エンキョリレンアイ (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101309729

感想・レビュー・書評

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  • こういう運命的な恋を素敵だとか、いいなと素直に思えないのは年を取ったからなのか……。
    運命の赤い糸で結ばれているのだか何か知らないけど、時間にして数十分しか会っていない相手によくもまあこれほど強い想いが抱けるものだと感心する。
    お互いに思いこみが激しいんだな、きっと。
    ヒーローは元外資系銀行マンの割に、メールの内容は軽いし、ヒロインの思考は社会人にしては幼くてこれがせめて大学生ならまだ納得できるのにと感じることが多かった。
    特に最初に就職した会社を辞めてアメリカ行きを模索するくだりなんて、いくら傷付く出来事があったとはいえ、母親を1人残して海外での生活を考えるのは余りにも自分勝手で恋愛脳だと思った。
    きらきらワード満載の文体と相まってポエミーでファンタジーの世界だった。

  • 「欲しいのは、あなただけ」を読んで、好き!と思った小手鞠さんなんだけれど、わたしが歳を取ったせいかな(笑)「ふーん…」という感じ。
    この彼に好意を持てないのも原因かな。
    綺麗な恋愛小説という感じ。読み返すことはないと思う。

  • あまりに奇跡のような出会いだったから、ずっと二人は本当に愛し合っているんだろうかと、とても信じれないまま読み進み、あぁ…やはり初めて会った女の人の言葉を信じてしまうような仲だったんだと納得し…
                                                   
    そして、どうして彼女がわざわざ会いに来たことが分かったのに、手紙1通出しただけで、12年も何もしなかったのか、納得のいかないことばかり

  • とても読みやすい文章を書く人なんです。でも時々台詞が恥ずかしくなってくる。
    最初、チャラい・・・ってなってしまったが、まあ一目惚れとか運命とかで片付けられる範囲ではあると思う。
    でもやっぱり私にはフィットしなかった。だって運命と片付けるにはちょっと辛すぎるもん。うー

  • 途中までは、海晴の言葉に励まされたり、共感したり。でも最後があまりにも可哀想で、一気にさめてしまった。
    ただ話の中に出てくる言葉達は好き。仕事でぐさぐさな心が癒された。

    ♯追記
    http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/caferaku/2006/event20060502.html
    ここに作者さんの意図が載っていました。これを読むと…。結ばれることはないけれど、花音ちゃんは幸せなんです。と書いてあるけれど、あんな未練を残した恋をして、極め付けにあんな手紙を今さら見せられて、この先心から幸せになれるだろうか。私にはそう思えないです。。

  • 運命の彼との出会いの話。

    ファンタジー??

  • うーん…


    なんか、なんかなんか、


    ストーリーが不自然なのはおいとくとしても、

    こんなにいちゃいちゃさせられると。

    私はちょっと辛いんですけどー…。


    最後の最後の展開はにやっとしたけどね!

    この最後の展開を読むために我慢したと思えば。

  • 運命的な偶然で出会った2人が、東京とΝYという距離も時間も遠く離れた場所で心を繋いでいる、ファンタジー小説かっていうようなドラマティックな展開のラブストーリー。でも少女漫画のような、幸せな結末に一直線!なわけではなく。

    悲しいことでもカタカナに変換すれば、明るく前向きに捉えられるような気がする。そんな言葉のマジックがチラホラ見える作品。文章はすっと読める感じ。


    しかし主人公が恋する海晴があまりに王子様過ぎるの。そしてメールのテンションと喋ってる時とで温度差ありすぎて、ちょっとひく。

  • ティーンズ文庫を読んでるかと思った…。
    タイトルに惹かれて手に取ったけど、正直がっかり。

著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。ニューヨーク州在住。
『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。主な著書に『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』(講談社)『星ちりばめたる旗』(ポプラ社)ほか、主な児童書に『心の森』(金の星社)『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)『シナモンのおやすみ日記』(講談社)など多数。

「2024年 『新装版 まほうの絵本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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