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蛍川・泥の河 についての感想・レビュー・書評


蛍川・泥の河 (新潮文庫)
1218人が登録 ★3.62

著者: 宮本輝 
本 / 新潮社 / 190ページ / 1994年12月発売
ISBN/EAN: 9784101307091
rank5 (134)
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評価平均: 3.62
登録数: 1218
レビュー数: 154
価格: ¥ 380 (参考価格:¥ 380)

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この作品に関連する談話室の質問

みんなの感想・レビュー・書評

yurikun1208さんのレビュー 読みたい

芥川賞受賞作螢川。太宰治賞受賞のデビュー作泥の河。大阪、富山の川面を舞台に、少年の成長と人間の生き様が刻まれている。

ぱくすぃーどさんのレビュー 4 読み終わった

蛍川もいいのですが
泥の河がばつぐん。

少年のキラキラした純粋さと
家庭環境が作る影があいまって
泥の河が流れる。

こういう哀切と愛情のかみ合う
人間模様は貧しい時代でこそなのかな。
現代小説ではあんまみられない。

yy10さんのレビュー 4 読み終わった

〈泥の河〉
戦後間もない大阪(1本の河)
を舞台に繰り広げられる
境遇の違う2人の子供の話。
子供ながらに“現実”を
目の当たりにしていく
子供のせつない話。

〈螢川〉
父の死。友の死。苦しい生活。
思春期の恋心。
その言葉じゃ言い表せない
想いをラストの“螢”にのせて。

2作とも言葉では伝えられない
哀しみや喜びを巧く表現している。

goemon00さんのレビュー 5 読み終わった

ネタバレ 『泥の河』 「目をそむけたいが、そむけられない事実」というものは、誰しも経験したことはあるのではないでしょうか。この小説は、戦争の傷跡を昭和30年代の大阪を舞台に描いた少年と大人との琴線に触れた切な... 続きを読む »

tp74yさんのレビュー 4 読み終わった

初、宮本輝さん。

日本の泥臭さ、汗臭さがずっしりと伝わってくる文章だった。
決して読者を甘やかしてくれない。

螢川は、私の故郷を描いた作品で、もう冒頭から涙腺がゆるみっぱなし。
何故だか切なくて辛くて泣けてきた。
本当に巧い作家さんで、こっちは黙るしかないという感じ・・・

yurikoさんのレビュー 5 読み終わった

ネタバレ 『蛍川・泥の河』(宮本輝)を読み返してみた。穏やかな日常に呑みこまれていく、数々の喪失。切なく、やるせない現実のなかで、時折光るのは、それでも生きていく人びとの姿。怒っては笑い、笑っては泣く。そして、... 続きを読む »

tomokkoさんのレビュー 3 読み終わった

宮本輝の川三部作のうちの二作品。夫に勧められて読んだ。どちらの作品も抒情的・感傷的で、宮本氏の文章力は素晴らしい。派手な話の展開も場面もないのに、印象的なシーンが数多くあり、頭にその光景がありありと浮かぶ。『泥の河』は後味が悪く、『螢川』の方が生きていく希望を見出せる作品なのだが、個人的にはなぜか『泥の河』の方が好きだ。

メモ:『泥の河』で太宰治賞、『螢川』で芥川賞受賞。

masa0612さんのレビュー 3 読み終わった

宮本輝 河三部作の2作。太宰治賞と芥川賞受賞作。以前の道頓堀川と合わせて、三部作読了。
戦争の傷跡が生々しく残る日本で懸命に生きる姿。
汚れる選択をしながら必死で子供を育てる姿を、だれが責められよう。

ninjya14さんのレビュー 5 いま読んでる

泥の河まで読了。
徳井さんの言う平等ってこう言う事なのかなぁって思った。
途中で、あ、これは名作だぞと感じで、大事に読んでみた。
こんな子供時代は送っていないんだけど、
郷愁みたいなものを感じだ。
早く読んでおけばよかった。

早く蛍川読まなきゃ。

ハルさんのレビュー 5 読み終わった

ネタバレ 2012.2.29読了。 初めての宮本輝作品。 文章が親しみやすいというか、平易な言葉で書かれていて読みやすかった。勝手にもっと堅苦しい文章を書く作家だと思い込んでいた。 この本には「泥... 続きを読む »

marocoさんのレビュー 4 読み終わった

ネタバレ 注意;最期に引用有ります。 正直なところ、蛍川も、泥の河も、好きではない話でした。 教養として読んでおこうと思い読んだくらい。 でも、所々にぞわっとするシーンがありました。 生と性の後... 続きを読む »

preflyteさんのレビュー 4 読み終わった

芥川賞受賞の表題作と太宰治賞の『泥の河』共に無難ですが美しいです。

とまとさんのレビュー 5 読み終わった

『泥の河』が秀逸。胡散臭くもなく説教臭くもなくゴテゴテした主張もない。ただ作者の心がとても綺麗に澄んでいることが伝わってくる。舟の家のお母さんのことも喜一のことも、「泥の河」に纏わることは堕ちていく要素であるのに、ただ堕ちていくだけでないのは、この作者の澄んだ心があるからなんやろなあ。『蛍川』はまだ自分の中で未消化…なのか?切なくて苦しいのだけど、なんだこのもやもやは。

