負けんとき 上: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.08
  • (14)
  • (26)
  • (7)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 201
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101296210

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 満喜子の恋。水軍の血。
    次のページをめくらずにはいられない!

  • あいかわらず玉岡かおるは読ませてくれる。ぐいぐい引き込まれた。日本女子大とか出てきてビックリ!幼馴染の佑さんとのことは、まぁ世の中そんなに上手くいかないってことよね。

  • 明治時代、華族令嬢として生を受けた満喜子の生涯を描く小説。上巻は、彼女の渡米まで。

    女性が自由に生きるのが、今よりずっと難しかった時代、したたかに、強く、歩き出そうとする姿には、やはり励まされます。
    あの時代だからの悩みと、今でも共通する悩みと、やはり胸にしみます。
    あの時代にがんばった人がいたから、今があるのでしょうね。これは、広い意味で。

  • 147

  • 期待を裏切らない玉岡かおるさんの作品。
    明治を生きるたくましい女性がたくさん出てきて、
    元気がもらえる。
    おマキさんの今後が楽しみ。

  • 再読。最初に読んだときはどんな展開になるのかストーリーを追いかけていったが、二度目のほうがよりいろんな女性の心情をじっくりと味わうことができた。心臓をじわじわとつかまれ続けるような苦しさが全編を通じて描かれる。女性を縛り付ける鎖のなんと重いことか。

  • 満喜子さんすご!

全19件中 11 - 19件を表示

著者プロフィール

◎玉岡 かおる(たまおか・かおる)作家、大阪芸術大学教授。兵庫県三木市生まれ、神戸女学院大学卒業。15万部のベストセラーとなった『夢食い魚のブルー・グッドバイ』(新潮社)で‘89年、文壇デビュー。著書には『銀のみち一条』、『負けんとき ヴォーリズ満喜子の種蒔く日々』(以上新潮社)、『虹うどうべし 別所一族ご無念御留』(幻冬舎)などの歴史大河小説をはじめ、現代小説、紀行など。舞台化、ドラマ化された『お家さん』(新潮社)で第25回織田作之助賞受賞。『姫君の賦 千姫流流』(PHP研究所)は、2021年、兵庫県姫路市文化コンベンションセンター記念オペラ「千姫」として上演。2022年5月『帆神』で新田次郎文学賞受賞。

「2022年 『春いちばん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

玉岡かおるの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×