サンカクカンケイ (新潮文庫)

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著者 : 小手鞠るい
  • 新潮社 (2010年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101309736

サンカクカンケイ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 『エンキョリレンアイ』に続く小手鞠るいさんの作品。
    文句なく面白かったです(*´ー`)
    とにかく言葉つかいがきれいで、とても好きです。

    第一印象で「サンカクカンケイ」と聞くと、(自分が女性だから)女性二人に
    男性一人のイメージが強くて
    読み始めて見たら男性が二人という贅沢なパターンでした。

    三角形のとんがっている頂点に位置する龍也と
    底辺の俊輔と主人公のあかねが織りなす物語に
    ぐいぐい入り込んでしまいました。

    女性ならだれでも一度はあこがれる?設定の恋愛に
    ハラハラドキドキしてしまいました♪

    「エンキョリレンアイ」の私的に納得いかない結末と違って
    今回の「サンカクカンケイ」はラストがホッと出来たので
    本当に良かった。

    龍也の元に飛び込んでいけ!という自分と、飛び込んじゃいけない!
    という葛藤があかねと一緒に体験出来て恋愛気分を味わえました。
    恋愛ってやっぱりいいなぁ~。

    俊輔との「さよならサンカク」のメールのやりとりが、
    心温まるし安心できました。
    ちょっと涙が出てしまいましたよ。

    ちょっぴり綿矢りささんの「勝手にふるえてろ」のイチ君と二君の
    関係を思い出してしまったり、「エンキョリレンアイ」の桜木さんが
    登場したり、楽しめる恋愛小説でした(*ゝω・)ノ♥♥♥ ・゚:*:゚
    続きの「レンアイケッコン」も楽しみです!
    小手鞠さんにハマってしまったかも私!

  • 強引で傲慢に、役者になる夢につきすすむ龍也と、どんなときでも、温かな笑顔で見守ってくれる幼なじみの俊輔。初恋を追いかけて、故郷・岡山から京都に向かった大学生の広瀬あかねは、激しさと穏やかさ、ふたつの未来の前で立ち止まる、恋愛3部作第2弾。

    *****

    小手鞠るいさんの話はじんわり心にしみてくる。
    3部作でどこがつながっているんだろうと思っていたけど、つながっているんだね。
    1部のその後が気になっていたから少しふれていてよかった。


    意外と龍也みたいな性格の人って結構好きだし、女の気持ちをわかろうとしない男の人も私のまわりにいるから、あかねの心の言葉・気持ちに共感した。

    ラストであかねが成長して龍也をふっきったときにはじんわり感動。
    すてきな話でした。

  • 「三角関係」と言われて、勝手に正三角形を思い描いていたけれど、
    そうか、いびつな三角形、二等辺三角形、そしてひとつの辺が透明になってしまった三角形などいろいろな「三角関係」があるのだな…と思った。

    恋にまつわる悲しかったり、残酷だったりする記憶は早く忘れてしまいたいと思う。
    でも、「記憶から消す」だけでなく「思い出にする」ということも忘れることになるんだ…

    小手鞠さんの、すべてが恋愛のコトバに聞こえてくる文章はすごく好き。

  • あの頃、わたしの心には、名前がついていた。
    「恋」という漢字一文字の。
    「来い」という、胸を突かれるような響きを持った。


    小手鞠るいさんの恋愛作品の2作品目。
    うーん。。。
    私は前の『エンキョリレンアイ』のほうが好きだったな。
    個人的に龍也さんみたいな人が好きじゃない。
    なんだろうな。
    でもきっとそれは、この人のためだったら何をしてもいい、どんなものでも捨てられる、というような恋をしてないからかな。
    それくらい心ごと体ごとその人を愛するような恋愛をした人には、すごく通じるものがあるのではないでしょうか。
    頭ではわかっているんだけど、心が止められない。
    そんな状態で出したあーちゃんの気持ちだからこそ、このあとうまくいってほしいな。
    この作品にちょっとだけ前作の登場人物が出てきたから、次の『レンアイケッコン』にも出てくるのかな?
    これも楽しみです。

  • 『エンキョリレンアイ』をきっかけにファンになった、小手鞠るいさんの作品。
    本作は『エンキョリ~』に続く、恋愛小説三部作の第二弾!

