ドンナ ビアンカ (新潮文庫)

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著者 : 誉田哲也
  • 新潮社 (2016年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101308739

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ドンナ ビアンカ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ハラハラも、ほっこりも、愛も、全部入ってて読み終わったときの満足感が高かった。個性的なキャラもよい!!

  • この作品は、泣いた。
    涙止まらなかった。

    誉田さんといえばストロベリーナイトの姫川玲子ですが、魚住刑事は一味違うタイプ。

    捜査一課を経験していながら、部長に昇進した今は所轄を転々としてる。
    前作短編集「ドルチェ」で、わたしは人が死んでしまった事件を解決するのではなく、そうなる前に救うことをしたい。というようなセリフがあったが、この作品でも関係者の心に寄り添う魚住刑事に胸を打たれます。

    誘拐事件の緊迫する捜査状況と、村瀬の語りが、交互に配されて進んでいく。
    マジメで優しく機転も利くのに不運のために底辺の生活をしてきた。なんの楽しみもない生活の中で、ある日出会った楊白瑤に魅かれ、彼女を想うだけでささやかな楽しみと幸せを感じ大切にしてきたが、思わぬ展開が待っていた。

    後半ボロボロ泣けて泣けて困りました。
    魚住刑事のかける言葉にも、一途な二人の想いにも。

    読み終わって、首謀者のアイツが頭悪くてよかったなーと思う。もっと最悪なことだって考えられた。

    あと、峰岸は素晴らしい部下なので、どうにかならないかなと期待!

  • 警察モノだけれど、それだけではない物語。恋愛モノともいえる。その2つのストーリーが交互に流れていき、やがて1つに。事件の方は手口などは早い時点で予想が付いたけれど、それがどのように解き明かされるのかということに興味がわき、巧妙な展開でじっくり読み入った。

  • 魚住久江シリーズ2作目。
    1作目ドルチェは、まぁ普通、、という感じでしたが、本作は前作を余裕で超えたー!
    村瀬視点と魚住視点でストーリーが進んで行き、村瀬視点では村瀬と瑶子の気持ちがお互いせつなくて、、二人がどうなるのかハラハラドキドキした。
    魚住視点は魚住と金本と峰岸の三角関係?や魚住の心の中のツッコミ(特に金本に対するツッコミ)に毎回クスッとさせられました。
    とにかく続きが気になって、ラストまでイッキ読みでした。

    誉田サンの女刑事シリーズは本当におもしろい。
    姫川サンもいいけど、魚住サンも好きだなぁ。
    金本と峰岸との関係も気になるし、早く3作目が読みたい。
    私は峰岸派~!(♥ω♥*)キュンキュン♡*゜

  • 魚住久江シリーズ2作目。
    一作目を読んでいないのですが、充分楽しめました。
    誘拐事件と冴えない男の生活が交互に語られ、2つの話がつながっていきます。
    特に村瀬と瑤子のゆっくりすすむ関係が、いつの間にか応援したくなるようで印象に残りました。
    読後感の爽やかな、読みやすい小説です。

  • 魚住久江シリーズ第二弾。

    警察小説であり純愛小説。
    グロテスクなところがあるのに、なぜかほわっとする不思議な作品でした。
    誉田さんの作品には女刑事主役の作品が他にもありますが、どれも明らかな黒誉田さん。
    このシリーズは黒であり白であり…魚住刑事の人柄が作品をやわらかくしてるのかな。

  • かなり久しぶりに読んだ誉田哲也さんの本。
    パンチが効いていてキャラ立ちが素晴らしい。
    誘拐事件と村瀬編の二本立てが上手い具合に錯綜して
    絶妙なタイミングで重なってはくる辺りはさすが。
    恋愛要素がふんだんに盛り込まれている割に甘々になりすぎなかったり
    魚住さんと金森さん、そして峰岸さんの刑事の絡みも良いスパイスに。何層にも楽しめるお話になっていて
    あっという間に読了。

    魚住さんシリーズのドルチェは過去に読んだけどまるで記憶になく
    ブクログたどるとイマイチだったらしい。
    再読してみるとまた違った感想が持てるような気がする。

