天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)

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著者 : 上橋菜穂子
  • 新潮社 (2011年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302805

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天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「・・・ほんとうに、バルサ、だ。それとも、夢を見ているの、かな」

    上橋作品マイベストが更新されました(・ω・ノノ゛☆

    手紙と再会。目からナユグの水が止まらない。゚(゚´Д`゚)゚。

    この巻の終章を読むためだけにでも、8巻読む価値があるよ!あと2冊。

  • 織物を紡ぐかのごとく綴られる、終わりの始まりの一冊。

    守られるだけだったチャグムの逞しさに眩しさを感じながら、一気に。
    何を守って何処を旅していくのか、こういうロードムービー系は結構好きです。

    ”その道に行っても、楽にはなれない”、重い言葉だと、思います。

  • チャグム皇太子編最終章第2弾。

     ファンタジー要素を薄め、弱国が強国にいかに対抗するか、その国家の興亡を描こうとする最終章である。
     息を付く間もない展開に加え、登場人物には見えない全体像は読者には見えているという心憎いばかりの王道構図によって、否が応にも増してくるハラハラ感には脱帽という他はない。

  • シュガへ宛てたチャグムの手紙から始まる、物語の最終章!

    シュガ、タンダ、バルサ、彼らの元にそれぞれチャグムにまつわる使者たちがやってくる。これまでの物語が、全て一つになり、明らかにされていくことがよくわかる。

    バルサはチャグムにやっとのことで追いついていくが、なんとチャグムにより、足止めされてしまう。。

    タンダの元にはあの、タルの民、アスラとチキサが助けを求めにやって来た。ナユグに何か起こっているようだ。だか、タンダは弟の代わりに、草平に出ることになる…。その先にも不思議な若者がタンダの元にやって来る。

    バルサはロタ王国の秘密を知り、今度こそチャグムを探しに行くことになる。
    たった一人で国を背負うチャグム!チャグムへの思いに駆られるバルサ…

    バルサの本当の強さ、女としての脆さ、チャグムの青きまっすぐさ!二人の行方がどうか幸運なものとなるようにと祈りながら読み進めるこの楽しさといったら!!

  • 【 #天と地の守り人 第一部〜ロタ王国編 読了】
    不可避と思われる戦争から自国の民を守りたいと願い、命を狙われながらも東奔西走するチャグム。
    そのチャグムを信じ、自分の地位など顧りみず為すべき事を為すシュガ。
    シュガからチャグムの生存を聞き、彼の助けになるべく旅を始めるバルサ。
    他にも色んな人の『今から起こるであろう戦争に対する現状』が描かれています。

    人生とは不思議なものだ。
    普段は多くの努力を繰り返し、
    果てしなく思える長い時を変えながら、
    一歩一歩坂を上るようにして未来を築かねばならぬのに、
    時に、こうして、
    一瞬で己の未来を大きく変える選択を迫られる。

    次の第二部は、ロタ王国から北へ、
    青霧山脈を越えたカンバル王国へと舞台が移ります。
    否が応にもワクワクします。
    #守り人シリーズ #上橋菜穂子

  • 冒頭の、チャグムの手紙を数行読んだだけで心をギュッとつかまれて、思わず涙ぐんでしまった…。

    チャグム、本当に立派成長したね!
    続きが楽しみです。早く読もうと思います。

  • バルサたん。
    短槍の達人なのに30半ばで肉体に衰えを感じるとか…

    26にして、老人並みの体力しかない僕はどうしたらいいの……(震え声)

  • 遂に最後の章。

    チャグムを追いかけるバルサの思いが、強くそして寂しげでもあり、ぐっとくる。

    バルサは、チャグムを一人の少年として見てきた。しかし、今のチャグムは皇太子としての見方からは離れられない人間に成長した。

    どれだけ、普通の暮らしを願っても、ナユグに逃げるようなことはもうない。

    それでも、バルサがチャグムと再会したときの感動といったら!

