- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101302720
感想・レビュー・書評
-
日本人作家によるファンタジー作品の代表作だと思う!!ファンタジー好きなら絶対に読むことをオススメする!カタカナの人名と地名を覚えるのが大の苦手なのだけれど、割とすんなり頭に入ってくる読みやすさ。冒険する女主人公バルサがかっこよすぎて、憧れるし惚れる!!
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はじまりの本が一番最後になってしまいましたが、やっぱり面白い‼︎
ここから物語がはじまったんだな^ ^ -
バルサは今年三十。―p14より
とあったけど、三十歳の女の人が主人公の話って珍しくない!?ファンタジーの主人公にしては、おばさんすぎる!
「十一、二の子ってのは、いちばん命の力が強い時期だって、ヤクーは信じていたんだ。七つより幼い子ってのは、まだ魂がこの世にしっかりととどまっていなくて死にやすい。十四、五になると、つぎの命を産みだすために身体が準備をはじめて、そちらに力をとられてしまうってね。」―p336より
ともあった。チャグムは十一、二歳の男の子。
設定から引き込まれる話だった。面白かった! 解説にあったように、アイテムやキャラクターが多いだけの、すぐにゲーム化されそうな異世界ファンタジーではない。守り人・旅人シリーズ、1作目。これは最後(10作目)まで読まなくっちゃ♪ -
おもしろい。
話の流れがどうのというよりは、人類の歴史と、人々が考えてきたことと、それがどういう風に伝えられて現在があるかということがすごくリアルで。
長い時間を経て、すっかり形骸化してしまった文化や風習。忘れられたものがあれば、新しく始まるものもあるし、意味も分からずとも続けられるものもある。変化していくことそのものにこそ、時代を読むための重要な意味があったりもする。
これは、人類が創ってきた文化の物語。 -
ファンタジーは苦手だ・・・。
ここは何処?
一体何時の時代?
世界がまるで分からない・・・。
そしてカタカナの名前も苦手だし、得体の知れないキャラクターもダメだ。
自分が想像力に乏しいのだろうと思う。
他のみなさんからはこんなに高評価なのに、★★★で本当に申し訳なくなってしまう・・・。
絶対面白いはずなのに、心底楽しんで読めない自分(T_T)
すみません・・・という気持ちでいっぱい。
面白くないわけではないのだが、読み進めるのが苦痛と感じるのは、ファンタジー脳が無い所為なのか?
そんなめちゃめちゃファンタジー脳のない私が、諦めずに最後まで読み進められた作品。
これだけでも凄いことだと思う。
もう少し若い頃に読んだ方が受け入れられたのかもしれない。
守り人シリーズ、あと2冊借りたが・・・
どうしよう。 -
守り人シリーズ第1弾、序章としての物語は完結すると聞いていたのでファンタジーの試し読みという軽い気持ちで読みかかった。
数ページで物語に引き込まれる結果となったのだが、それは数奇な運命をもがき進んでいく登場人物だけでなく、思惑、陰謀、戦闘などの描写がとても豊かで容易に頭の中でシーンを思い描く事が出来たからに他ならない。
読み終えた時にはこのシリーズの続きを読んでみたいという気持ちになったは言うまでもない。 -
守り人シリーズまとめ読み1冊目。
大型版、軽装版、新潮文庫と3種類あってどれにしようか悩んだが、結局は値段で決めてしまった。
子どもが少し大きくなってから読むことを考えたら、大型版でも良かったかもしれない。
おとぎ話だが、よくあるファンタジーと違って落ち着きがある。今もどこかにありそうな民族文化や信仰をベースにしていて、突拍子もない部分が少ないのがその理由の一つだろう。
また戦いの描写が多く、物語の大切な要素になっているが、武器が短槍というのも渋い。魔法もロボットも美少女も出てこない。だから落ち着きがあって、多くの人がこの世界に入り込めるのだと思う。 -
もともとは児童文学として書かれた物語とのことですが、それだからこそでしょうか。
ワクワクします。ドキドキします。ハラハラします。
読み終わってすぐに、「あー、面白かったー。続きが早く読みたいー」となります。
新ヨゴ皇国の第二皇子であるチャグムに降りかかる災い。ふとした偶然で彼と関わり、彼の身を守るために追っ手から逃れつつ、彼と行動をともにする、女用心棒の<短槍使いのバルサ>。
そこに、伝説の怪物!?まで絡んできて…
ファンタジーあるいは冒険譚としての面白さ、国が国として成り立つために張り巡らされる権謀術数、淡い恋物語、いくつもの面白い要素が組み合わさって、飽きることなく引き込まれます。
シリーズ通し読み確定しました。