神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)

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著者 : 上橋菜穂子
  • 新潮社 (2009年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302775

神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 守り人シリーズ第5作!
    女用心棒バルサがますますカッコイイ!
    ただ強いだけじゃなく、母性的な優しさも持ち合わせてるところがまたいい!
    そして人を殺めた哀しみ。
    生きるために、人を殺めるしか生きる道がなかったとしても、人は、動物と違って、心に傷を持つ。
    たとえ相手がどんなに悪人でも。
    人として生きるということはどういうことか、深く考えさせられた。

  • なんとも胸キュンなエンディングで、もおもお!でした。

    なんだかんだ、やっぱりバルサなんですよね。かっこいいなあ。もう。
    タンダの頑張りにも拍手!でしたし、どう考えても無理だろうっていう状況でも絶対に諦めないふたりの姿がもうたまらなくて。泣けました。

    最後のチキサとバルサの会話にもぐっときたし。
    相手が子供でも対等に接するバルサの姿勢がすき。

  • 邪悪な力を解き放つことになってしまったいきさつ。
    力を持ってしまった少女アスラ。
    何とか助けようとするアスラの兄。
    少女の心身を守ろうと奔走するバルサが頼もしい。

  • 守り人シリーズ6巻。神の守り人の下巻です。

    上巻からあげられている「それが正義であれば、殺人は許容すべきか」 という重いテーマに対し、本巻で一定の答えは出たのではないでしょうか。
    戦いを通じてバルサの背負う悲しみの重みがひしひしと伝わり、彼女ならではの理論で殺人をしてはいけない理由が語られた時、とても納得感がありました。
    また、ラストは手放しで喜べるものではないですし、ロタ王国の問題は全く解決には至っていないけれど、わずかな希望の光が見えた感じはよかったです。

    今回の事件では、上記の他にも人種差別や地方格差、新興宗教やテロなど、現代でも悩ましい問題が織り込まれていて考えさせられることが多々あり、しかもそれが、世界のどこかでの出来事ではなく、すぐ隣で起きていることという現実感を以て迫ってきました。
    相手の立場に立つこと、が、ね。解決の一歩かもしれません。

  • 2017.11.29

    過去のトリーシアは大変に美しい女性のイメージで読めたけれど、処刑される直前の彼女は過去の失恋、夫の不幸、生活苦でもみくちゃにされて、拠り所となった支えが暗い思考になってしまい、惨めで不幸な女性として、とても初めの印象と同じとは思えない見事な描かれ方がされていた。それが悲しくて仕方ない。
    この先で、兄妹が幸せになれる道が見つかることを祈ります。
    児玉清さんの解説の中に、「おもしろい作品は数あれど、おもしろくてすごい作品にはなかなか出会えない」と書かれていましたが、その通りだと思います。

  • まず一番に言いたいことは、「イーハン殿下、かっこいい!!」
    ロタ王国の王弟でありながら、人々の暮らしを間近に感じ、目先の利益に囚われない冷静な判断もできる。

    ロタ王国の北部に住む貧しい人々や、ロタ人に虐げられているタルの民の味方。
    けれど、兄ヨーサムの良き治世を長引かせるために、事を荒立てず、国の行く末を想う正義感。

    守り人シリーズには色々な国の王家が登場したけれど、ロタ王家が一番好き。

    この国の未来は困難な壁がそびえているけれど、どうかみんなが幸せに暮らせるようになって欲しいと願う。

    過酷な運命を背負った兄妹、チキサとアスラがどんな結末を迎えるのか、希望はあるのか、とても気になってあっという間に最後まで読みきった。
    読み終えても、果たして2人がこれから幸せになれるのかは分からないけれど、バルサとタンダが2人を守るために、異なる場面で抱きしめる様子を見て、胸が熱くなった。
    この兄妹にも、幸せな暮らしが訪れますように。

  • 下巻は、あのシハナが登場!
    バルサとの死闘はすごかったです。
    そして、アスラとチキサ。
    どんどん成長していく二人に涙。
    あのクライマックスのアスラの行動には感嘆!

    ハードカバーは既読済。
    文庫が出たので、自宅用に購入しました。

  • 【再読】

    語り継がれる伝承、不思議な力、民族の違い、様々な人達の思惑、巻き込まれる子供たち。毎回話を構成するピースは似ているんだけど、今回はいつも以上に苦かった。いつものようにサクサクと読み進められなかったのは、何とも割りきれない話にモヤモヤしていたからかも。
    登場人物が多く、それぞれが目指している形も様々だったので、少し複雑な部分もあった。歴史や伝承をどう解釈するかで、今を生きる人達の地位や生活まで変わってしまう。それだけ時間の積み重ねは大きいものなんだと染みた。
    最後にタンダが言っていた通り、ロタの問題は何も解決していない。むしろ浮き彫りになった。シハナのことも気になる。このまま、ということは無いと思うので、先を楽しみに。また、これまでそれぞれの国の事情を垣間見てきたので、今後はさらに大きな視点での展開を期待したい。

  • そうきたかぁってラストでした。

  • 今回もおもしろかったけど、1番ではなかったかな?
    たぶん、意外とあっさりと終わってしまったからなのかも…

    でもやはり、敵も味方も嫌いなキャラクターがいない!
    これに関しては、すごいと思う。
    シハナの行方が気になります。

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神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)の作品紹介

南北の対立を抱えるロタ王国。対立する氏族をまとめ改革を進めるために、怖ろしい"力"を秘めたアスラには大きな利用価値があった。異界から流れくる"畏ろしき神"とタルの民の秘密とは?そして王家と"猟犬"たちとの古き盟約とは?自分の"力"を怖れながらも残酷な神へと近づいていくアスラの心と身体を、ついに"猟犬"の罠にはまったバルサは救えるのか?大きな主題に挑むシリーズ第5作。

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