人事の嵐―経済小説傑作集 (新潮文庫)

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著者 : 高杉良
  • 新潮社 (2012年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101303314

人事の嵐―経済小説傑作集 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 高杉良氏描く企業社会小説の登場人物は、全員実にリアルで、生き生きと動き出す。緻密な取材に基づいたストーリー構築にいつも納得だ。

    8つの短編小説集だが、ほとんどが企業トップ層の人事を扱う。
    中でも特に、「労組管理会社」に登場する労組委員長は、かつての日産自動車の人事を壟断したことで有名なあのS委員長を髣髴とさせる。

    高杉氏が、短編でまず試しておいて、あとで膨らましてあの長編になったんだといった推理も、ファンとしては楽しい。

  • 高杉良さんの作品を読んだのはこれが初めてです。

    初めてということで、短編小説を選んだのですが、役員レベルでの人事の
    話が中心となっていたので、今の自分には全くピンとこなかったのが、正直な感想です。
    まだまだ、1本目なので、他の作品も読んでいきます。
    しかし、組織のトップとなるには、能力はもちろんのこと、社内政治にも長けていないと厳しいのかな・・・と。人間である限り、私情を抜きにすることは困難であるということを改めて感じました。

  • 人事権という魔力、麻薬はときに常人の感覚を麻痺させる。権力者は時に晩節を穢すことがある。それもまた人間らしさかも。

  • さすがに高杉良さんの作品は、いつも目の前で出来事が起こっているような気持ちになります。
    今回の『人事の嵐』では、
    トップの事情を教えてもらったような内容でした。
    1番驚いたのは、男性も感情、好き嫌い、を
    ビジネスに持ち込むんだ、ということ。
    小説とはいえ、男性社会を見つめ直すきっかけになりました。

  • 難しい。とりあえずえらい人は色々大変なんやな…ぐらいの感想。
    女性が全く関わってこない。さすが日本社会。

  • まだ社会人ではない私にとっては、少し感覚がわからず、読むのに苦労した。

    企業といっても、最後は人間関係。何もかもそこに辿り着くのだなと。50代後半でもまだ若いと言われる、社長というイス。なんだか20代の初めの私にとっては、到底理解できないものなのだろう。
    新聞記者の記事で、社長人事が延期されたり、覆されたりがおきるらしい。なんだかなぁ。そんなことで、振り回されたら経営どころではないと思うのだが。
    現実はそんなものなのだろうか。

  • 人事関連の短編を集めた高杉良の一冊。
    うん、人事って奥が深いね。
    と思ったけど、結構浅く決まったりするんだよね。
    難しす。

  • トップ人事は社長の最後であり、最大の仕事と言われる。
    今回の短編はトップ人事の話が多い。
    このクラスの人事のことはあまり想像できないが、やはり適正な判断より感情人事が多いような気がする。
    普段接することのない雲の上の話だが、見方によっては今後のサラリーマン生活に役立つかもしれない。

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人事の嵐―経済小説傑作集 (新潮文庫)の作品紹介

阿部社長は、後任を江口常務と定めたが、江口が固辞して一期下の大谷を推すうち、阿部は没してしまう。江口は社長の遺志だと大谷を口説くのだが…(「社長の遺志」)。四十五歳の若き取締役が誕生した。人事部長兼務である。しかし、翌年、会社更生法の適用を申請した。つまり彼の使命は減員計画の推進だったのだ(「人事部長の進退」)。-リアルな筆致で人事という心理戦を描いた傑作八編。

人事の嵐―経済小説傑作集 (新潮文庫)はこんな本です

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