ベッドサイド (新潮文庫)

  • 80人登録
  • 3.54評価
    • (4)
    • (6)
    • (13)
    • (1)
    • (0)
  • 10レビュー
著者 : 林あまり
  • 新潮社 (2000年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101301310

ベッドサイド (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • しっとり。ねっとり。官能的でエロっす。「最後から二番目のキッス」が特によかったです。

    好きな短歌ベスト3

    ①222ページ いつか死にたい
    ②170ページ 手術台
    ③58ページ  花冷え

    でした。
    あらためて私って重いのが好きなんだな…と思った(汗)読んでいてもあまり時代や古さを感じさせないところがすごい。たぶん飾らないし嘘も少ないから切実なのかな。作者が丸裸ですごく身近に感じられた。

    むかしの平安時代とかの歌みたいに生々しくて好き。

  • 表題の歌集以外からも採録されていて、デビューから10年前くらいまでの林あまりの歌風をほぼたどることができる。現代版『みだれ髪』と言えなくもない。ただし、表現はうんと今風だ。例えば、こんな歌「夕焼けが濃くなってゆく生理前 ゆるされるなにもつけないSEX」。ここには、従来の概念からは短歌にあるまじき「SEX」などという語が出てくるが、他には「ファック」も。ちなみに、それが彼女の最も過激な歌だろう(ここには書きにくいレベル)。しかし、歌は身体と心のすべてをかけて真摯に詠まれた、切れば血の出るような表現である。

  • ネタバレ 林あまりさんの作品を読むのは2作目。『スプーン』が好みだったのでこちらも借りてみました!大人な感じで色っぽくて切ない感じのものが多くこちらも好みでした♡こちらの文庫版には『ベッドサイド』全てと『MARS☆ANGEL』『ナナコの匂い』『最後から二番目のキッス』『ショートカット』『ふたりエッチ』『ガーリッシュ』の中から少しと未刊の歌が収録されているのでかなりお得!『スプーン』よりも官能的でした☆一番お気に入りは「重ねあうからだの重ならない隙間まるごと抱きこむ まるごといとしむ」他のお気に入りの歌は「重ねても重ねても重なり切らない言葉と同じ 重ねてみてもべつべつのからだ」「そのひとと眠ったベッドに横たわり むすんでひらいてしてみる手のひら」「花また花 夜の小川に流れゆき 声をたてずに交わりしことも」「この人はすでに恋人ではないが 手をつないだまま月明かり越える」「あなたからいただくすべてがあふれかえり 声にリボンをかけて返そう」「夕闇のベランダに立つ 背後から抱き取られてすこし足が浮く」「首筋のくちづけはいつもプラトニック いくつの夜を重ねてもいても」「ふと眠り ふと目覚め その繰り返し あなたが誰のものであっても」「あなたの上にわたしのからだを乗せたまま すこし眠るということの蜜」「眠れなかった日々を打ち明けあいながら 二人のベッドはこんなに眠れる」などなど。たくさんの短歌があり、お気に入りのものもたくさんあり、絞り切れませんでした^^;やっぱり林あまりさんの短歌、好きです♡素敵な短歌がたくさんありました♪

  • 俵万智氏の影響で詩歌って面白いものなんだと思い手に取った一品。
    これまた秀逸。
    笑えるし、共感できるし、ドキドキするし、たまらん。
    これ自体をベッドサイドに置こう!と思えるほどに。
    ちなみに私は読書はベッド(横になって読む)派。
    さあ、あなたも。

  •  重ねても重ねても重なり切らない言葉と同じ
     重ねてみてもべつべつのからだ

     首すじをゆるくかまれて
     あ、とおもう間もなくあふれはじめる涙


    新聞で「夜桜お七」の記事を読んで、しばらくぶりに読む。大学の先輩なんだよね。

  • 新潮文庫の「あぶない恋フェア」のラインアップ。

  • 性の営みを、短い言葉の中でこれほど表現されるとは!と言う感じです。
    読むたびに胸が熱くなる1冊です。

全10件中 1 - 10件を表示

ベッドサイド (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ベッドサイド (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ベッドサイド (新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ベッドサイド (新潮文庫)の作品紹介

「あなたの上にわたしのからだを乗せたまますこし眠るということの蜜」「まず性器に手を伸ばされて悲しみがひときわ濃くなる秋の夕暮れ」。1986年、奔放に性を表現する短歌をひっさげて、大胆かつ華やかにデビュー。世紀末、その歌人はめくるめく愛の営みにたゆたう、孤独の哀しみを歌うまでになった。歌集『ベッドサイド』を中心に、林あまりの15年にわたる歌作の集大成。

ベッドサイド (新潮文庫)はこんな本です

ベッドサイド (新潮文庫)の単行本

ツイートする