アントニオ猪木自伝 (新潮文庫 い 53-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101297217

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  • INOKI BOM-BA-YE、INOKI BOM-BA-YE、INOKI BOM-BA-YE、INOKI BOM-BA-YE♪

    2022.10.1燃える闘魂・アントニオ猪木永眠。
    (猪木寛至ではなく、アントニオ猪木と記す)

    私の幼き頃、プロレスはアントニオ猪木、大相撲では千代の富士が間違いなく主役であり、多くの人々がTVの前で盛り上がっていました。

    私もその1人。

    黒いパンツに真っ赤なタオルを首にかけ、ガウンを纏ったあなたは間違いなく我々のヒーローでした。

    アントニオ猪木を通じ力道山を知り、藤波辰爾、長州力へと繋がれたバトン。

    その後の闘魂三銃士へと繋がれた新日の歴史。

    そんな新日の歴史と共に子供時代を過ごしてきましたが、アントニオ猪木が(プロレスラーとして)誕生する前の猪木寛至誕生から家族とのブラジルへの移民、師となる力道山との出会い、デビュー、へと繋がる歴史は本書にて知ることとなりました。

    鶴見で生まれたこと、ブラジルとの繋がり、ジャイアント馬場との関係、結婚、離婚...

    本人が語った自身の歴史、考え方、価値観。

    今夏の24時間TVで見た燃える闘魂最後の勇姿は記憶に新しく、病と闘いながら出演した姿は多くの人の記憶に刻まれたことでしょう。

    昭和のスターがまた1人この世を去りました。

    波瀾万丈の生涯をまさに全力で一歩一歩前に進み続けたアントニオ猪木。

    安らかに。



    内容(「BOOK」データベースより)
    少年時代のブラジル移住、力道山にしごかれた修業の日々、モハメド・アリ戦をはじめとする異種格闘技戦、結婚と離婚、独自の「猪木外交」を展開した国会議員時代、金銭トラブル、引退と新団体旗揚げ…。日本プロレス界の顔・アントニオ猪木が、初めて肉声でその波瀾の半生を語り尽くした、決定版自伝。

  • アントニオ猪木さんのプロレスをリアルで見てみたかったです。
    この本を読むとよりどんな試合をしていたのか映像で見てみたくなります。
    プロレスの歴史などにも触れることができ、とてもおもしろかったです。

  • ものまね以外では、だれも真似のできない、唯一絶対の存在。あとにも先にも、もう、こんな人は出てこないだろうと改めて圧倒されます。

    生い立ちから、ブラジル移住、そして、そこでの日々、さらに力道山に見いだされて日本に帰国し、そして、、、。

    どの段階でも、まさに闘魂としか言えない壮絶な出来事が、いくつもいくつも出てきます。

    題名のとおり「自伝」です。
    本人でしか書けないことももちろんたくさんあるはずですが、これを、違うライターさんが取材して書いたなら、もっと多面的に猪木さんのすごさがわかったかもしれません。

    特に、後半の新間さんとの関わりや、政治家になってからの金銭的なトラブルが、悪い相手にだまされたからなのか、本人の「毒」が全てを引き寄せていったのかがもう少しわかったかもしれません。

    でも、今となっては、もう、誰も「猪木伝」は書けないのでしょう。

    「アントニオ猪木」は、作、演、監督、脚本すべて、猪木寛至氏そのものです。

    最初から最後まで、唯一無二。その言葉につきます。

  • 読後、機内で新日本プロレスの番組を見つけたので、1974年の猪木vs坂口を観てしまった。
    それはさておき、本書のハイライトは序盤のブラジルと力道山の下りだろう。それがあるから、後段のプロレスの話が生き生きとしてくる。
    そして、全体を通して、お人好しで温厚な人柄がこれでもかと述べられている。猪木のイメージが変わる本である。

  • 読書録「アントニオ猪木自伝」3

    著者 猪木寛至
    出版 新潮社

    P235より引用
    “アクが強くて不味いのだが、それだけミネラルがあるというこ
    とだ。翌日は便が鮮やかな緑色になる。”

     目次から抜粋引用
    “生い立ち 鶴見の少年時代
     ブラジルに移住へ 祖父の死
     東京プロレスへの参加とジャイアント馬場
     異種格闘技戦 因縁のモハメド・アリ
     引退 新たな世界へ”

     元プロレスラーで国会議員である著者による、半生を綴った一
    冊。
     生まれてすぐのころから引退まで、情感たっぷりに書かれてい
    ます。

     上記の引用は、著者が糖尿病になった時に、驚異的な回復を見
    せた事に対して書かれた一文。ブラジル時代に食べた野生化した
    大根葉の味について。灰汁も味のうち出汁のうちということで
    しょうか、口に美味しい物ばかり食べていては、体は丈夫になら
    ないのかもしれません。
     著者の波乱に満ちた半生を、悲喜こもごもの小説のように楽し
    めますので、ファンでなくても面白いのではないかと思います。

    ーーーーー

  • プロレスにも猪木にも興味がなかったけど、こんな波乱万丈の人生を送っている人だとは知らなかった。すごいパワー、すごい行動力。リスペクトされてる理由がわかった。

  • プロレスはあまり関心がないので、ブラジル移住時代のはなし、力道山との関係などの話は興味深く読みました。
    著者は猪木寛至、企画は加治将一、構成が天願大介、となっています。

  • 壮絶な半生を生きてこられたようだ。親日を引っ張っていたのは事実。しかしこりゃプロレス自伝だな。

  • 嫌いになれない。猪木はやはり俺のヒーローだ。

  • 持ってないけど。
    いつか買って、いつか読むでしょう。

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