    今までの物語を彩ってきたキャラクターたちが多く登場し、新ヨゴとロタ、カンバル、サンガル、そしてタルシュ。
    各々の国が、その思惑を持ちながら複雑に絡みあってゆく。

    そうして、北に訪れるナユグの春。
    精霊が人間に為す影響も計り知れない。

    どのような結末になるか、まだ読みきれない所が久々に面白い!
    ワクワクしながら続きに進もうと思う。

  • 三部作全部読み終わった!読めてよかったなあ読めてよかったなあもう終わっちゃうどうしよう、と思いながらどうしても止められず読み終わった。圧倒的な世界、魅力的なキャラクター、そして目を離せない大きな物語がすべてそろった本に出会える幸福ったらない。バルサが、タンダが、チャグムが、トロガイがとても好きだなあ。ラストを思い出すとまだ体が震えます。きっとずっと読み返す物語。わたしもがんばって生きよう、ってまた思うことでしょう。

  • 再読了。
    シリーズ最後の三部作であり、前作を読んでから、あまりに長い時を経て読んだので、物語の流れを思い出すのに苦労するかと思われたが、冒頭のプロローグだけで、魂ごと一気に引き戻されたようだった。

    私が女だからか、バルサと歳が近いからか、このシリーズを読む時はいつもバルサの視線で物語を生きている気持ちになる。
    特にこの三部作は、今までよりもバルサの気持ちの揺れが大きかったように思う。

    チャグムを案じているバルサの胸の苦しさは、実際に息子などいない私にさえ痛烈に感じられるもので、途中何度も息が詰まった。

  • ついに最終章。すごく大きな流れのなかにいる。

  • 読んだらスグに感想を書くことにしているけれど今回は書く間を惜しんで通し読み。三冊に分けて収録されている佐藤さん荻原さんとの対談式の解説も含めて面白かったです。でも既に細部は忘れてしまった、、、。いつかもっと落ち着いて余裕をもって再読したい。ロタ王国の兄弟、王に仕えるカシャル、両陣営の密偵たち、これまでの設定が全て生かされ全体で大きな歴史のうねりになっているのが見事。守り人の話は完結していてもう書かないそうだけど、できることならヒュウゴを中心にした物語を読んでみたいです。

  • チャグムがだんだん成長して、でもその成長ゆえにいろんな重荷を背負わなきゃいけない。頼もしいような心配なような。

  • 睡眠時間をけずって読んでしまった。

    “守り人シリーズ”最終章の三部作、第一巻。
    今までの“守り人シリーズ”、チャグム主役の“旅人シリーズ”から物語は続いている。
    前作の内容はうろ覚えだが、面白く読めた。

    戦争に向け動いていく新ヨゴ皇国。チャグムを思うバルサの気持ちが、母のようだと何度も思った。
    南の国々、ロタ、カンバル、そして新ヨゴ。様々な国同士が、国の中でも様々な人間の思惑がからみあい、もつれ、どうなっていくのか。

    チャグムはどこまでやれるのか。なんとなく、バルサとチャグムがそろうとどんな困難も乗り越えてゆけそうな力強さを感じる。

    そして、ナユグの世界に春がやってくる。それによりサグにもたらされるものとは…?
    タンダもまた巻き込まれていく。こちらは一人。どうか無事で。

    宮中で立場が危うくなっているシュガはどう動くのか。
    ヒュウゴの憎めない雰囲気、そうか、こういう人間もいるよなあ。

    巻末には、『天と地の守り人』三部に渡り荻原規子氏・佐藤多佳子氏との〈特別鼎談〉を収録。こちらもファンタジー、児童文学好きにはたまらない一品。
    さあ第二部を買いに行こうか。



    余談だが、こういった世界を描き出す場合、南から戦がやってくるというのは世界の仕組みなのだろうか。例えば荻原規子氏の『西の善き魔女』然り。
    暖かいところは土地が肥え、国が豊かで他国を侵略する。自然の摂理なのだろうか。

  • ハードで読んで文庫でもう一度。わずか十六歳の少年が背負うのは重荷ではなく夢。真っ直ぐたって前へ進むチャグムの姿は何度でも読む人の心を惹き付けて放さない。さぁ、行こうワシが骨を落とす音が響く、貧しいけれど美しい谷間へ。

  • 帝に死者として葬られながらも、過酷な旅を続けるチャグム、その軌跡を辿っていくバルサ。タルシュは密かに確実に目的を遂行しようと、各国の事情を汲み取った策をこうじていく。
    バルサは言う。こんなに頑張ったんだ。八方塞がりだと思うのなら、肩の荷を下ろすことは悪いことではない。楽になれる道は、あんたの目の前にある。それでもチャグムはぽつんと言う。
    「その道に行っても、楽にはならない」
    「私が背負っているのは、重荷じゃなくて…夢だから」
    望まれた役目を担い、全うしようと尽くし、達成してしまう。そしてまた役目を担う。上橋先生はいつか、そんなバルサを悲しいと言っていた。チャグムにもそんな所がある、と思っていたがこの一言で見方が変わった。貴方を縛っている鎖だと思っていたものは、背負わされていると思っていたものは、貴方を羽ばたかせる翼になり、自らが動くための力にもなり得るのだ。
    一方で、ナユグの異変の影響が、こちら側に及ぶことで天災が起こり、異能者は警告とも取れる夢を見る。タンダはサグとナユグに跨って存在する者達は「群れの警告者」ではないかと考える。ふたつの世界が重なり合うさま、連鎖していく事象。壮大で滑らかで、息遣いが聞こえてくるような物語。