  • 魚住久江シリーズ第2弾。
    大手企業の役員と店長が誘拐された。
    警察では捜査本部が設置され、久江も召集される。そこには元相棒の金本も召集されていた。
    ただ、犯人は警察に通報するなと言っており、そのことから捜査は難航する。
    誘拐事件ではあるが、そこには純粋な想いの恋愛が見え隠れする。

    2017.2.7

  • ドルチェに続いて、魚住さんが主役の長編。

    今回は「誘拐事件」ですが、もう一つ、恋のお話と交互に語られます。
    この話を読んでいくと、誘拐事件の裏が見えてくる、という。
    かなしくもあり、ほっこりするところもあり。

    どぎつくないのもgood。

  • 女刑事・魚住久江シリーズ第2弾。警察小説に純愛物語がプラスされた長編作品。
    輝く瞬間を経験することなく、社会の底辺で生きてきた村瀬が出会ったキャバクラで働く中国人女性・瑶子。二人の運命は神が弄ぶかのように悲劇に向かう。読んでいて、こんなに切ない気持ちになったのは久しぶりである。同時に人を愛することの美しさも覚えた。二人の気持ちを思い図る久江の存在も心をくすぐる。

  • 誉田哲也のドンナビアンカを読みました。
    練馬署のアラフォー女性刑事魚住久江が主人公の警察小説で、ドルチェの続編でした。

    今回は練馬で起きた誘拐事件が舞台です。
    捜査本部で捜査を行う久江たちと、被害者の男性が事件に巻き込まれていく経緯が交互に語られる形式で物語がすすんでいきます。
    捜査本部には隠密に捜査をしなければならないための苦悩があるし、被害者の男性にはまた別の苦悩があります。
    久江たちのパートの最後に久江の独り言が挿入されていて、それがこの小説のトーンを決めています。

    久江と元同僚の金本や現同僚の峰岸の掛け合いも面白く読みました。

  • 『ドルチェ』に続く、女刑事・魚住久江シリーズの第2弾。今回は長編である。

    中国人女性との純愛を静かに育む村瀬と、大手外食企業の専務の誘拐事件を追う魚住と金本が交互に描かれる。

    姫川玲子シリーズに比べると主人公の魚住久江には派手さは無く、ごく普通の女性刑事という感じだ。特にこの作品の中では魚住の役回りは主人公というよりも、むしろ脇役と言っても過言ではない。この作品の本当の主人公は村瀬と中国人女性の瑶子のようだ。この二人の純愛とそれを巡る事件を魚住久江という媒体を仲介して描いている。

    従って、警察小説として読むより、村瀬と瑶子の純愛を巡るサスペンス小説として読むのか正しいようだ。

  • シリーズ物だとは知らず、3作目から読んでしまったけれども面白く読めました。
    近頃読んだものの中では珍しく明るい兆しの見えるラストに心がふわっとする思いでした。
    やっぱり、人間は弱いって思うし、強いとも思う。その分かれ目ってなんなんだろう?きっと小さなことで変わってしまうんだろうなぁ。

  • 捜査側と犯人(?)側の話が繋がっていくので、どんどん読んでしまう。捜査サイドより、偽装結婚とか上手くいかないけど一生懸命なストーリーのほうに引き込まれる。

  • 誉田さんは人情系?、人間のドロドロした感情を表現するのがうまいというか、それでぐいぐい読ませる。今回の主人公は自己肯定感が極端に低い。いわゆるこじらせちゃってるんだけど、それは大半の人がココロのどっかにもってる感情だから、気になっちゃう。読み進めちゃう。
    読後は、なんだろう。心あたたまる感じでしょうか。とにかく、読ませるねー誉田さん。楽しめました。

  • ミステリーとしては、かなり早い段階で裏はわかってしまうレベルだけれど、どんなオチを持ってくるのかかなりハラハラさせられた。登場人物の造形がかなりステロタイプで鼻につく感じ。

  • 金と女が絡む人間の欲が
    人の体も心も傷つけることに感じなくなり
    本気で恋をした者たちに救われます。

  • 心の動きの描写がなんとも繊細で女性的。
    感情移入しすぎて泣いてしまう始末。
    作者の性別を何度疑ったことか。
    殺人が多い刑事物ですがこのシリーズはどんな事件もその後の未来を想像させる余白があるのがいい。