    最終的にどっちと結ばれるのか、最後の最後まで本当にハラハラさせられた~!ヾ(≧д≦;
    でもこれって、厳密には“三角関係の話”ってわけでもないんじゃ?と思って、あらすじ等を読み返してみたところ…
    なるほど!これは3人の関係だけでなく、それぞれの物理的な距離――京都・岡山・東京――を結ぶ三角の意味でもあったのか~と納得。←私の読解力の乏しさよw

    正直言って、
    龍也を選んだ場合→波瀾万丈の恋に生きる女性。(でも私には彼の良さがまったく分からん!!笑)
    俊輔を選んだ場合→安定の愛に生きる女性。(だけどベタすぎ?)
    …って感じがして、どういう結末にしろ、あんまりいいイメージでは終われないだろうなぁーと思っていたのに、読了後は不思議と後味爽やか~に感じられた作品だった*
    この場合いちばんダメなのは、さんざん期待させといて「どっちも選ばない」っていう答えだと思うんで…そういう意味では、あかねちゃんが最後にちゃんと心を決めてくれたのが良かったのかなと。

    冒頭には前作の主人公である花音ちゃんが登場しているという、『エンキョリ~』ファンには嬉しいサプライズも!ヽ(゚∀゚〃)ノ
    本編を読むのとはまた違った視点から前作を垣間見ることができたような気がして、こういう粋な計らいも良かった♪

    三部作のラスト『レンアイケッコン』も読むつもりなので、楽しみ❤-(^ω^人)

  • 「、」が多くて読みにくかった。
    たまに素敵な表現があってときめいた。主人公の女の子のように私にもずっと優しく見守ってくれる男性がいたらいいなあ~。

  • 『陽だまりの彼女』『天使の卵』と恋愛小説を続けて読んだので、その流れで『サンカクカンケイ』を読んでみた。小手鞠るいさんの作品を読むのは、今年(2014年)の10月に読んだ『エンキョリレンアイ』に続いて2作目で、『エンキョリレンアイ』の主人公であった桜木花音が登場するというサプライズも嬉しかった。花音の人生も、紆余曲折を経るものだったが、『サンカクカンケイ』の主人公である広瀬あかねの人生も負けず劣らず曲がりくねっている。しかし、彼女たちはいずれも、悲しい出来事を糧にして逞しく新しい人生を切り拓いて行く。『エンキョリレンアイ』を再読したい♪と思わせるほど、爽やかな読後感に浸れる作品だった。

  • 恋愛3部作の第2弾『サンカクカンケイ』
    今回も第1弾の『エンキョリレンアイ』同様楽しく読めました。

    龍也の自己中な行動にやきもきしながら、俊輔のあかねをやさしく見守る姿がなんとも切なかった。

    ラストは、キレイにまとまってよかったです。

    話の中でエンキョリレンアイの花音が少し出てきて、おー!となりました。

  • 今まさに龍也のような彼氏と付き合ってます。
    だからあーちゃんの気持ちに共感でき、あっという間に読み終えてしまいました。
    ラストでは、龍也に絶対会うな!!と念じながら読んでました笑


    小手毬さんはエンキョリレンアイがきっかけでファンになりました。
    本当は?、井上海晴さんみたいな男性がタイプなのに、龍也みたいな人を好きになって付き合ってるから不思議です…笑

    この本に出会えたことに感謝します。
    ありがとう(*^_^*)

  • 「エンキョリレンアイ」「レンアイケッコン」と合わせて恋愛3部作とされる一冊。それぞれの主人公がちょこっとだけ関わり合う場面もあり、おまけ的に楽しめる。
    自分を温かく見守ってくれる幼なじみの俊輔、理不尽な持論を押しつけてくる初恋の相手、龍也。それでも20歳のあかねはまっしぐらに龍也に向って行き、傷つき、龍也の口癖である「イエス」の真相を知った時、別れを決めたはずだった…。
    冒頭に置かれた「忘れろよ」というセリフにちょっとひいてしまい、ずっとこの調子だったらどうしようと思ったがどうにか流れが変わってきてよかった。突然の母親の手紙とその裏にある事情など、読めてしまう展開もあり、龍也と再会してからのあかねの逡巡は青臭さがぷんぷんしていたが、たまにこういう平和な感じの恋愛小説を読むと新鮮である。

