バイオリニストは目が赤い (新潮文庫)

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著者 : 鶴我裕子
  • 新潮社 (2009年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101296913

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バイオリニストは目が赤い (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「肉まんの551の由来は社長がモーツァルトの大ファンで551はジュピターのケッヘル番号だから」と著者がヴィオラの川崎さんに教えてもらっているが、551のホームページにはまったく違うことが書かれていた。
    ヴィオラの川崎さんは冗談だったのでは...

  • やったらさばさばしてるN狂、もといN響のバイオリン奏者のエッセイ。癖のある宿敵たちとして登場する指揮者たちとのエピソードも、筆者の観察眼を通して鮮やかに音を奏でているように思う。
    高尚ごとに見られがちなオーケストラの、リハーサル室を覗き込んだような楽しさがある。

  • バイオリニストの鶴我裕子さんが、自身のアーティスト生活を、赤裸々に書いたエッセイ。
    クラシックの世界に少し足を突っ込んだ人なら、あるあるネタや、入門者なら、演奏家のあの行動はそういうことか!という発見があって面白い。
    ちょっと辛口、飾らない文章が読みやすくって、鶴我さんに親しみがわきます。
    そんな中でも、彼女の感動経験や、名だたる方々とのエピソード、名言なども盛り込まれて、どんどん興味がそそられます。
    ひとつ、個人的に好きだった言葉は、「ステージ・ドレスのデザインは、着る人の生き方が反映されている」というもの。
    アーティストだからこそ、さらにその意味は大きいと思いました。
    藤川真弓さんは、自分のからだにも精神にもコルセットをつけない人。だから、一枚布に穴をあけたようなドレスをよく着るって。
    音楽の話題が全般ですけど、こんなところに目が行ってしまいました^_^;

  • 軽妙な語り口で、楽しく読めました。
    N響を「カイシャ」というのは、刑事や官僚が飲み屋などで警察、役所のことを「うちの会社」などというのと同じ感覚なのでしょうか。
    著名な指揮者の素顔ものぞけましたし、譜読みなど演奏家の練習の実態も知ることができ、楽しいひと時を過ごせました
    ただ、確かに達者な文章ではありますが、文章のプロではありませんから、時々独りよがりな面が出たりします。それもご愛嬌で許してね、ということでしょうか。

  • N響のみならず、オケ団員の日常は、そんなもんだなぁ。もちろん、N
    響特有の事情はあるにしても・・。バイオリンのお勧め曲、用語の説明など、バイオリン弾きにとっては、共感がいっぱい。

  • 名バイオリニストにして名エッセイストです。歯切れのいい語り口にすごく好感をもちました。もう少し固い本かと思っていたのですが、よみやすかったです。オーケストラやクラシックに対するイメージも変わりました。僕は興味はあるもののまだクラシックが聞けない(聞いてものめりこめない)未熟者なのですが、この本を読んで、クラシックにまた一歩近づけた気がします。

  • N響の第一バイオリン奏者を32年間勤めた方の裏話エッセイ。N響をN狂、カイシャと呼び、NHKをダンナと呼ぶところから大体の雰囲気は掴んで頂けるかと思う。オケの舞台裏を知りたい人に良いかと。わたし個人は、指揮者とオーケストラの関係が垣間見えたのが新鮮だった。さらっと読めました。

    いくつか引用。

    「誰のおかげで交響曲が成り立っていると思うの?弦がいなければ、管打楽器なんてただのジンタでしょ」p69
    → はいw(自分がサックスを吹くので、爆笑してしまいました。)

    「歌ほどすばらしいものはない。楽器で何をやったって、結局声にはかなわないもの」p163
    → この境地、よく言われるけど、分かるような分からないような、なのである。

    「私がバイオリンを続けていて良かった、と思うのは、自分よりうまい人たちの演奏を、すみずみまで、具体的に味わえるからである」 p299
    → これはある。もう一つ音楽を聴く視点(聴点かな?)が加わるからね。

    豚まんで有名な551は、モーツアルトのジュピターのケッヘル番号から来ている、というのも「へぇ~」でした。

  • 肩肘張ってないと言えば良いようだけどちょっと軽口がうっとおしいと思ってしまった。修行時代の話は面白かった。オーケストラは自分自身があまり好きでは無いのか、興味が続かずかなり読み飛ばした。たぶん半分くらいしか読んでない。

  • オーケストラの舞台裏や世界的な指揮者の素顔など、魅力的なエピソードが満載。特に東京芸大時代の話が面白かった。
    さばさばしている人なんだろうけど、バイオリニストが一番エライのよっていうコメントがところどころにあって、それだけが残念。

  • 大好き!
    何度も何度も読んでしまう。。
    今までで一番人に薦めた本かもしれない…

  • 芸大時代の話が好き。誰もいない部屋で1人ピアノを弾く時間が至福の時か。ステージとか、ホールとか、だたっぴろい空間を空想で観客一杯にして、自分の音色に酔いしれてみるって、だれでもやるよね。きっと。あと「涙は自分にとって正解のしるし」って言葉がよかった。

