ゴッドスター (新潮文庫)

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著者 : 古川日出男
  • 新潮社 (2010年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101305325

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ゴッドスター (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 今回もまた東京の描写が卓越してうまい。(東京出身の作家でないはずなのに)。東京原野、その寂寥とした景色に魂を感じる。鋭いナイフを持って疾走する瞬間にだけ生きている。かっこええ。

  • 紀伊国屋の本のまくらフェアで購入。
    文体とスピード感が新鮮な感じだった。表現しにくい怖さみたいなものを言葉裏に感じながら、一気に読んでしまった。

  • 現実的かつ精緻な筆致で、眩惑的な奇跡を起こるべくして起こった必然として描写することが、古川日出男さんの魅力だと個人的には思っています。なので、感覚的すぎて説明の少ないこの作品、ぼくはあまり好きにはなれませんでした。

  • 初めて読む古川さんの本。文体に戸惑ってしまった。
    スピード感を売りにしているようだが、文体がどうも自分には合わなくてそのスピード感を感じることができなかった。
    内容に関しては不思議でまだまだ理解しがたいので再度読みたい。

  • あたしの姉が死ぬ。というフレーズから始まる最初の勢いが好き。あたしとカリヲのオンとオフ。

  • 紀伊國屋新宿本店で開催された「ほんのまくら」企画で、友人が選んだ一冊。私のと交換して読んだ。不思議な作品。気持ち悪いような、怖いような、でも嫌な感じではない一冊。

  • 『あたしの姉が死ぬ。』

    『あたしはここまでずいぶん姉のプロフィールについて語った。どう? これで姉のことがわかった? 姉がどんな人間だったかわかった? わかるはずないでしょう。』

    『人間はからたがあれば生きてるから』

    『朝。昼。夜。あたしの責任あるいは義務。それを痛感しながら生きてる。』

    『夜。ちがう。夜の複数形。夜たち。』

    『あたしは希望的観測をあいかわらず口にしてる。希望。希望。反対のことばはもちろん。絶望。そんなもの。ドラッグストアの人気商品ランキングにでもいれておけばいいの。今週の一位は絶望ですって。』

    『耳と口。ほら。声と声。ほら。会話。』

  • 815
    ほんのまくらフェアで出会った本。

    記憶のあいまいさ
    常に自分の行動を第三の視点から見ている感じ
    日常を、非日常的に描く
    スローモーションのよう
    だけどいつのまにか独特のテンポに引き込まれている
    色々な方向に話がそれるが、それでも一つの軸がしっくり通っている
    女の人が書いているような文章

  • 古川日出男のスピード感をたまに感じたくなる。
    あっという間に読み終わった。途中で「あれ?これもう折り返しまできてるの?」って残りのページ確認してびっくりした。
    スピード感に乗ってればわかんないところもそのまんま流していける。その勢いで読んだ。おもしろかった。

  • すごいスピード感。捕まえ切れなかった。

  • 「ゴッドスター」(古川日出男)読了。正直に言うとこの物語の持つ「速度」についていけなかった。光速で突き進む何かの残滓をあとからトボトボと拾いながら読んでいる感じ。最初から文章のリズムに乗れなかった所為もあって同じところを何度も読んだり後戻りしたりでした。顔を洗って出直してきます。

  • 伊藤博文 明治天皇 スーパースーパーマーケット GPS 埋立地 地盤沈下 カリヲ

  • あまりにも詩的で自分の想像力の範疇を越えていて、理解が出来なかった。

    終盤はもう言葉の羅列で、まるで呪文のようでした。

  • とにかくスピード感のある小説。言葉の切り方が詩のような印象も受ける。長さもちょうどよい。

  • 「LOVE」はイマイチだったけど、こちらは同じ東京湾岸が舞台だがとても良かった。古川日出男大好きで今まで数冊読んできたけど、1番疾走感が高かった様に思う、相変わらず読み終わったら疲れたが。カリヲがいい子過ぎて、泣けました。

  • 2/9
    「じゃまなものはころしますからママ」

  • おそろしく主観的な手法。「明治」以降の生命力みなぎる猥雑な描写と、暴走列車のように猛スピードで突き抜ける終盤がさすがだ。

  • これが文学的表現だといういうのなら、私には一生かかってもその文学的表現とやらを理解することは出来ないだろう、と悄然とした一冊。

    古川さんの本は初めてだったが、初めてなのにこんな灰汁の強い本を選んじゃってほんと後悔。

    読み進めるうちに、”ママ”になりたがったこの女性のことを「あ、つかめた」という瞬間があるんだけれど、そう思った瞬間にはぼやけて、霧散してる感じで、結局この女性のことが何にも分からなかった。
    単純に解釈していいのか、曲解が必要か、判断が出来ない。

    文体も歌っているような、流れていく時間が可視化したような、そんな音の流れなんだけど、たいして綺麗ではないと感じてしまう。
    何かのメタファーか、と思ってもみるものの、だが女性や少年の言っていることははっきりしていて、そこにある真実だけが語られている。

    翻弄ばかりで疲れてしまったし、ラストも素直に読むならば、とても空疎で残念。
    いや、人間の選択なんてそんなもんってことか。

  • 正直、安かったら買ったって感じなんですけど(笑)
    不思議な世界感で、おもしろかったです(^^)

  • 200ページ足らずの薄い文庫本。
    あっという間に読み終わったのだけれど、それは小説の短さだけのせいではない。
    こんなにスピード感のある文章というのは初めて。
    一生懸命ついていく。文章に。
    でも、内容が薄いわけではなくて、それなりの濃度があって、ちゃんと面白い。

    「あたし」は姉の事故死を経験する。
    そこには姉とともに死んだ胎児の死も含まれている。
    「おばさんとしてのあたし」、の死も。
    またある日、ほんの数メートル先に落ちてきた人の死も経験する。
    あたしは断ち切られる死について考える。
    突然ゼロになることについて考える。
    そのとき、ひとりの男の子に出会った。
    あたし、は「あたしたち」になった。

    東京湾岸の、あるはずのない、でもないとは言えない、物語。
    読み終わったときは、そのスピード感と物語の展開と顛末に、やや茫然自失。

    この文体は好き嫌いが分かれるところかも。
    私は好きです。

  • 文体。そしてスピードがテーマなのかな、この本は。

  • 文章の速さで、息がつまりそうになる。
    「小説」というよりも「音楽」とか「スポーツ」に近い。

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