広域指定 (新潮文庫)

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著者 : 安東能明
  • 新潮社 (2016年8月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101301556

広域指定 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 柴崎令司シリーズ第四弾。初の長編、文庫書下ろし。
    九歳の女児行方不明事件をめぐり、綾瀬署、警視庁捜査一課、千葉県警、それぞれの立場がリアルに描かれる。
    前シリーズから引き続き登場のキャラクターも際立ち、特に高野朋美巡査が成長していく様は、読んでいて嬉しい。
    続編期待。

  • 柴崎令司シリーズ初の長編。
    9歳女児が行方不明になった。早期保護を目指す柴崎ら所轄。主導権を握りたい警視庁捜査一課。九年前に未解決のままの同様の事件を思い出す千葉県警察。三者のいろんな思惑や権力の壁、反発、入り混じる。また、この解決を機に返り咲きたい面々。

    真相は、なんとも稚拙な、、、おのれ可愛さの、クズのような、、、

    前作から活躍し始めた高野、よい働きでした。署長の坂元真紀もただのキャリア署長から変わり始めていて頼もしい。

    ところで柴崎はまだそのままだが、話がない訳ではない今回でありました。

  • 事実は小説より奇なり、とはいうが本当にあってほしくない題材が今回の事件。

    事件解決に至ったのはすがすがしいが、本当に救いがない。

  • 過去の3作品は、3冊の何れもが「短篇、中篇という体裁に纏まったモノが積上げられ、1冊としての一定の纏まりになっている」ような構成であるのだが、本作『広域指定』は1冊丸ごとで1つの物語という体裁になっている。そういう表現スタイルの微妙な違いは在るが、シリーズの魅力は損なわれておらず、寧ろ過去の各作品に登場する主要視点人物達の活躍等が確り愉しめて好い。
    「過ぎる」程に意外な顛末が明かされる…最後まで面白い!!本作は、“推理”の面白さと、柴崎警部を始めとする劇中人物達の“人間模様”が巧く併存しているのが好い!!
    「短篇、中篇という体裁に纏まったモノが積上げられた1冊」が「1冊の長篇」に“発展”した感のシリーズ…“次作”も是非期待したいところだ…

  • 4作目は長編です

    本庁、千葉県警、それぞれとの確執もあり、前半は緊張感のある展開
    その中に臭わされる違和感

    そして、被害者の無念
    ところが、それを覆す事実が発覚していきます

    真犯人の姿には唖然とさせられました
    今回も、女性部下が大活躍です

  • シリーズ4巻目は一冊通しての長編もの。個人的には短編の方がメリハリがあって好きだが、これはこれで良かった。早い段階で共犯者は分かってしまう(違和感ありすぎ)が、前巻のようなまさかのどんでん返しはなかった。しかし後味のいい終わり方なので良し。どうも、キャリアvs現場の構図が今まで読んできた多くの本から植えつけられてしまったようで、このシリーズは新鮮に感じる。うん、このシリーズ好きだ!

  • 警察小説。
    若手の新人女性刑事。
    本部勤務から一時的に、諸葛に配属された捜査員。
    警視庁と県警との溝。
    そして、県警本部長と刑事部長の関係。
    さらには、被害者、およびその関係者。
    みな、キャラも立っていて、また筋書きもわかりやすく。
    長編ともいえないのに、様々なエピソード、展開なども含まれていて、ちょうど1クール分の面白い警察ものドラマを観たような読後感。
    警察ドラマ好きの方が1泊2日の出張にもっていって、空き時間に読むなんてのには最適かと思われます。
    期待通りで、それ以上でもそれ以下でもなく、面白い作品でした。

  • 『広域指定』と言うタイトルだったので、そういう事になるのかと思いきや、外されました(苦笑)。この著者のタイトルの付け方は思わせぶりですが、だいたいタイトルにあったことは起きていたと思うんですけどね。

    柴崎は、本庁への復帰を諦めていませんが、シリーズが進みに連れ、本庁へは戻れなくなる様に思えるのは気のせいでしょうか?だってねぇ、本庁に戻ってしまったら、物語の舞台が無くなっちゃいますからねぇ。

  • リアルな警察がいい加減な捜査でお茶を濁している一方、小説の中の警察官はちゃんと職務に忠実なのでした。

  • まあまあ面白かったけど、帯叩きで書かれていたほどではなかったな…。

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広域指定 (新潮文庫)の作品紹介

一月十日午後九時、未帰宅者の一報を受け柴崎警部は高野朋美巡査らを急行させた。九歳の女児、笠原未希はどこへ消えたのか? 早期保護を目指し指揮を執る綾瀬署署長、坂元真紀。主導権を奪おうとする警視庁捜査一課。未解決事件の悪夢に悩まされる千葉県警。キャリアまでを巻き込んだ事件の捜査の行方――そしてその真相とは。名手が持てる力の全てを注ぎ込んだ、長篇警察小説。

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