ノーザンライツ (新潮文庫)

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著者 : 星野道夫
  • 新潮社 (2000年2月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101295220

ノーザンライツ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大自然を賛美し守るようなことが書かれているのかなと思っていたが、それは余りにも浅はかだった。アラスカでの核実験計画プロジェクト・チェリオットの話には興奮した。ただやみくも今のアラスカを守るのではなく、アラスカや人々の変化は当然で必要でありそれに対応していくことが重要という立場は非常に冷静で、しかしアラスカに対する情熱は人一倍であるのが伝わってくる。

  • 今回で、星野道夫氏の著作は8冊目ぐらいだが、今までで圧倒的に面白かった。いや、どれも星野道夫氏の著作は面白いのだが、この著作では、アラスカの激動の歴史が、その時代を生きた人々からの経験や言葉から語られ、それらの人と年齢が大きく離れているにも関わらず星野が実際に深い友情で結ばれていること!が物語を面白くしている。こんなにも、アラスカという場所が、魅力的であることを今まで知らなかった。いつか、自分にとって人生で大事な旅の時に、アラスカを訪れてみたいと思う。

    星野氏ほど、写真としての表現力、人を惹きつけるこの文章力の2つの両方が、これほど卓越している人はいないのではないか。。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“あの人が買う本”で登場。
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/highlight/04.html


    女優の田中律子さんが手に取ったのは、「ノーザンライツ」(星野道夫)

    「星野さんって大好きだったんです。カメラマンさんなんですけど、行ったことないのに、涙が出る感じなの。」


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php

  • 去年、六本木のキャノン写真展であった写真がちりばめられ、書かれていた。この本を読んでから写真展へ行く、というのもありだったかな、と。

    それにしてもこの本は、自分が「アラスカ行ってみたい」とは思っているのだが、そういう軽い気持ちで数日間いるのではもったいないな、と思わせる。

  • 自然写真家の星野道夫氏による、アラスカの生活や文化に関するエッセイ。
    「旅をする木」が有名が星野氏は、90年代に仕事中にヒグマに襲われて亡くなっている。
    日本人によるアラスカ本はあまりないので、人類学的には貴重なのではないか。中でも、原住民のエスキモーたちの、伝統的な生活様式について詳しく書かれている。年中、カリブーと呼ばれる大型のシカのような動物の狩りをして、自然のなかで暮らしているようだ。アラスカには壮大なマッキンリーもある。アメリカ政府が、アラスカに原子力研究所を作ろうとしたり、土地の所有権を西洋的に決めようとするたびに、原住民たちは自分たちの意見を表明してきた。
    著者は大学卒業後アラスカに移り住み、そこで十数年現地の人に交じって暮らした。民族意識が強い地域に、よく受け入れられたと思う。
    アラスカのことはあまり知らなかったので、現地のいろいろな人生の話をへぇ~と思いながら読んだ。インディアン文化に興味がある人には面白いはず。

  • なぜこんなにも、星野道夫に魅かれるのか、わかった気がする。

    もちろん、アラスカという地に魅かれているのも事実。でも、たぶん、自分は星野道夫の視点とアラスカを知るための姿勢に魅かれていたのだろう。

    星野も知らないアラスカがたどってきた歴史を、その当時を生きてきた人たちから話をうかがう。オーラルアーカイブやオーラルヒストリーをこんなにも自然にこなしているのだ。それが、今の自分のやりたいことと重なり、魅かれているのだ。

    よく星野の言葉で表現される、「間に合った」「間に合わない」ことがどれほど貴重なものか。自分が一歩を踏み出さない限り、「間に合わない」ことがどんどん増えていく。

  • この歳にもなってまだ、生きている意味ってなんだろう、などと考えたりする。
    意味などない、ということは知っている。

    北へ旅するムースの群れだとか、
    季節ごとに巡ってくる鯨たちだとか、
    年ごとに変わる氷河の風景だとか、
    そういうものと同じ。

    でも、「暮らし」には意味がある。
    その意味を守ろうとする尊い意志がある。

  • マニアック。いまいち入り込めなかったのは、淡泊な文章のせいか。

  • 旅をする木の本の内容をもっと深く書いた話で写真も満載。山岳パイロットのドン・シェルドンの姿やグッチンインディアンの人達、トーテム・ポールの木など、旅をする木では言葉で表現してた話が写真でも見られる本書。

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