花の回廊―流転の海〈第5部〉 (新潮文庫)

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著者 : 宮本輝
  • 新潮社 (2009年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307541

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花の回廊―流転の海〈第5部〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 昭和32年。松坂熊吾大阪房江と空きビル。10歳の伸仁は尼崎の欄月ビルの叔母に預けられる。朝鮮人が多く壮絶な人間模様に巻き込まれる。大規模な駐車場経営に乗り出す。3人一緒の生活

  • まだまだ道半ば

  • 生活は底辺、、、、(こっからあがっていくと思いたい。)でも、みな一生懸命いきてる。

  • 熊吾の事業の行方、息子の成長、母の思い等々続きが気になります

  • おもしろかった!やっぱり大阪のことを描くと一番おもしろい!熊吾後一巻でどうなるの?

  • 自分お老後がめっちゃ心配になってきた。

  • 流転の海第5部。富山から大阪に戻った松坂一家は、一人息子伸仁を熊吾の妹タネに預ける。そこは、尼崎の集合住宅、蘭月ビルという貧乏の巣窟で、様々な人たちが住む。蘭月ビルはじめ様々な人間模様、昭和時代の懐かしさ、そして大阪特有の喧騒を凝縮した物語。13.5.3

  • 慈雨の音、読み始め数ページで、それまでの話とつなげるために本棚から引っ張り出しました。
    奥付を見れば前作購入からすでに4年たち、一気に読みました。
    慈雨の音読了後は第一部から読み直します。
    それにしても第1作画から25年以上たっているんだ。

  • 伸仁が 小学生高学年になる。
    それにしても、熊吾、房江の生活がすごい。
    電気のないビルで生活する。
    外の水道水でシャワーをする。
    撤退を潔くする熊吾が残ったものはわずかだった。
    60歳をむかえている。
    タネをまいたものが少しづつ返されるのであるが。
    大きな事業をするには、たりない。

    伸仁は、蘭月ビルに住む 妹のタネと寺田が住む家庭に預ける。
    蘭月ビルの住人は 朝鮮人を初めてとして、貧乏な人が多い。
    そして、訳ありの人である。
    ゴーリキーの「どん底」を思い出させる。
    関西の特徴がよくでている。
    戦後の混乱期から、ある意味では 朝鮮人というのが
    独特の意味を持っていた。差別と言う言葉の対象でもあった。
    同和がいないのは、不思議でもあるが。

    伸仁が語るのではなく、熊吾、房江が伸仁を見る。
    父親そして母親からみた 伸仁は 着実に成長している。
    先生からかなりきつい評価を受けながらも、房江は暖かく見る。

    観音寺のケンのような付き合いが 生まれず。
    津久田の爆発が 月夜に変身する というのが、
    何とも言えず、すごいのだ。
    津久田の娘 掃き溜めのツルがどうなっていくのか?
    興味深い。

    伸仁が少し上なので、時代が同調していて、
    いくつかの感慨に耽ることが多い。
    何となく、怪しい、言葉にできない何かが、噴出する。

    伸仁のイタセクスアリスが どうなるのか。
    楽しみでもある。

  • 収入が無くなり、房江までもが働きに出る熊悟一家。相変わらずどたばたは絶えない。この物語はある一家とそれに関わる人々や出来事を淡々と綴って行く人生劇場だ。この先どうなるのか?クライマックスっていうのはあるのか?

  • 最初はみなぎるパワーを感じた松坂熊吾。今はしょぼくれた爺にしか感じない。作者も歳をとったからだろうか。
    続きはもういいかな。

  • 「流転の海」の第五部。

    事業に失敗した松阪熊吾は大阪で立て直しをはかる。
    妻の房江は小料理屋で働く。
    夜に誰もいない家にまだ小さい伸仁をおいておけないと、熊吾の妹のタネのもとに一時伸仁を預けるが、そこは「蘭月ビル」という貧乏の巣窟。
    そこには誰もが目をみはるような美少女の咲子がいた。
    やがて知人のつてで駐車場の管理人という職をえる熊吾。