  • 龍也と俊介どちらに似ているかと聞かれたら間違いなく俊介な自分にとってはホッとしたラストになって良かった。
    実際の恋愛でも幼馴染や友達のような関係でいるのが一番楽しいし気も使わないしで良いと再確認できた。

  • どうしようもないのに、どうしても諦められない恋の経緯や状況描写、心情がとても細かく描かれているので、一瞬、自分がそんな恋をしてるような錯覚に陥りました。だけど、そんな恋よりももっと大きな温かい愛の存在に遅まきながら気づいていく過程がじわっときて、ほっこりしました。

  • 周囲からは、「辞めときなよ」と言われる人に引き寄せられるってことありますよね。絶対幸せになれないとわかっていも、、、

  • なんというか、どこに落ちるのかなーとか思いながら読んでて、
    「へー」
    「ふーん」
    「はぁ…」

    あ、終わった(笑)

    みたいな印象でした。
    私この作家さん合わないのかなぁ…
    文章の柔らかい感じはとっても好みです。

  • 私にも俊介みたいな人がおたらいいのにと思ってしまった
    あかねはずるいなぁ
    でも逃げたわけじゃないから仕方なかったのかな
    帰る場所があるっていいな

    イエスの理由は読んでいて痛かった
    あかねはずっと龍には片思いだったんだなぁ

  • 正直、何回読んでも
    あかねちゃんには
    共感出来ないかなあ。
    自分なら龍也みたいな人
    耐えられない…
    ラストは私的には
    好きです(´ω`*)

  • 細切れに読んじゃったので、少しわかりにくかったけど。
    最後は俊輔を選んで正解だったと思う。龍也みたいなのに惹かれる気持ちもわかるけど、再会したときは妻帯者だったじゃん。なのにホテルに泊まろうとか不倫不倫ー(笑)。

  • 俊介以外、魅力的な登場人物がいなかった。
    龍也みたいな男の人に惹かれる気持ちがよく分からないからかなあ。主人公の変わり身の早さにびっくり。

  • 再読記録。龍也のような男に、20歳前後くらいでどうしようもなく惹かれる気持ちはすごくよくわかる。その痛さも、言わない方がいいことを言って相手を遠ざけてしまうところも、不器用に背伸びしてしまうところも、若かりし日の自分の恋愛を思い出すようで、痛くて、リアルだ。
    本書の素敵なところは、その若かりし日の思い出が美しく描かれるだけではなく、数年後、お互いちゃんと大人になって再会し、主人公が自分の恋を思い出に封印せず、自分でピリオドを打ったように見えるところ。こうしたリアルさも、著者が大人の女性であり素敵な恋愛をしてきたから書けるのだろうか。

  • 切ないサンカクカンケイの恋。
    しかも若干、一方通行気味な恋。
    こんな風な事って誰でも1回は経験するんやろうなぁ。って思える1冊♪
    大事な事は近くにあればあるほど見えにくいんだよ(〃∇〃)

  • 本当に、大切なものは、意外と見失っているのかもしれません

    それは、様々、家族、恋人、友達

    でも、間違ってもいいんだな、遠回りしても人生だから

    って、思える本です

  • 恋愛はお互いが幸せが1番なんですよね〜。

  • 約束をくれない好きな人がいて、約束の要らない幼なじみがいる。先に進むにはどうしたらいいのか止め処なく揺れる恋の想いと、全く動くことない広大な愛が描かれている。また、父の言葉が素晴らしい。

    でも、題名通りな話が残念。推測だけどたっちゃんもサンカクカンケイに悩んだじゃないかな。付き合い出す前の空白の時間とか高校不合格とか。加えて秘密とか。

  • なんか、あんまり好きではない〜

    どちらかというと、あの英語の先生が気になる!

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サンカクカンケイ (新潮文庫)の作品紹介

強引で傲慢に、役者になる夢につきすすむ龍也と、どんなときでも、温かな笑顔で見守ってくれる幼なじみの俊輔。初恋を追いかけて、故郷・岡山から京都に向かった大学生の広瀬あかねは、激しさと穏やかさ、ふたつの未来の前で立ち止まる。さよならサンカク、またきてシカク。なつかしい童歌にのせて送る、恋愛3部作第2弾は、過去の恋を乗り越え、現在の愛をキラキラ輝かせる物語。

サンカクカンケイ (新潮文庫)の単行本

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