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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
冒頭が素晴らしい! 「蛇行する無数の川は銀色に光っていたが、どうかしたひょうしに、もつれた赤い糸みたいに染まって、麻沙子は、川が地球という生き物の血管であることを、朦朧とした精神のどこかで妙にはっきりと感じた。」 ドナウの旅人は、4人の男女がドナウ川に沿って旅をする物語ですが、この冒頭を読んだ瞬間に、この旅はとんでもない旅行になるんだろうと思いました。 後半あたりから、その... 続きを読む »
上下2巻の長編。主人公と、その恋人、母親とその愛人が7か国にまたがるドナウ川に沿って旅を続けながら自らの人生を見つめ、愛と再生へと向かっていく物語。宮本さんの作品を読むといつもいろんなことを考えさせられますが、今回は自分の力の及ばない運命だとか人生の不思議とかについて思いを巡らせることとなりました。
ドナウ川をたどってドイツからルーマニアまで旅する二組の男女の物語。突然家出をした母と年下の愛人、母を追って旅に出た娘とドイツ人の恋人が7カ月にわたり、さまざまな国をめぐります。お嬢様育ちで無垢な心を持つ母、絹子とドイツで5年間働いたこともある知的な娘麻沙子。ふたりが3000キロにも及ぶ旅でどう変わっていくのか。思いがけないストーリー展開とともに、興味深く読み進むことができます。レーゲンスブルグ、パッサウ、ウィーン、ブダペスト、ベオグラード、黒海、それぞれの土地で出会う人々や風景の描写がとても魅力的。東西が分断されていた時代の物語なので、今と状況は違いますが、土地の持つ情感や雰囲気は、失われずに残っていることでしょう。
父と離婚するための布石として、
ドナウを上流から下流に辿る旅にでた母とそれを追う娘の物語。
旅を通して様々な人と考えに触れ、母子は成長し、
それぞれが抱える問題を解決していく。
個性的な登場人物一人一人から想い(哲学)を感じる。
そこには、作者の想いだけでなく、作者が出会った人たちの想い
も詰まっていて、それらが、作品の中の適した登場人物に割り当て
られているに感じた。
物語としての完成度が高く、どのようにしてこの物語ができたのか
作者がこの作品を書くために旅したことをまとめた『異国の窓から』
を後日読んでみたい。
ステレオタイプな出だしですが、だんだん惹かれてくる作品。宮本輝はあまり好きじゃないけど、この作品は面白い。
2011.1 再読。
以前読んだ時よりも、地名その他の知識がついた。シギィはいい男だなぁ。マサコのお父さんの動物園でのエピソードはひどい。暴力はいけないよ。
麻沙子の母 絹子は「ドナウを旅したい」という手紙を娘に残し、 夫を捨てて家を出る。 絹子は17歳年下の愛人 長瀬道雄とともに西ドイツに向かっていた。 麻沙子も母を追って西ドイツに向かい、かつてのドイツ人の恋人シギィと再会する。 母と長瀬、そして母を見つけた麻沙子とシギィの4人は、 ドナウ川を下る旅に出る。 この2組の男女の心境の変化と成長が異国の人々・風景とともに描かれている。 ミス... 続きを読む »
初版が1985年。初読みはそのときだろう。絹子は八千草薫が適役だな、なんて思ったのか思わないのか覚えていない、麻紗子は誰を思い浮かべたのか。そもそも映画化・ドラマ化されたのかも覚えていない。でも、ひきつけられる。母親の逃避行に自らの捨てた恋の再生を重ねるなんてストーリーもいいなあ。
宮本輝は読み出すといつも止まらない。読み出すタイミングを計らないと翌日エラいことに。。。 どの本も、いつも心にひっかかる文章が見つかる。
情報科教員MTのBlog (『ドナウの旅人(上)』を読了!!)
http://blog.livedoor.jp/will_pwr/archives/51321341.html
ドナウ川に沿って旅を続ける・・・
という設定に惹かれました。
いろんな思惑が交差する中、これからどのように
話が展開していくのか下巻が楽しみ。
小説の世界を楽しみながら
旅気分をも味わえるので
一粒で二度おいしい♪

麻紗子とシギィの再会にドキドキした。
絹子と長瀬の出逢いにも。
長い旅だから、いろんなことも起きて。
みんなの気持ちも変わっていった。
旅先でさまざまなひとと出逢い、別れて、
ひとの...





