好き、だからこそ (新潮文庫)

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著者 : 小手鞠るい
  • 新潮社 (2010年11月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101309750

好き、だからこそ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 不幸と幸せはなぜこんなにも隣り合わせなのか。

  • 短編だけど、繋がっていた話。面白かった。

  • 好き、だからこそ許せないことがある。好き、だからこそ言えない秘密がある。好き、だからこそ誰かを不幸に陥れたとしても手に入れたい愛がある。好き、という気持ちは理屈では説明できないと言われるけれども、そこにこそ人間らしさが秘められているのかもしれない。しかし、もう一方で人間は生きて行かなければならない。誰かから手を差し伸べられることで、生を繋いで行くことができる。その時に生まれる情は、好き、ということと同じなのだろうか?小手鞠るいさんの世界に登場する女性たちは、いつも健気で自分自身の感情に正直に生きてゆく。

  • あああセツナイ……
    恋ってどうしようもないんだな
    忘れられないというより
    もはや自分の身体の一部になってる
    みたいな表現が
    なんだかしっくりきた

  • 熱烈な求愛により、フランス料理店のコックをしていたゴンちゃんと20歳で結婚した風子。元ガキ大将で負けん気が強く正直者のゴンちゃんとの結婚生活はしかし長くは続かず、自ら家を出た風子だったが…。
    愛する人との穏やかな生活のなかにあっても、なお自分を捉えて離さない一人の人。その行為の良し悪しはともかく自分の気持ちにあらがうことなく踏み出してしまえる風子の潔さに惹きつけられる。
    連作短編集になっている中で「愛する人に歌いたい」は意外な真相が明かされる一篇だが、最初は誰のことか分からなかった。どちらに非があるとかないとかではなく、結婚は組み合わせの運であることを思い知る。

  • 短編集かと思ったら、オムニバス形式で進んで行くいくつものおはなし。
    最初はコテコテすぎるなぁと思いながら読んでいたけど、最終的には引き込まれてしまった。
    若い恋愛と忘れられないひと。
    だれにでもある恋のはなし。

  • 好きって大変。
    忘れられない恋愛が
    絡まって、けど、ちゃんと前に進む
    大人なお話。
    ズルいなって思ったりもする。男ってズルいなぁって
    解説がまたいい感じです。

  • 読みやすかったので、一気に読めました。
    切ない。

  • 風子が十代のとき、周囲の反対を押しきって結婚した豪介。
    別れたあとに一度だけ再会する二人。
    さまざまな運命のイタズラが、みんなの心をかき回す。

  • 主人公が最初に惚れ込んだ男の描写。

    そういえば、こういう男、「欲しいのは、あなただけ」にもいたなあ。
    それと同じく、その後の男についても・・・。極端といえば、極端。

    でも、最後の場面はとても切実。
    こういう切なさをうまく伝える文体って、なかなかないと思う。

  • 書名「好き、だからこそ」・・・の後に続く貴方の言葉は何ですか?

    どのページを開いても吹き荒れる心情が描写されています。お腹一杯なのに、若さと情熱溢れるセックスの始終。なんつうかレディースコミックか?と、ため息が出た。

    私は本の中で自分の「好き、だからこそ」の後に続く言葉を見つける事が出来ませんでした。

    最後の運命的な出会いと、心の成長は心地良かったのに。なんだろこのわだかまり。

  • 恋に落ちてしまった人間のどうしようもなさ、業のようなもの。
    意図的であろうとなかろうと、誰かを不幸にして手に入れた幸せ。
    永遠を誓い合っても不可抗力的に奪われてしまうもの、失われていくもの。

    好き、だからこそ、許せるのか。
    好き、だからこそ、許せないのか。
    どちらが大人の選択で、どちらが幸せになれるんだろう?

  • タイトルの好き、だからこそ。
    に続く言葉がいっぱい溢れてました。
    胸をチクチク刺激されました。
    私は風子みたいに強くはなれないや。

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好き、だからこそ (新潮文庫)の作品紹介

画廊勤めの風子の前に台風のように現れ、19歳の身体を心ごと奪った大岸豪介。不器用で情にもろい豪介に深く刻まれた風子の愛の記憶は、幼い娘を抱えスナック勤めをした洋子との暮らしを彼が選んだあとも甘く、苦しいほどに切ない。元妻を自殺で失った河野至高と風子が結ばれた20年後のいまも…。70年代フォークの調べにのせ、秘めた想いを、肉体の歓びへと解き放つ大人の愛の物語。

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