下天を謀る(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 317
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101305257

作品紹介・あらすじ

「その日を死に番と心得るべし」との覚悟で幾多の合戦を生き抜いた藤堂高虎。織田信長亡き後、豊臣家に三顧の礼を持って迎え入れられるが、秀吉は茶々との愛欲に溺れ、天下人としての資質を失っていく。落胆した高虎は一時出家さえ試みるが、徳川家康から届いた一通の手紙に心を動かされ、再び下天を謀る決意を固める。「戦国最強」との誉れ高い異能の武将を人生を描く本格歴史小説。

感想・レビュー・書評

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  • 真偽は別として物語としては面白かった。

  • 豊臣末期の混乱、秀長の場面では泣ける、下巻へ

  • 下巻へ。

  • 血気盛んな武者たちが、将に成長していく様を、小気味よく語ってくれて、楽しくてしかたがないです。
    特に、冒頭(プロローグ)から登場した水野勝成殿が、そのあともちょくちょく登場してくれるのが、嬉しくて嬉しくて!下巻も楽しみです。

  • 下巻で

  • 映画化を

  • 藤堂高虎

  • 戦国武将藤堂高虎の物語。上巻は若い頃から豊臣秀長に仕えた頃、徳川家康と天下のために奔走し始めるまで。秀長が庶民一人一人が幸せな暮らしを過ごせるように考える心に打たれ、高虎は家来になり邁進する。その主従愛がとても伝わってくる。しかし、秀長は早くに亡くなってしまい、その継子も暗殺されてお家断絶。高虎は暗殺した黒幕を感づき、腸の中は煮え繰り返っていても、こらえる。それも秀長が目指した国を作るため。その志を一緒にできる家康と急速に近づいていく。

  • 戦国時代の武将、藤堂高虎。
    個人的には加藤清正が好きなのだけども、まぁとにもかくにも
    藤堂高虎のことなんとなーくしか知らないし
    まぁ読んでみようかな、と。
    最初の方の小牧長久手の戦いらへんとか
    というか、前半がとにかくダラダラしてて
    これ進むのか?と思いきや半ばに差し掛かったくらいから読むスピードが急激に上がった。
    藤堂高虎、とにかくコロコロ仕える武将を変えまくるので
    あまり好きではなかったけど、あぁこうゆうことねー!みたいな。
    羽柴長秀との主従関係がなんともグッとくる。
    まぁ家康はやたらいい人だし、三成はやたら悪いやつでっていう流れ。
    上巻の最後の方はほぼ徳川家康の関ヶ原の戦い前。
    まぁそこはさて置き。
    急激に面白くなったので下巻が楽しみ。

  • 藤堂高虎が主人公という、なんとも意外な小説。

    始まりは小牧長久手の戦いから。
    こんな武辺者のイメージはなかったので、
    とても意外なキャラクターとして描かれていた。

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著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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