  • 守り人シリーズ、完結編。今作では、チャグムの成長が感じられ、最初の章で小さな子供で、あどけなさが残る少年のイメージを感じるのだが、年頃の子供らしい仕草も垣間見え、背も伸び、少年から青年の顔つきに変わり、しみじみ感じる。バルサの活躍ぶりに心動かされ、勇敢な姿に、所々女性らしい一面があるのがまた良い。成長したチャグムとバルサがお互いに出会い、二人の関係に同変化があるのか気になる。壮大な大河の物語は二人だけでなく色々な人々の心情が顔を覗かせ、王国の動向に影響するか、チャグムはどうなるのか、第二部へ。

  • シリーズ最終話。

    バルサとチャグムの再会はやはり感動的。

    ヒュウゴはくせ者だが、美味しい。NHKのドラマでは鈴木亮平。もはや他の人は想像できない。

    ロタ王弟の言葉に一縷の望みを繋ぐ。

  • ロードオブザリングズだね

  • チャグムの部下の依頼を受けてバルサが探しに行く回。
    最近体が付いていかない、とか 肉体の衰えが。。。
    そういったリアルなのが好きなのだけれど、戦闘シーンで無事切り抜けるか、ドキドキしてしまう。。。

    領主やスパイなど、国同士が絡み合って
    何とも凄いスケールになりそう。

    そんな中、ナユグも転換期を迎えなくても。。
    とタイミングの悪さを感じてしまうが
    どうなるのだろう。。。

    鼎談=3人が向かい合って話をすること。
    知らなかった。。。
    後書きが荻原規子さん、佐藤多佳子さんとの鼎談。

    やはり皆指輪物語を読んでいるのか。。。
    (ナルニア物語の作者と同大学の教授同士だったのか!
    知らなかった)

    読んでみようかな。。。

  • 最終章 第1部 
    タルシュ帝国のラウル王子の戦略に 何とか抗おうと海に飛び込んだチャグム
    その後の運命はまっすぐな清い彼の心を痛めつけていく・・・・
    ひどい目にあいながらも 新ヨゴ国の民のため 母や妹のため 奔走するチャグム

    そんなチャグムの消息を 危険を冒しながら探し続けるバルサ    会えてよかった~

    アスラや草兵の子などナユグが見れるオ・チャルたちがおびえるものは何なのか?

    急いで次を読まなくては。

  • タルシュ帝国のラウル王子の手から逃れ、ロタ王国と新ヨゴ皇国の同盟を願う為、単身ロタに乗り込むチャグム。
    チャグムの安否を心配し、行方を探し続けるバルサ。

    精神的にも肉体的にも、傷を負い、疲弊し、それでも前に進もうとするチャグムの姿に心打たれます。
    そして、それを大きな懐で包むようなバルサの愛情にも心打たれます。

    二人の旅を見るのは久しぶり。
    いろんな人に支えられて、この旅を乗り切って欲しいナ。

  • チャグムとバルサの再会シーンが素敵!どんどん状況が深刻化してきて、絶望しかないように感じ、チャグムの描いてる未来へと辿り着くのが難しいように思うけど、ここからどう這い上がっていくか期待して読み進めたい。

  • 2017/03読了。バルサとヒュウゴが出会い、タンダは草兵として取られ、チャグムは陰謀の渦の中。間一髪のところで出会えたバルサとチャグムに感無量です。

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天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)の作品紹介

大海原に身を投じたチャグム皇子を探して欲しい-密かな依頼を受けバルサはかすかな手がかりを追ってチャグムを探す困難な旅へ乗り出していく。刻一刻と迫るタルシュ帝国による侵略の波、ロタ王国の内側に潜む陰謀の影。そして、ゆるやかに巡り来る異界ナユグの春。懸命に探索を続けるバルサは、チャグムを見つけることが出来るのか…。大河物語最終章三部作、いよいよ開幕。

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