天国はまだ遠く (新潮文庫)

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 新潮社 (2006年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101297712

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天国はまだ遠く (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 【ストーリーの流れが同じ本の読み比べ】
    天国はまだ遠く 瀬尾まいこ
    食堂かたつむり 小川糸
    つるかめ助産院 小川糸
    うつくしいひと 西加奈子

    ・瀬尾まいこさんが一番自然に近い。
    ・瀬尾まいこさんを読んでもう少し何か欲しいと思ったら上記他の本もおすすめ。
    ・小川糸さんはキラキラ感があってハマる方はハマる気がします。
    ・うつくしいひとは、自分が読んだ西加奈子さんの初めての本でしたが内容もそうですけれど、自分が荒んでいた時に出会ったものだったので救われたことに加え、言葉が綺麗だと感じました。

    どれも荒んでるときにその良さが分かるのかも。

  • 『戸村飯店 青春100連発』がとてもよかったので、未読だった瀬尾まいこの著作をまたまた大人買い。まずはいちばん薄い本作をさらっと。自殺を決意して知らない村へやってきた女性が民宿に滞在した20日間ほどの物語。2008年に公開された映画版は当時に鑑賞済みで、民宿の兄ちゃんはチュートリアルの徳井くんだったことをはっきり記憶していましたが、女性役が誰だったか原作を読んでもまったく思い出せず。そうか、加藤ローサだったのか。

    映画の感想はこちら→http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/a4b01e500ba5c77fb5ed58e51943e7c4

  • 会社の人間関係に疲れた20代前半の女性が、何もかも捨ててたどり着いた田舎の地で、あるがままの自然や大らかな人たちに触れていくことで、徐々に立ち直っていく。ほのかな恋愛の要素もあるので、恋愛小説としても読めるのですが、再起の小説かなと思いました。

  • 瀬尾まいこさんの本は、自然なのに、すごく引き込まれる。読んでて楽しかった。

  • 瀬尾まいこ作品2冊目。
    凍えるような厳しい現実のなかでも、どこかふんわり穏やかであったかい空気感がずっと漂っている。「春 戻る」もそうだったけど、段々主人公が身近に感じてくるのが不思議。

    美味しい美味しいとチキンを頬張るわたしが、鶏を絞めるシーンを想像するだけで耐えられなくなるのはきっといいとこばかりを見たがる甘えか。。

    千鶴が新しい生き方を見つけ、また田村さんに会いに行くところを想像してニンマリした。笑

  • 死ぬつもりで眠りについて、なのにすっきり目覚めてしまうところからよかった。ボロボロになった心がすーっと満たされて、満たされた後に「ここじゃない」って気づくシーン、田村さんとの別れのシーン、切ない。でもとてもきれいで、よかった。すぐに読み終わるのに、余韻がずっと残っていて、素敵なお話。

  • 本は薄いけど、内容はしっかり濃く面白い
    瀬尾まいこの本をしばらく読んでみようかなと
    思いました。

  • 瀬尾まいこさん、久しぶりに読んだ気分。ほっとします。 仕事も人間関係もうまくいかず、疲れ果てて自殺しようと遠くまでやってきた千鶴。山奥の民宿の若きオーナー田村と豊かな自然に癒されていく話です。
    時間がゆったり流れています。私が読んでイメージした時間の経過は月単位だったのですが、三週間ぐらいでしたね(苦笑)。
     人間は死ぬ気になれば何でも出来るもの、死ぬ覚悟に比べれば人に嫌われようがどうでもいいことかもしれません。 そのままの自分でいいんだよ、という優しい作者のメッセージが伝わってきました。癒された~ ^^

  • またなんともかなりベタな設定なんですけどね。実際に住んでいた場所が舞台なせいか、田舎の描写は(特別なことは無いのに)なんだか心にしみた。終わりでより一層ベタな展開になったらどうしようと恐怖だったけど、そこ無くてサラッと終わったのが良かった。

  • ラブANDピースでこの世は片付けることの出来ないんだと、強く感じることできる一冊だなー
    本は薄いが内容は深い

  • 田村さんのがさつさとても好きだ。。

    私は表紙買いしたので、ほんわかしたお話かと思ってたら冒頭から自殺志望の主人公でびっくり。

    でも死ねない。
    しかし田村さんとの触れ合いやゆっくりとした時間の流れによって心がどんどん解きほぐされていく主人公。ある日、ここは自分の居場所じゃないと気付いてしまう。

    最後にはふっと心が温かくなる。瀬尾さんの書く小説はいつも心が温かくなる。
    何かは分からないけど自分も何かが救われた気がするお話。

  • 文章がすんなり心に落ちなかった。
    主人公が自殺を決意するまでの経緯や、木屋谷に来てからの気持ちの変化がビックリするぐらいあっさりしてた。
    田舎暮らしの魅力はとても丁寧に描けてるのに、そこで出会う人たちの掘り下げが中途半端。散歩で見かけるおばあさんとか、たまにしか開かないパン屋さんとか、おもしろそうなキャラクターが活かされなくてなんだか勿体ない…。
    全体的にざっくりしてて、ダイジェスト版みたいだったなぁ。

