血脈の火―流転の海〈第3部〉 (新潮文庫)

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著者 : 宮本輝
  • 新潮社 (1999年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307527

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血脈の火―流転の海〈第3部〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • はたして人の運命というのは生まれ持った天命なのか、はたまた人が手繰り寄せる人命なのか。破天荒ながら義理人情に厚い松坂熊吾を中心に、様々な人間臭いドラマが次々に巻き起こる。重厚な人間ドラマを描いた超大作。いや、何が大作って、1990年に第一部が出版されて以来、いまだに完結されてないっていうね。ちゃんと完結される日が来るのだろうか。

    とりあえず4卷まで読み終えて印象に残ったフレーズ。はちゃめちゃな熊吾さんだが、こう生きて行く上でとても重要な「核」になるような発言が散りばめられてて、ハッとすることが多いのがまたこのシリーズの魅力。
    ・子供ってのは、血がつながったかけがえのない存在だが、それでもやはり理解が及ばない他人でもある。だからこそ、心を砕きに砕いて分かろうとする。この他人だけども真剣に分かろうとする相手が子供。子供がが居ないとこの経験が出来ない。その結果、やはり他人に対してどうこか機微を知らん奴が多いように思う。
    ・自尊心より大切なことがあることを知らにゃいかん
    ・この子が将来どんな素敵な子に育ち親を喜ばせるかわからん、草の根を食ってでも育てにゃいけん。

  • 昭和20年代後半 再び大阪に居を構え 事業を展開する松坂熊吾だが 豪胆に精力的に奔走する彼の行く手に かすかな影が差し始める親子の絆 肉親の縁 熊吾を取り巻く人との波瀾のドラマを綴り人間の生を照射する  図書館

  • すでに内容うろ覚え。

  • 流転の海 第三章  これまでになく平和な章でした。。落ち着いて読めた。

  • 二巻よりもおもしろい。
    やはり大阪のはなしはおもしろい。
    伸仁が大きくなって、話がますますおもしろくなる。彼の性格はとてもユニークだと思う。

  • 熊吾と伸仁親子を軸に展開する。故郷の南宇和を引き上げて、再び大阪で商売を開始、伸仁も小学校に通い始めるとともに近所の世界を広げていく。13.11.17

  • 大阪へ戻ってからのお話。
    輝、大好きです!!
    映画を観てるみたい。出てくる人達、少なくないのにまるで見たことがあるかのように想像できちゃう描写。素敵ッス!

  • いろんな事が次々に起こる中で、熊吾がどんな風に対処していくのかが興味深い。行動はとにかく早い。バイタリティーと度胸もあり、商才もある。1人息子を愛して止まない。この先どうなるのか?気になって仕方がない。

  • 流転の海 第三部

    父親の生きた時代を、描き出す。
    敗戦後の混乱期。昭和20年代から、30年に向かう頃の物語。
    時代の流れの中で、事業を見出す熊吾。
    中華料理屋、雀荘。
    消防のホースの修繕。プロパンガス。きんつば屋。
    その幅広さというか、事業の進め方だ強引だ。
    そして、体の不安を抱える年になる。

    伸仁は、小学生になる。
    ねしょんべんを小学生三年生まで治らなかった。
    どういう子供なのだろうか。
    観音寺のケンに好かれ、
    ヤクザと麻雀をし、ストリップを見に行く。
    街の情報を知り尽くしている。
    中華料理のコックには、いうこと聞かなければ、辞めろと
    までいう。

    千代麿の隠し子、麻衣子、ヨネ、タネへの 熊吾の気遣いの中で、
    麻衣子は、自分の居場所を見つける。
    熊吾の包容力の成せる技。

  • 松坂熊吾が大阪に舞い戻ってからの話。伸仁の成長、熊吾の商売。。。
    まああきれるほどコロコロと(笑)

    1、2部よりちょっと自分的にはイマイチだったかな。

  • 熊吾一家が大阪に戻り、商売も軌道に乗って、何やかやと事件やら騒動はありつつも安定した暮らしぶり(最終的にはそうでなくなるが)をすんなり読み進めた。

  • 再び大阪に戻り、新たな事業を始めるが台風被害でまた一から出直しの熊吾。伸仁の成長、戦後の大阪の復興なども興味深い。ますます面白くなってくる。

  • グイグイ引き込まれる筆致。ただ少し暗いな。。

  • 相変わらず力強い作品。
    流転の海シリーズの3巻です。

    伸仁が小学生になり、熊吾には今までと違う感じの優しさを感じました。
    子供を持つと親が成長するんだなあ、と丸くなった熊吾に感慨を覚えました。。

    観音寺のケンが気になります。
    また絡んでくるのかなあ。心配なような心強いような・・・

    あ!そうそう。
    心配していた麻衣子。
    田舎の大家族暮らし?が思いがけず彼女に安らぎを与え、幸せに生きていけそうな感じがうれしかったです!

  • 流転の海第三部。松坂親子の物語の折り返し地点にあたる本作では、両親の愛情を一身に受けながら健やかに成長し、自由闊達で多彩な側面を見せ始めている息子・伸仁の姿が印象的です。豪胆で情に厚い父親のもとで心の贅沢を思う存分味わってきた作者ならではの豊かな感性が第三部の壮大な人間ドラマの中にも息づいています。

  • 熊吾一家は大阪へ。相変わらずパワフルに生きてるけど、息子に振り回されてる感は意外。

  • 連作第三巻目。大阪に戻った主人公のドタバタ生活。いろんな事件があるからどんどん読めてしまう。主人公の病気も発覚し、おとなしくしてて欲しいとドキドキしながら読んでます。続きも楽しみ!

  • 勢いづいて第3作目に突入。
    やはり、田舎でくすぶっているわけにはいかなかったみたい。
    まぁ、これほど勢いのある人ならムズムズしちゃうだろうね。
    大阪でいろいろな事業に身を乗り出すが、そこそこうまくやってしまうのだよ。凄い。目の付けどころがいいのか、商才があるのか?
    伸仁も少しは元気になったようで、ご近所での独特の存在感が父親譲りなのか不思議な魅力をもつ子供に成長している。
    怖いもの知らずなのかね?

  • 読まないまま社会人になってしまった、宮本輝。面白い。熊吾の人間味溢れる魅力にはぐいぐい引き込まれた。書き方が上手いので、買い置きした3部まであっという間に読んでしまった。

  • 第三部、熊吾再びジョウハンす。
    ちょっと受身になったか主人公!?

  • 6月2日~8日

    昭和27年、大阪へ戻った松坂熊吾一家は、雀荘や中華料理店を始めとして、次々と事業を興していく。しかし義母の失踪に妻房江の心労はつのり、洞爺丸台風の一撃で大損害を被った熊吾も糖尿病の宣告を受ける。そしてたくましく育つ無邪気な小学生伸仁にも、時代の荒波は襲いかかるのだった…。復興期の世情に翻弄される人々の涙と歓びがほとばしる、壮大な人間ドラマ第三部。

  • 熊吾一家の団欒風景が微笑ましかった。

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血脈の火―流転の海〈第3部〉 (新潮文庫)の作品紹介

昭和27年、大阪へ戻った松坂熊吾一家は、雀荘や中華料理店を始めとして、次々と事業を興していく。しかし義母の失踪に妻房江の心労はつのり、洞爺丸台風の一撃で大損害を被った熊吾も糖尿病の宣告を受ける。そしてたくましく育つ無邪気な小学生伸仁にも、時代の荒波は襲いかかるのだった…。復興期の世情に翻弄される人々の涙と歓びがほとばしる、壮大な人間ドラマ第三部。

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