血の騒ぎを聴け (新潮文庫)

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著者 : 宮本輝
  • 新潮社 (2004年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307145

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血の騒ぎを聴け (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 『青が散る』を高校生の頃に読んだことを思い出した。
    家にある宮本輝作品を読み返したくなった。

  • ”最後のエッセー集”
    という衝撃的な帯がついてます。

    あたしにとって、エッセーは小説の背景を知る手段なのかもしれません。
    この小説を書いた人物は普段どんなことを考えているのか、そういう感性を垣間見たいのだと思います。

    宮本輝は、あたしの中では日本で今一番美しい文章を書くひとです。
    輝さんの文章は、今まで読んだ小説どれも美しい日本語で綴られてると思うのです。

    このエッセー集も、話題がいろいろで読み応え十分です。
    ちょっとした日常、自分の作品に対する思い。
    輝さんの素敵な人柄が濃縮されてます。

  • 再読。宮本輝さんのエッセイ。クスッと笑ってしまうもの、考えさせられるもの。様々な類のエッセイが散りばめられている。早射ちマックとシャダイカグラの話か印象に残った。久々に宮本輝さんの小説を読みたくなった。

  • この本は4つの章に分かれていて、

    Ⅰは日々のこと。
    Ⅱは旅の思い出
    Ⅲは他の作家のこと。
    Ⅳは自作のこと。

    について書かれていました。

    その中で興味深かった文を抜粋。

    『嫌いなもの
    それは「いなかもの」である。
    いなかものというと、地方に住んでいる人の蔑称と誤解する連中がいるが、そうではない。
    「いなかもの」とは、いかなる人間か。ざっと思いつくままに箇条書きしてみる。とりわけ若い方たちは、その意味について考えていただきたいと思う。

    一、玄関を少しあけただけなのに、台所まで踏み込んで来る輩。一歩譲れば三歩押し入って入って来る輩と言い替えてもいい。

    一、非はいつも相手にあるというふうに考えてしまう輩

    一、恩を仇で返す輩

    一、人の幸運や幸福を妬んで、やっかむ輩

    一、何かにつけて「俺がしてやった」、「俺のお陰だ」と言う輩

    一、坐る場所でないところで坐る輩

    一、自分よりも弱い相手をいじめる輩

    一、お葬式に体操服のような服装で参列する輩

    一、相手がもとめてもいないのに贈り物をして、それに対する感謝の意が少ないと怒る輩

    一、反対に、自分にとってはありがたくないものを贈られて、相手を罵倒する輩

    一、自分と肌の合わない人に冷たくする輩

    一、人は失敗を犯すものだということを知らない輩

    一、人生の大事を感情で対処する輩

    一、ケチ

    まだまだあるだろうが、つまるところ、デリカシーがなく、姑息で勇気がなく、人を許さないくせに自慢や自己弁護ばかりするやつのことである。
    私にえらそうに説教する資格はないが、若者たちよ、どうかこんな人間にだけはならないでくれよな。』

    全く同感!
    自分が何となく思っていることをこうやってキチンと文章に出来る、作家ってすごいな~と思います。
    ・・・と言うか、宮本輝さんのような、ちゃんと言葉を紡ぐことの出来る作家はすごいと思います。

  • 学生時代に宮本輝作品は何作も読みました。
    エッセーを読んで、久しぶりにまた未読の作品を
    読んでみたいなと感じました。

  • 宮本さんのエッセイの書き方が凄く好きです。思わず微笑んでしまいます★

  • 宮本輝のエッセイ集。
    作者の人柄や考え方、小説の背景などがわかって面白い。

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