    物語の最後に咲子の本性がかいまみえる。
    また熊吾の事業が失敗する原因となった従業員の金の持ち逃げ事件。
    その金の行方が以前の知人であり、なぜその男がそんな事をしたのかはその男自身も気づかない「嫉妬」の感情だったのだと気づく。

    房江も小料理屋の女主人に嫉妬されないように気を遣う。
    嫉妬というものは思いもよらないところで生じてそれがどのような形で襲いかかってくるのかを知っていたから。

    嫉妬とは目に見えない感情だけにやっかいだと思う。

  • 流転の海から、文庫化されるたびに読んでいる。その間隔が長いので、前の巻の話の記憶がおぼろげになっているにもかかわらず、毎回じっくり読める。

  • 正直言って、この卷での尼崎の蘭月アパートのくだりが読んでいて
    辛かった。興味深くはあったけれども。

  • 伸仁が大阪へ戻ってきて尼崎で始まった新たな生活。タネの棲む蘭月ビルでの奇妙な生活の中で伸仁が成長してゆく姿にワクワクする。(文庫本はここまで)

  • 話がだんだん下ってきて昭和30年代前後になります。
    その辺にくると、細かい生活描写もだいぶ感覚的にわかるようになってきますね。
    戦前や戦中、戦後直後は皮膚感覚としてわかりにくいところがあります。
    熊吾はそろそろ幕引きがちかづいている気がしますが、ノブちゃんの今後がとても気になります。それにしてもこの子、いい子やね。

    若いときに人生の暗い面をみるのは、いい面悪い面両方あるような気がします。
    どうしても暗黒面のフォースに引き込まれるというか、なんか人間のバランスを崩す方向に傾くときもあるし、難しいですね。

    まだまだ話は続くのでしょう。熊吾からノブちゃんに主役交代かな。

    2010/03/31

  • どん底の生活の中でも、家族がそれぞれを愛し、信頼しあっている。

    生きる勇気を教えてくれる本でした。

  • 2012年10月

  • 流転の海シリーズ第5巻です。
    中古車業連合会の計画がつぶれた後、大阪で駐車場経営を任され、家族三人がやっと一つ屋根の下で暮らせるようになるまでの経過と、それまで伸仁が暮らしていた蘭月ビルの住人の人間模様が描かれています。

    この巻は特に、熊吾が今までかかわってきた人々との縁に助けられることが多く、因果応報を感じました。
    情厚く義理堅く愛情深く、自分にまっすぐ正直に生きた人生が今の熊吾を助けているのです!!
    人生ってそういうものよね、やっぱり。

  • 「流転の海」第5部。こうなったらもう一気呵成に読み切るしかない。第5部ではバイタリティ溢れる還暦過ぎ、持病持ちの主人公が浮き沈みを繰り返しながらもどうにか事業を軌道に乗せていく様が描かれている。女房の房枝は伸仁とともに富山を離れ大阪へと舞い戻り、逼迫する家計を支えるため飲み屋で働く。息子の伸仁は家庭の事情で、「貧乏の巣窟」であり、またそれぞれに凄絶なドラマを抱えたアクの強い住人のすみかである蘭月ビルで、世間の塵芥に揉まれながらもしたたかに成長していく。第5部では作者の原点とも言うべき少年時代の一風景を見ることができます。

  • おもしろいよ!おもしろすぎるよっみやもとさぁああん!うぐああ…

  • 続いての流転の海、第5部。
    今度は、また違った世界で暮らす環境になる伸仁。
    そして熊吾の再起。
    第6部への下準備が全て整ったんでしょうか?
    最後、どうなるのか
    楽しみです。

  • 1~5部までひろみさんに貸してもらって、一気に読んだ。
    登場人物のキャラクターも話の展開も面白くて、読み終わってすぐに読み返したけど、2回目に読んだときは作者の思想とかが表に出すぎてる気がして、共感できなくなってきて4部の途中で読むのやめちゃった。
    でも、人物のとらえ方とかはすごく鋭くて的を得ている気がする。「自分の自尊心よりも大切なものを持って生きにゃいけん」とか、覚えておきたい台詞も多い。
    ひろみさんいわくもう6部が出てるそうなので、貸してもらえたら続きが読みたいなぁ。
    熊吾親子がどうなるかが気になる。

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