幻の光 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307015

感想・レビュー・書評

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  • 私にとって、宮本輝さんの作品は全て星5つです。特に、関西を舞台にした作品は、好きです。柔らかい関西弁、綺麗な文章。この短篇集は、いずれも死というものについて書かれていますが、読み終わると何か救いのようなものを感じることが出来ました。

  • 初めての宮本輝作品。悪くない。全く悪くない。次々と読んでいこうと思う。

  • 一作目がめちゃすき

  • 好き

  • 短編集

    幻の光 を読了。

    尼崎のアパート、流転の海に似たようなアパートが出てきた。

    ボケたおばあちゃんが 宿毛に帰ると言って そのまま行方知れずに。
    これも 流転の海にもあった

    リンクしてるの?

    重たい 1番深い所にある 精。

    時々 どくん と鳴る ところ。

  • 『生と死』

    どんな環境におかれようとも、わずかな幸せを求めて懸命に生きようとする力

    そんな力も、理由もなく突然訪れる『死』の前では無力だ

    『死』に向き合いながら生きていく人の儚さを、淡々とした語りの中で感じざるを得ない

  • 普段あまり読まない純文学も読んでみようと手にした一冊。
    幻の光もよかったが、夜桜、寝台車も、好きな感じ。

  • 四話収録されているうち、『表題作』がしみじみとよかった。主人公と同調しているかのように、潮の香りまでかんじるように思われました。

  • 「人間は、精が抜けると、死にとうなるんじゃけ」前夫の死をずっと忘れられず、たびたびの生死の間を見聞きし経験したことも思い出しつつ、奥能登に生きる女の独白。細密な文章が心のひだに絡んでくる。他3編。2019.11.8

  • 2冊あり

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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