| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
信長は両性具有であった!
ローマ皇帝ヘリオガバルスと戦国武将の織田信長、この時代も国も違う二人の人物を暗黒の太陽神のもとにむすぶ時、物語は錬金術的科学反応を引き起こし…。
これこそ、めくるめく物語の力。この世界観にしばらく酩酊してしまいました。
第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
アンドロギュヌス、異端の太陽王ヘリオガバルス、バール神殿、グノーシス、キリスト教の蔓延により葬り去られた古代オリエントの神々バフィメット、バール・ゼブブ(蝿の王)・・・ 書名が「信長」でなければ、澁澤龍彦の書かと思われる数々のガジェットに彩られた戦国絵巻。千三百年の時を越えて交わる異端の肖像。伝奇・反史は正史があってこそ怪しく輝くもの。司馬遼太郎の「国盗り物語」等、歴史小説を先に読むことを勧める。ヘリオガバルスは澁澤龍彦「異端の肖像」に詳しい。著者には豊臣秀吉をテーマにした「聚楽―太閤の錬金術」あり。
オカルトもしくは伝奇ロマン。全体的にはつまんないんだけど、最後にナチスのドイツ帝国と結びつける趣向だけは買える!
タイトルを見たとき、塩野七生の「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」をとっさに思い出した。この「チェーザレ…」を読んでから、チェーザレと信長は似てるなあ、と思っていたので手にしたのだが。 …苦しかった…。わたし、やっぱりファンタジーはダメかも!? 別の角度からいえば、この物語の世界にしっかりのせられなかったということだ。信長が実はアンドロギュノスだった、という設定は面白いけど、オカ... 続きを読む »
会社の先輩に勧められて読みました。
第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
信長とヘリオガバルス~マルクス・アウレリウス・アントニウスが同じ神によって結び付けられます。あまりにも突拍子なく強引な展開で。ヘリオガバルス研究家?のアントナン・アルトーも主要登場人物となっています。
ファンタジーとしてはいろんなつじつまをあわせていて面白いのですが、信長の時代のみならず、古代ローマからWW2時代のドイツまで結構歴史ネタ盛り込まれまくりなので結構忘れてた記憶を引っ張り出しつつ読みました。多分もう一度読んだらもう少しいろいろ整理できそうなのですが、2回読むほどの欲求はないですなあ。
なぜか、読んでしまいました。 図書館に3度ほど借り直してようやく読破……。 なにがそんなに読ませる気になったのかというと、熱田神宮(=草薙剣)と蛇石が出て来たからでしょうきっと。 剣自体は全然出てきませんでしたけどね。蛇石も、二十世紀の人間の口から議論されただけですけど。 他にはない殿でした。 いや、ホントに……。 舞台が第二次世界大戦前のフランス。 アントナン・アルトー... 続きを読む »
信長受け好きにはたまらないです。両性具有で神々しく美しい信長。歴史書というよりオカルトファンタジー。光秀と秀吉が心底信長を愛している描写が堪りません。特にこの秀吉の信長への心酔猛愛ぶりは可愛すぎます。
戦国関連の本の中でもかなり異端な本。いや、寧ろこの本の右に出る本あるのか?と
思いました。読み終わった後はもう呆然とするしかなく…。
この本では二つの物語が平行して書かれていて、片方は信長の話、
もう片方(ある意味こっちがメイン)は二人の人物が互いに信長とアンドロギュヌスに
ついて語り合っているという…良い表現方法が見つからないのですが、
正直「読めば分かるよ」と一言ですませたいです。いや寧ろすまさせて下さい。
戦国時代に起こった信長の話を、現代の二人の人物が解説しているといっても
良いかもしれません。最後には予測もしていなかった終わりを迎えるのですが…。
ともかく、私としては大変面白かったです。
「上手く説明できないけど、面白かったから読むといいよ」といった感じです。
…あれ?これレビュー?…今回はこれで良しとさせて頂きます。
1930年、ベルリン滞在中のアントナン・アルトーの前に現れた日本人青年は、ローマ皇帝ヘリオガバルスと信長の意外なつながりを彼に説いた。ふたりはともに暗黒の太陽神の申し子である。そして口伝によれば、信長は両性具有であった、と…。ナチ台頭期のベルリンと戦国時代の日本を舞台に、伝承に語られた信長の謎が次々と解き明かされて行く。第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
2009.7.23読了
設定は非常に面白いんだけど、何せ難しい。舞台はナチス政権が成立する前のドイツと織田信長の時代を交互に移り変わる。詩人アントナン・アルトーが少年ローマ皇帝ヘリオガバルスと織田信長の共通性・両性具有にまつわる謎を解明していく展開。そしてそれが、二十世紀のヨーロッパにかかわってくる。んー、難しい。
2008.8.15読了
日本史×世界史。
どっちか言うと世界史の人の方が楽しめるかもしれませんよ。
一見荒唐無稽なのに、ユーラシア大陸の西端から東端までの文化圏やら歴史やら神話やらを総動員して信長の行動を裏付けているので、「そーかー、そりゃ腑に落ちる」なんて納得してしまうのです。
設楽原合戦をメギドの丘とは言いえて妙。コルドバ陣形が眼前に広がる武田軍の絶望が目に浮かぶようです。信長様こわい。
ノブナガはフタナリだった!!
おもくそSFだけど現実と美味く辻褄あわせてておもしろい。
ただ神話とか全然くわしくないからワカメな部分も多く、充分には楽しめなかったのが残念。
これストーリー的にも現代受けしそうだし漫画化したらヒットするかも。
「では、きみの国では十六世紀までバール信仰が生き残っていたのか」「もし僕の考えが正しければ今も生き残っています。日本はユーラシア大陸の東の果ての島です。なんでも生き残りますよ。ガラパゴスと同じです」「安徳天皇漂海記」の宇月原晴明がファンタジーノベル大賞を取ったデビュー作なのでかなり期待して読んだのだが…。著者が信長とヘルオガバルスをはじめて結びつけたのだったら着眼にかなり感心するが、どうも澁澤龍彦... 続きを読む »