  • N響入団当日、あまりの緊張感に耐えられなくなり、「一週間と保たないな」と感じた―。それから三十年以上、第一バイオリン奏者として楽団をささえた著者が、オーケストラの舞台裏から、マエストロたちの素顔、愛する曲・演奏家までを語り尽くす。クラシックを愛する人もそれほど詳しくない人も、とにかく楽しめる、各界絶賛の極上エッセイ。『バイオリニストは肩が凝る』改題。

  • N狂・・・いやN響の中を楽しく暴露!?した本。
    とても率直で読みやすい文章で、いかにも音楽やっている人っていう感じの明るさがあり楽しい。
    一流のオーケストラも普通の人間で成り立っているんだ!?という当たり前のことがわかってしまう本。

    意外と演奏家って曲を解釈しないで演奏するんだなと前から思っていたけど、これを読んでさらにその感は深まりました。

  • バイオリニストの気持ちがよくわかった。

  • N 響の元バイオリン奏者のエッセイ。
    特にバイオリン演奏にフォーカスした内容でもなく、プロオーケストラの裏話全般ですね。
    管楽器の人のエッセイはよく読むのですが、弦楽器の人のエッセイはたぶん初めてなので、感じ方の違いとか、興味深く読めました。
    紹介されている奏者も曲も普段良く知っている範囲とずれていて、今後弦楽器の音源を買うときとかにいろいろ参考になりそうです。

  •  鶴我さんはNHK交響楽団のバイオリン奏者だった方。抱腹絶倒のエッセイ集で、なんで誰か、もっと早くこの本を教えてくれなかったんだろう、と悔やまれる。

     アマチュアオーケストラなど、ちょっとオケをかじった人なら、とても良くわかる話しだし、日本一のプロ・オーケストラならではの垂涎のお話しなど、ユーモアたっぷりに紹介してくれている。僕より少し上の世代だが、自分も間違ってプロの演奏家にでもなっていれば、こういう世界で楽しめたのかもしれない、と羨ましく思った。

     なんだかんだキツイ口調で語っても、クラシック音楽が、バイオリンが大好きなんだな、と良く感じられる。周囲の楽団の方々の話しからも、同じ空気が感じられる。趣味と実益を兼ねた職業、って素晴らしい。(といっても、それまでの不断の努力と、才能も必要なんだけど)

     NHK交響楽団も、「カイシャ」と言われてしまえば、その通りかもしれない。給料もらって演奏を仕事としているわけだから、僕たちサラリーマンと変わらない。
     プロの演奏会で、よくやる名曲を聴こうとする時、指揮者の特徴が出るのは最初の方の公演で、だんだんオーケストラ自体の曲風に戻っていく、って話しはおもしろかった。これから、シリーズ公演の時は、初日の公演を聴くことにしよう。

     以前に、指揮者トークで、歳をとると、スコアの細かい楽譜が見えなくなってくるので、指揮台に楽譜を置いても意味がない、って話しを聞いた。演奏家も同じで細かい楽譜がだんだん見えなくなってくると、サラリーマンとしての仕事も終わりヨってことになるのかもしれない。(すべて暗譜して弾ければ問題ないのかもしれない)目を赤くして楽譜をやぶにらみしながら家で練習している様子を思い浮かべて、苦笑してしまった。
     いずれにせよ、楽団員もサラリーマン。そんな視点で、軽く読め、その上、クラシック音楽についてのウンチクも教えてくれる。お奨めの本です。

  • バイオリニスト鶴我さんのエッセイ。
    ピアノ弾きの私としては、オケは知らないことばかり。
    へ~って思うところがたくさんあって、勉強になったなぁ。
    指揮者にピリリと言うところは面白かった。

  • N響のバイオリニストだった作者によるエッセイ。
    オーケストラの中のバイオリニストが見た事、感じた事を素直な言葉で綴っていて時々チクリと刺すのが面白い。
    読み終わってとりあえず、ベートーベンの交響曲第9番は「歓喜の歌」だけが取り柄じゃないって事を自分の耳で確かめてみたい。

  • 通勤で行き・帰りにもたせるハズの本を行きで読み終えてしまったのでとりあえず何か買うか~と購入。肩肘張らずに読めて面白かったです。

    自分はクラッシック音楽に対する造詣がほんっとうに欠如していて(と言うより欠如していない知識を探すほうが難しい)本当に有名な曲(CMに使われてたりするアレ)ぐらいしか知らないのですが。イヤア、クラッシックって面白いかも。聞いてみようかなあ~と思わされました。でもやっぱり歌曲の方が好きかなあ… 聞きやすいし、感情移入しやすそうだし。

  • N響のバイオリニスト鶴我さんの楽しいエッセイ。おもしろい、まさに興味深い、話の連続。まさに、「裏話」。鶴我さんの「カイシャ」にやってくる世界の著名な方々の個性的なキャラクターの、ちょっとした話が読者の心を浮き立たせる。クラシックを聴きたい、今の季節にぴったり。これは間違いなく、蛇足だけど、この本を買ったのが京都の大垣書店だったから余計、私の心を躍らせているのかも(大垣書店のブックカバーの色と感触が好き!)。

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