  • ん~、悪くはないのだけど。例えば、中華頼んだのにイタリアン出てきた、みたいな。
    短編ではないので、それなりのスリルとサスペンス感が欲しかった、かな。
    途中までは、面白く読んだが、後半はグズグズの展開になったようにも感じる。
    このシリーズは短編で書く方がいいのかも、と思ったりもした。悪くはないんだけど…。

  • シリーズ第2段。

    “白い誉田”に分類されるはずだと思ってたら、なんのなんの、目を背けたくなる場面もしっかりあった(苦笑)。
    ……でもまあ、それでも誰も死んでないし、一応“白”の側ではあるのか・・・


    誉田作品には珍しく、地味~なヒロイン。

    基本的には先輩刑事にくっついて回るだけ。

    捜査会議で特に主張を掲げるわけでもなく大きな閃きを見せるわけでもないのだけれど……、最後にはしっかりいい仕事魅せてくれた♪

    “仕掛け”を成立させうるための必然ではあるのだろうけれど……登場時の描写から一転して、正体を表した『副島』の薄っぺらさと小心者ぶりに、やや興醒め。

    峰岸くんの“できるヤツ感”が随所にちりばめられ、金本とのやり取りなども描かれたのは……次作からの展開へ絡めるつもりなのだろう。

    次作は……長編ならば絶対読むけど、短編なら…どうしよっかな…

    結末が気になり夢中になって読んだのは間違いないが……
    誉田作品史上、最低評価タイの、
    ★3つ、7ポイント。
    2016.09.09.新。

    ※いや、面白かったけどっ!
    「誉田哲也に外れ無し」という思いに陰りはないけれど!
    他の作品と比べると相対的に……


    ※もはや誉田スタイルとでも名付けたい【2パート段違い平行進行】で描かれた(?)、中年男の純情話のパートは……裏ヒロイン(?)の“カタコト日本語”が、なんとも可愛らしくて仕方がなかった(笑)。


    ※肩書きは、係長?いや、管理官だったか……劇中に誰かの台詞で名を呼ばれただけだが、「イマイズミ」の名が出てきて、ニンマリ。これってきっと、あの人でしょ?

    (2016年9月時点の)最新作は、“苺”と“セブン”のコラボ作だとのことだが……

    魚住さんのお話も、いつか“苺”のシリーズと交錯させる構想があるのかしら?




    ※文庫巻末の解説文が、チープ。
    ただ題材が誘拐モノだというだけの理由で、「『ジウ』と読み比べるのをお薦めする 」って・・・ね・・・。

  • 予想外に面白かった。
    シリーズ物だからというよりは展開がよかったですかね。

  • 刑事モノには珍しくハッピーエンド、かな。

  • ストロベリーナイトの姫川玲子シリーズがハードだとすれば、こちらの魚住久江シリーズはソフトと位置づける事ができると思う。

    魚住シリーズも凄惨な描写はもちろん、ある。
    だけれど、その描写の合間に主人公の魚住の人間味に溢れた(人情的と言ってもいいかもしれない)感情を現す文章だったり、恋愛模様だったりが物語全体に暖かみをプラスしているので読後もさほど嫌な思いはしない。

    私はこのドンナ ビアンカから読んだのだけれど、普通に楽しめた。続編、ぜひ出して欲しいです!誉田さん、お願いします!

  • 魚住久江シリーズらしい。「久江は」となぜか名前呼びだし、魚住久江42歳という設定も魅力的でなく、主人公が魅力的でないからかいまいちのめりこめず残念だった。

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ドンナ ビアンカ (新潮文庫)の作品紹介

虫けら同然の人生で、初めて落ちた本気の恋。それは俺に心からの幸福と、地獄を招いた――。大手外食企業役員と店長が誘拐された。練馬署強行犯係の魚住久江は、一課時代の腐れ縁・金本らと捜査に召集される。だが身代金受渡しは失敗、切断された体の一部が送りつけられる。やがて捜査線上に浮かんだのは、一人の中国人女性。一課復帰を拒み所轄を生きる女刑事が、事件の真相を追う!

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