niraikanai48さんのレビュー 3 読み終わった

太宰治賞受賞の「泥の河」と芥川賞受賞の「螢川」。宮本輝の初期の著作物。宮本さんの作品には氏独自の死生観が散りばめられているように思いますが、この初期の2作には特にそれが顕著に現れているような気がします。

mitsu1124さんのレビュー 3

 僕がこの本を読んで一番感じたのは登場人物がどこか「本物っぽい」ということだった。「本物っぽい」というのは、本当に実在しそうな人間、という意味だ。なぜそのように感じるか考えてみたら、登場人物の誰もがどこか「影」を持っているからだった。  泥の河は、大阪の安治川の周辺でうんど屋を営む家の小学生の息子信雄と小さな違法船の中で生活を営む家族の一人息子松本喜一との間を中心に繰り広げられる、とても平凡で繊... 続きを読む »

izzyさんのレビュー 5 読み終わった

泥の河
…戦争の傷跡を残す大阪で、河の畔に住む少年と廓舟に暮らす姉弟との短い交友を描いた作品。

身分の違うもの同士の交友が難しいことを痛感した。廓舟で商売をする母親を持つ姉弟との交友。いじめられるのを庇うも、環境のせいなのか、主人公との価値観が違いすぎる。

最後のすれ違いが切なかった。


螢川
…北陸富山の春から夏への季節の移ろいのなか、父の発病・友達の事故死、そして父の他界と、初恋を描く物語。


季節や風景の描写がキレイだった。このあとのことをもっと読みたいと思える作品だった。

sakuraicomplexさんのレビュー 5

一番すきな小説を挙げろと言われたらこれかもしれない
「生活していくこと」の虚しさを美しく描写している

kueeeeeさんのレビュー 5 読み終わった

偏に言い表せない本作の持つ抒情感は、読み手に多くの感情や示唆を与えてくれる。昭和の古い情景を描きつつ、そこに巧みに抒情的描写を鏤めるバランス感覚は芸術の域と言って良い力量。二筋の川面に映る人の世の哀歓を綿密に捉えそれをバランス良く二編の短編物語として仕上げた宮本輝氏の代表的な名作。

kazuosogouさんのレビュー 4 読み終わった

昭和30年  安治川を舞台に  淀川の支流が大川と名を変え、大川はさらに中之島をはさむように堂島川と土佐堀川となる。その二つの川が合流して、安治川と名を変えるところに、三つの橋が架かっている。  そのひとつ、端建蔵橋のたもとにある古ぼけた食堂「やなぎ食堂」が小説「泥の河」の舞台となっている。  時代は、戦後の姿があちこちに残骸をさらけだしていた昭和30年-。この食堂へ、いつも来る荷馬車曳... 続きを読む »

mariaarimaさんのレビュー 4 読み終わった

こういうの読みたかった! こういうのというと…センター試験現国の問2でちょっと読んで結末が気になったけど、そのまま読んでなかった感じ。 実際この話に出会っていたかは覚えてないけど、あの問2っぽい本です!笑 最近の本を読んでいると、「何とも言えない気持ち」とか「何となく」とか、軽々しく使われているなぁ、と感じます。 そこを絶妙な比喩やステキな文章力で、見事に表現しきるのが... 続きを読む »

アオリンゴさんのレビュー 5 読み終わった

はじめて読んだとき感動で震えが止まらなかった。数年おきに読み返したいと思う愛おしい作品。

迷羊さんのレビュー 5 読み終わった

ネタバレ 昭和30年代の大阪を舞台にした『泥の河』、富山を舞台にした『螢川』。失われつつある日本情緒が漂ってくる二つの作品は、どこか古風で懐かしい感じがした。土着の言葉が生き生きとして心地よく、少年たちの心の交... 続きを読む »

はりーさんのレビュー 4 読み終わった

泥の河目的で読み始めたけれど、蛍川の方が断然イイ。
作者の表現の仕方がスキ。
とても叙情的だけれども、それに流されすぎないところのバランスが秀逸。
泥の河の映画をもっぺん見直そうかなと思ったり・・・
読んでる間も、田村高廣が頭の片隅でチラチラするんだもん…

じょるさんのレビュー 4 読み終わった

切ない。もどかしい。時代を感じさせる作品。そしてこの人の比喩表現は素晴らしい。

なぎかさんのレビュー 5 読み終わった

表現力が素晴らしく引き込まれずにはいられませんでした。幼い男の子視点なのがまた良くて、哀しさや恐ろしさがあまりにリアルでどうしようもないもどかしさと美しさで胸が詰まった。すごい。このような舞台・テーマはあまり好みではないはずが、宮本輝さんの作品はもっと読んでみたい。好きです。


全154レビュー中 1 - 25件を表示
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