  • たったの14錠の睡眠薬で死のうとしてたとこから千鶴の率直で適当にわがままで気楽な性格が出てる。死のうとするときまで性格が出るなんて。確かにそうかも。自分の身体に従ってれば生きることも死ぬことも…

  • 心が晴れ晴れとする物語。23歳の女性が、息の詰まる毎日に嫌気がさし、山奥の民宿で自殺をしようとする。しかし死に切れなかった。民宿主の男性の大雑把な優しさや、大らかな村人と大自然に癒され、新たなスタートをきる物語。瀬尾さんの作品を読むと、心が洗われるような気持ちになる。

  • 上手くいかない事があっても良い。仕事から逃げても生きていれば自分を取り戻す事が出来る!と思わせてくれる。

  • もっと早く、もっとたくさんというのが根底にある営業の仕事に追い詰められて自殺を図ろうとした主人公。本気で思いつめていた主人公が、自然の中で、飾り気なくまっすぐな田村さんのご飯や人柄のおかげで本来の自分を取り戻す様子がユーモラスに描かれている。間抜けっぽい二人の会話に吹き出しつつ、あたたかいなとほっとする。

    ミスチルのCDを聴こうとするエピソードは、爆笑しつつ、さりげなくよかった。

    >ミスチルでもビートルズでも、なんや世界平和が大事で、人は人を傷つけるけど、愛することは素晴らしいってなことを歌っとるんやろ。それ以外のことやったら、いちいち歌わんでもええやん。

    >食事をすると、自分が生きていることがわかる。

    >何十年かけても変わらないこともあるけど、きっかけさえあれば、気持ちも身体もいとも簡単に変化する。それにもっと敏感に対応していかないといけない。

  • 映画も良かったけど、原作もまた良い。やさしいいい感動を覚える作品です。

  • 日々のストレスに耐え切れなくなった人が、自殺しようと訪れたとある民宿で、なんだか立ち直っていく話。
    薄いし読みやすい。

  • 何かに悩んだら、いっそ全部捨ててしまえばいい

    山と海以外は何もないような見知らぬ土地での
    時間にも仕事にも追われない生活を通して
    人生をリセットする、そんなお話

    特に筋があるわけでもないけど
    やっぱりそこは瀬尾さんの作品、なぜかほっこりします
    ページ数も少ないので私は30分で読了

    本でも読んで気分をリセットするにはちょうどいい1冊

  • 仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰まりそうな千鶴23歳。
    会社を辞めて死ぬつもりでたどり着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むも死にきれず、ぐっすり眠って却って生きる意欲が湧いてくる。
    田舎の民宿で自然と、優しい人々に癒され、自分の居場所について考え、生きる力を取り戻し再生していく千鶴。
    彼女が最後に選んだ道とは…

    生きにくさを感じながら日々を暮らしている人達にエールを贈るような瀬尾さんらしい作品だけど、千鶴は自己弁護と被害者意識満々で共感できないし、近くにいたらむしろイラッとするかも。
    背表紙にあるような「心にしみる清爽な旅立ちの物語」とはおもえなかったなぁ~。

  • 日々に疲れた主人公が死ぬために田舎へ。向かった先の民宿で出会った田村さんとゆったりした時間を過ごしながら、これからどうしていくか考える話。田村さんがとても大人で自分が恥ずかしくなります。私もあのくらい達観というか、もう少しふわふわせずにしっかり地に足付けて過ごさねばと思わされました。田村さんかっこいいです。きっと主人公はこの後都会での生活に戻って、今より大人になっていって、そしていつか田村さんと再会するはず。マッチ持ってるし、もしかしたらその頃には田村さんのそばが自分のいる場所とかに変わってたりするかもだし、別れ際の田村さんの煙草の本数が多いのも、ほんとはちょっと好きになりかけてたとかだったりとか妄想が膨らみます。

  • 仕事や人間関係で悩み追い詰められた若いOLが死に場所を求めて山奥のある民宿に辿り着く。睡眠薬で安易に死のうとするが失敗する。しかし民宿の主"田村さん"と出会い再度人生を見つめ直す。むさ苦しく大雑把でガサツ。裏表のない男に自然や人々との触れ合い、自給自足の術、讃美歌、そして吉幾三(笑)を学ぶ。心の栄養補給をした彼女は改めて人生の荒波に再度立ち向かう人生の応援歌的な話。著者が実際に過ごした丹後地方の体験が描写にリアリティを出している。

  • 最初は、「本当に死のうと思っている人は、こんなことしないんじゃないか」という気持ちが強くて、楽しめなかったけど、段々主人公の性格が分かるにつれて納得した。

    短い作品だったので、サラッと読めた。
    もう少し主人公の心情を描いてほしかったかな。

  • 死を決意して選んだ地で、再び歩き出す力を得る千鶴。たまたま泊まった民宿のオーナー(と呼ぶほどの宿でもオーナーでもないけれど)・田村がとても自然体で魅力的。P55 の田村の勘違いには声を出して笑ってしまった。明るく物語は進むが、最後千鶴が3週間滞在したこの地を去る場面では涙涙…瀬尾さんの作品2作目だけれど、温かさでいっぱいの話を書く人だなと思う。

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