天皇家の戦い (新潮文庫 か 11-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101309019

感想・レビュー・書評

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  • 40年近く前に連載されていたものをまとめたもの。
    皇室・元皇室・政治家・侍従官など、戦前から戦後にかけて政治に関わった方々を中心にインタビューや校閲を賜ったというこの作品。
    歴史的な書といっても過言ではないと思います。

    当然昭和天皇の心理描写などは作者の主観が多々含まれているが、様々な書で描かれてきた人間像と変わらず、普通の日本人なら読めば陛下の御心に触れて感動することだろう。

    個人的には終戦後からの皇室周辺の出来事がかなり興味深く読むことが出来た。
    狂気に走った共産党の集団が皇居内部にまで乗り込むが、徐々におとなしくなっていき、食卓事情を見て逆に皇室も大変なんだと思いしらされた話などは少し笑ってしまった。

著者プロフィール

外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。1977年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任。公益社団法人隊友会理事、東京国際大学特任教授。著書に『ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか』『アメリカはいつまで超大国でいられるか』(ともに祥伝社新書)、『昭和天皇の苦闘 巡幸と新憲法』(勉誠出版)『「美し国」日本の底力』(共著、ビジネス社)など、多数。1936年、東京生まれ。

「2022年 『日本と台湾 なぜ、両国は運命共同体なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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