いもうと物語 (新潮文庫)

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著者 : 氷室冴子
  • 新潮社 (1994年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101301112

いもうと物語 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • いろんな意味で懐かしい。
    子供ってつくづくばかだなぁ~~。こんなことあったな~~。足りない頭でそれなりに計算して、結局短慮でぶちこわす、とか。
    放っておかれ加減も、同世代だと実感される。
    楽しかった一冊

  • 氷室冴子さん。はじめて氷室さんを知ったのは、高校生のとき『クララ白書』すごく面白かった。それから氷室さんの小説にハマったのよね。
    先日、古本屋さんでこの小説手に入れた。氷室さんが懐かしくって。でもこの短編集は読んでなかった。そっか。もう氷室さんから卒業してたんだ。
    今、ウンジュウネンと時が経ち、少女だったわたしは、大人になった。そして再び氷室さんと巡りあった。
    やっぱり好きだ。氷室さん好きだ。
    今回4年生のチヅルが主人公。昭和40年代の北海道。どのお話も、子どものころの上手く表現出来ない心のモヤモヤ感や、切ない情景が目に浮かぶ。わたしもそうだったよ。もどかしさや言葉に出来ない感情や、そんなものがいっぱいだった。だから泣いた。
    めでたしめでたし、みんな幸せになりましたとは終わらないけれど、どれも大人になっていく上での大切な感情がいっぱい詰まった甘酸っぱい物語。

  • 小学生の女の子の心情が細かく描写されていて、自分の経験に重なる。小さなことで一喜一憂する主人公の感情が、大人になった今でも生々しく思い出されて、小学生時代の自分が帰ってきたような感覚になる。「知らないけれど懐かしい」。

  • 【あらすじ】
    夢みる少女は冒険がお好き―。
    舞台は昭和40年代の北海道。小学校4年生のチヅルの周りでは、毎日騒動が持ち上がる。
    家に石油ストーブが入っては大騒ぎ。転校生が来ても大騒ぎ。すて猫を拾ってまた大騒ぎ。
    友だちや先生、そして家族と泣いたり笑ったりしながら、チヅルは確実に大人になってゆく…。
    著者が自身の生きた時代と土地を舞台にいきいきと綴る甘ずっぱい連作短編集。

  • 子どもの頃って、自分の思い通りにできることはすごく少なくて、親やら大人の都合に振り回されて、知ってることもほとんどなくて、親の言うままに覚えてるけど意味はわかってないような言葉とか、友達自分も全然人間ができてなくて勝手で、でもそういうのが当たり前だったからなんとも思わなかった。だからこそ、毎日起こる出来事に本気でどきどきしたりショックを受けたりできたのかもしれない。

    私が育った地域は北海道みたいに雪がばかすかふったり牛やら馬が身近にいたりするところじゃなかったけど、子供の頃だって10円じゃ何も買えなかったけど、そういう環境の違いを無視出来るほど子どもだった頃の感覚を思い出させてくれる本。

  • これも原風景はわかる。
    ぴんとくるのは、
    40代以上で北海道出身の人なんだろうなと思います。
    ぴんとこなくても、
    少女の成長物語として良質な作品だと思います。

    2012/04/30

  • コバルトではない氷室冴子さんの家族小説。
    小学生の女の子の視点から、とくになんにも起こらない日々が描かれるのですが、なぜか一場面一場面が強烈に印象に残っている、なんとも不思議な一冊です。
    もう絶版になってしまっているようなので早く復刊してください! 早く氷室冴子全集を出してください!!!

  • 1960〜70代の北海道に住む姉妹の日常
    雰囲気が懐かしい♪

  • 高校の先輩でした。

  • 主人公であるチヅルと同い年ぐらいのころに初めて読んだ作品。お姉ちゃんの歌子はチヅルの2、3才年上で、チヅルに冷たくあたったり、無関心だったり、意地悪だったりするが、時にはヒステリーなお母さんから守ってくれたり、心配したりと、優しくしてくれたりもする。私も3つ年の離れた姉がいるので、チヅルの気持ちには共感することが多かった。お姉ちゃんは意地悪で大っ嫌いだけど、とても優しいのだ。憎まれ口ばかりたたく妹のことを大切にしてくれる。この本は妹に焦点を当てて書かれているが、姉のありがたみさえも感じることができると思う。

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