負けんとき 上: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)

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著者 : 玉岡かおる
  • 新潮社 (2014年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101296210

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負けんとき 上: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 明治から昭和を駆け抜けた夫婦の大河小説。
    ハラハラドキドキはないけど、この時代を生き抜いて様々な大切なものを今の時代に残してくれた偉人に感謝。
    元華族の満喜子もすごいけど、天皇=『国民の象徴』説を最初に唱えたのが外国人であるヴォーリズであったというのが一番の驚き。
    2015/02

  • 2016/5/8読了
    一気に読みました。
    廣岡浅子・津田梅子も、少なからず主人公に影響を及ぼし、自分の力で考え生き抜いた明治の女性ががえがかれています。

  • 藩主の娘として生まれた満喜子。明治の世では華族令嬢としてその身分に縛られ、父の支配する陰気な家で孤独に育った。
    そんな少女時代の支えとなったのは乳兄弟の佑之進と、生涯の友となる女高師の学友絹代と余那子であった。
    彼らに刺激を受けながらも、自らの進むべき道を探しあぐねる満喜子は果たして答えを見つけられるのか…。
    一柳満喜子という実在の人物の生涯を描いた大作。
    これほどの偉業を成し遂げた人だというのに全く存在を知らなかった。彼女がその人生で出会い関わった人々もそうそうたる顔ぶれだ。
    生来の勤勉さに加え、華族出身ながらも常に謙虚で人との出会いを大事にしてきた満喜子だからこそ、数々の困難を乗り越えることができたのだろう。
    終盤はそんな人々との別れが胸に迫った。

  • 女性が本来の姿で生きられなかった時代。その中で生きた人々の苦悩や姿勢にのめり込むようにして読み終えた。

  • 時々現れるト書き(?)から、そして何より副題から、二人が結ばれることはないと分かっていたけど。。。
    一柳家、そして時代の暗さに飲み込まれることなく一歩前へ女性の自立をめざし(本人が自覚しようとしてまいと)進む姿に、力づけられる。
    今の時代であんのんと生きる自分がちょっと恥ずかしくなるくらい。。。

  • 近江兄弟社を作った夫婦の物語。
    歴史のダイナミックさが、人間ドラマに勝っている。

  • 朝の連ドラを全く見ないので知らなかったけど、秋から広岡浅子さんが主人公のドラマになるらしい。本屋でふと手にした「土佐堀川」。パラパラっと立ち読みすると見たことのある名前「広岡浅子」があちこちに…??
    残念ながら、パラパラの中には兄の恵三さんの名前は見えたけど、おマキさんも一柳家も見かけなかった…
    浅子さんにも大いに興味があるけれど、満喜子さん、絹代さん、それに梅子さんも、今からの話が楽しみな先駆者たちの名前が続々出てきて、下巻突入!

  • 満喜子の恋。水軍の血。
    次のページをめくらずにはいられない!

  • あいかわらず玉岡かおるは読ませてくれる。ぐいぐい引き込まれた。日本女子大とか出てきてビックリ!幼馴染の佑さんとのことは、まぁ世の中そんなに上手くいかないってことよね。

  • 明治時代、華族令嬢として生を受けた満喜子の生涯を描く小説。上巻は、彼女の渡米まで。

    女性が自由に生きるのが、今よりずっと難しかった時代、したたかに、強く、歩き出そうとする姿には、やはり励まされます。
    あの時代だからの悩みと、今でも共通する悩みと、やはり胸にしみます。
    あの時代にがんばった人がいたから、今があるのでしょうね。これは、広い意味で。

  • 期待を裏切らない玉岡かおるさんの作品。
    明治を生きるたくましい女性がたくさん出てきて、
    元気がもらえる。
    おマキさんの今後が楽しみ。

  • 再読。最初に読んだときはどんな展開になるのかストーリーを追いかけていったが、二度目のほうがよりいろんな女性の心情をじっくりと味わうことができた。心臓をじわじわとつかまれ続けるような苦しさが全編を通じて描かれる。女性を縛り付ける鎖のなんと重いことか。

  • 満喜子さんすご!

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負けんとき 上: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)の作品紹介

明治半ば、播州(兵庫県南部)小野藩最後の藩主の娘として生まれた一柳満喜子。封建的な家で育った満喜子だが、平民の通う女学校に進んで、アメリカ人教師から英語やキリスト教の精神を教えられ、神戸女学院では音楽を学ぶ。乳兄弟の佑之進との恋は実らず、傷心の彼女はアメリカに留学することに……。運命に翻弄されながらも、自らの人生を切り開いていった女の姿を描く感動の大作。

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