天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302805

感想・レビュー・書評

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  • バルサはチャグムを探す。自分が探したいから。

    さて、海に身を投じたチャグムを、バルサが探すのがこの巻。簡単に言えば、チャグムはもちろん生きていて、バルサは彼に再会できる。事態はじりじりと進む。チャグムの行動は、間に合うのか。

    相変わらず食べものが気になる話。

  • 2016/6 9冊目(通算98冊目)。「蒼路の旅人」からの続き。祖国を救うために、単身ロタ王国へ向かったチャグム皇子に会うために方々を探し回るバルサ。やがてチャグム皇子と会うことができ、バルサの故郷カンバル王国へ向かう話の流れ。これまでに出てきたいろいろな人が出てきて混乱するが、中々会えそうで会えないバルサとチャグム皇子の展開が読んでいてやきもきさせられる。カンバル王国でどんな展開が待っているのか?。続きも読んでいきたいと思う。

  • シリーズの集大成。登場人物や設定もだいぶ増えて複雑になったけど、それがまたちょうどいい。

    成長したチャグムがほんとに良かった。"天と地"というのがチャグムの人物像だと勝手に捉えてるけど、そう考えて読むのがすごい好き。チャグムが王宮に帰還するシーンは何度も読み返した。

    先に虚空の旅人、蒼路の旅人読んでからがオススメです。

  • もうううう!凄すぎるぞ!と吠えたくなること請け合い。国と国、国の内部、ひとりの人生が絡み合う…チャグム大人になったなあ、手が届かないところに行ってしまったなあ、とファンなら思うはず。政治が複雑なんだけど、読者を置いてけぼりにしない、優しい気持ちにもなれる本です。バルサ大好き。

  • 2018(H30)3.19読了

    これまでの『守り人』シリーズの

  • この壮大なサーガの終幕へ向かう三部作の序章は、バルサ視点での、チャグムを探す旅。

    国のことなど分からない、ただチャグムに幸せになって欲しいと願うバルサと、欲しくもない皇太子の地位ゆえの因縁に捉われるチャグム。そんな2人は果たして出会えるのか。

    緊張感が続き、権謀術策が飛び交い、人間関係が入り乱れる。これまでの登場人物が次々と舞台に上がってきて入り乱れる群像劇は見事。

    その中で、それぞれの立場で覚悟を決めて生きるバルサとチャグムの心根に、心震わされる。‬

  • やっと、バルサとチャグムが再会できた!

    行方知らずのチャグムの無事を確かめるため、バルサが追う。その道のりで、これまでの作品でチャグムやバルサが出会ってきた人たちも登場する。
    新ヨゴ王国のシュガ、ジン、タルシュ王国のヒュウゴ、ロタ王国のイーハン王子、シハナ…
    かつて敵として戦った人も、今は味方として動いていたり、人というのは難しいけど面白い。

    バルサとチャグムの再会が、この巻の大きな筋だけど、呪術師タンダも何やら異変に気がついている模様。
    次の巻で物語がどう動くのか…楽しみ!

  • 『精霊の守り人 悲しき破壊神』
    NHK/毎週土曜放送
    2017年1月21日から

  • 2013.6/18 シリーズ8作目。自国の新ヨゴ皇国や敵のタルシュ帝国の目を欺くために、一縷の望みに賭けてひとり海を渡ったチャグムの成長に涙。そしてそれを助けようと追うバルサ。なかなか追いつけず、こちらまでジリジリとさせられ読む手も自然早くなる。

  • 2017.12.21
    三作読んだら感想書こうかな。
    チャグムとバルサの再会シーンでは泣いてしまった。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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