑ったり照れたり・・・
    僅かにテレビで見た記憶があり ジュリ~~~って 思わず吹き出していた
    最近では自主規制なのか使ってはいけない言葉も 堂々と並んでいて それもまた物語の風景が心に飛び込んでくる大事な要素だった

  • 寺内貫太郎の言動は過激だが嫌じゃない。暴力的な作品は好まない私でも、カラッとした気持ちよささえ感じた。ドラマも観たい。

  • 個性的な家族を中心に話が進んでいく。一部を学校のテスト問題で出されて、内容が気になっていた。男気ある人間って今の時代減ってきたんだなとしみじみ感じてしまった。

  • 小説というよりは、ト書きが地の文になった台本みたいな感じ。
    台詞がテンポ良く行き交い、地の文にもほとんど接続詞がつかず、じっくり味わって読むというよりも文章に引っ張られて読んだ感じ。

    ドラマを見ていたわけではない私でも、なんとなく人物の動きが目に浮かぶのは、やはり脚本家としての力なのだろう。

    しかし、寺内貫太郎一家って、昭和のいつ頃が舞台なのだろう?
    私は昭和40年代くらいかと思っていたのだけど、そうすると、日常的に着物を着ている女性の多さや、お手伝いさんのいる生活っていうのがちょっとピンとこない。
    私が知らなかっただけで、普通だったのかしら?

    私が子どもの頃、友達のお母さんたちは洋服だったよなあ。私の母も。
    両親と祖母、23歳の娘と20歳の息子。
    料理は母が、買い物は姉娘が行っている家庭で、お手伝いさんは何をやるんだろう?
    中途半端に近い時代なので、逆に変なところがいろいろ気になってしまったのは残念。

    でも、時代とは関係なく、寺内貫太郎はいい男だ。
    家族を殴るのはよくないけど、不器用で生真面目で人の心の機微に長けていて、何より奥さんに惚れていて。

    お手伝いのミヨちゃんが思いのほかトラブルメーカーで、貫太郎に腹を立ててハンストをしたり、気を使って親の命日を内緒にしたばっかりに、堪えきれなくて家を飛び出す羽目になったり。
    家族が互いに互いを思いやる姿が、温かくていいのだね。
    ミヨちゃんも家族なのよ。
    娘の恋人の連れ子も、面と向かっては認めないけど、心の奥では家族になっちゃってるのね。
    いい男だなぁ。

  • 向田邦子はエッセイしか読んだことがないので初小説。
    ドラマ『寺内貫太郎一家』は毎回見ていた記憶はないのだが、それでも小林亜星と西城秀樹の取っ組み合い、樹木希林の「ジュリぃ~」は覚えている。
    この小説の文章は、そのシナリオを小説ぽくしたものなのだろうか? 箇条書きみたいで妙に淡々としている。
    ただこういう世界は嫌いではないので、違う作品を読んでみよう。
    巻末の久世氏の解説は泣かせる。

  • いわゆる「昭和のカミナリ親父」というべきか。時には横暴だけれど、根本は繊細で心優しい「愛のあるげんごつ」をふれる貫太郎に不器用だなと同情しながらも「いいなぁ」と感じてしまった。色々あって人生なんです。こんな人現代にはもういないんだろうなぁ。

  • 向田邦子さんの本が今でもとてもファンが多いと聞いて一度読んでみたいと思いました。

    寺内貫太郎一家は若い頃テレビで観て、人情味とユーモアのあふれるお話だったと覚えています。あらためて本を読んで、貫太郎の人柄に時々涙が出ました。

    小林亜星さんを貫太郎役にすることに向田さんが反対していて、ようやく納得してもらったと聞きました。すごくぴったりな配役だったと当時も思いました。

    楽しい小説でした。

  • 東京の下町の人たちはこんな風だ、と示したような話。口より手が早い親父。でも気持ちは素直であったかい。周りもいい人ばかりだ。皆が影響しあって高めていってる。テレビドラマでの小林亜星と西城秀樹のつかみ合いをふっと思い出した。13.10.14

  • 昭和ってこんな感じなんだろうなと想像できる本でした。寺内家の会話、喧嘩などに心がホクホクしました。

    貫太郎のような大人は今の時代には少なくなっているんでしょうね。
    ドラマは見たことはありませんが、小林亜星さんや樹木希林さんが出ていたのは知っていたのでとてもイメージしやすかったです。
    リアルタイムでドラマ見たかったと心から思いました。

全44件中 1 - 10件を表示

向田邦子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
三島 由紀夫
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印

寺内貫太郎一家 (新潮文庫)に関連する談話室の質問

寺内貫太郎一家 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

寺内貫太郎一家 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

寺内貫太郎一家 (新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

寺内貫太郎一家 (新潮文庫)のKindle版

寺内貫太郎一家 (新潮文庫)の単行本(ソフトカバー)

寺内貫太郎一家 (新潮文庫)の単行本

ツイートする