エデン (新潮文庫)

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著者 : 近藤史恵
  • 新潮社 (2012年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101312620

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エデン (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「サクリファイス」の続編。
    白石(チカ)がスペインからフランスのチームへ移籍して半年、というところから始まる。

    前作よりミステリ色は薄いです。
    純粋に自転車レースのお話がおもしろかったわたしは、前作のミステリ部分に余分なものも感じていたので、これくらいがいい塩梅。

    チカが所属するチームはグラン・ツールで勝利を狙えるほどのチーム。だけど、大舞台ツール・ド・フランスを前にスポンサーの撤退が決まり、チームは今季限りの解散が濃厚になる。
    チーム存続を賭けたいわゆる「オトナの事情」が湧き上がり、ぎくしゃくするチームメイトたち。
    チームを存続させるためのはずなのに、チームの心がバラバラになる原因にもなる、なんとも皮肉な状況に。

    フランス期待の星・ニコラをチームを越えてアシストするか、自チームのエースであるミッコをアシストするか。
    チカの決断する場面「ぼくはあなたのアシストだ」。揺らぎの無いまっすぐな言葉に少し涙腺が緩んだ。

    無邪気な笑顔の下に屈折した思いを隠していたニコラ。
    認めたくなかった真実を曝け出され、逃げ出すことを選んだドニ。
    直されることのない掛け違えたままのボタンがやるせない。

    全編を通して「彼」の存在が濃く漂っている。
    チカの足枷となり、呪いとなった「彼」。
    一人で走っているんじゃない、のはエースでなくても同じ。
    アシストあってのエースであるなら、エースがいなければアシストも成り立たない。
    「彼」はつねにチカを一人ではないと気付かせてくれる存在にもなっている。「彼」を心に抱いている限り、チカは道を踏み外すことはない。

    そして、ニコラもきっと。

  • 『サクリファイス』に続く第2弾。

    主人公の白石は、走りの舞台をフランスに移し
    ロードレースの最高峰、ツール・ド・フランスに挑みます。

    といっても、“エース”というわけではなく、
    あくまで外様の“アシスト”として、ですが。

    それでも“クライマー”としての栄誉を得る機会もあり、
    この辺りは『弱虫ペダル』ともシンクロして興味深く。

    ところが、そんな華やかな舞台の裏で、
    一つの“影”の物語も同時に進んでいます。

    自転車乗りにとって“楽園(エデン)”であるはずの、
    ツール・ド・フランス、それは誰にとっての楽園なのか、

    アスリートとしての自転車乗りに、一つの問いが放たれます。
    さて、白石たちはそれにどのように応えるのでしょうか。

    結構根深いところをついているかなと、そんな風にも。

  • ロードレースを描いた「サクリファイス」の続編。
    今回はロードレースの最高峰、ツール・ド・フランスが舞台。
    前作「サクリファイス」でロードレースを知ったのだが、やっぱり面白い!
    白石誓はほんとに日本人らしい日本人だとつくづく思う…
    「サヴァイブ」が読みたくてたまらない!!

  • 「サクリファイス」の続編。今回はツール・ド・フランスが舞台。
    相変わらずの臨場感とスピードで、一気に読めてしまった。3週間もの間、時に協力し合い、時に争いながら頂点を目指す。一瞬の気の緩みが命取りだし、たった一秒が明暗を分ける。でも、戦いの後の達成感と清涼感は半端ないだろう。
    ツール・ド・フランスに参加できる人が羨ましい。せめて、いつか本場でレースを目にしたいと思った。

  • 白石誓はたった一人の日本人選手として、世界最高峰のレース、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。
    しかし所属チームのスポンサー撤退が決まり、チーム内に不穏な空気が流れる。
    監督が選手たちにある工作を持ち掛ける中、レース上でも事件が起こり・・・。

    自転車ロードレースの世界を描いた「サクリファイス」の続編。

    7年前に読んだ「サクリファイス」の内容を忘れてしまったので一応読み返しましたが、正解でした。
    続編ですが独立したお話なので前作を読まなくても話についていけますが、主人公の思いや過去を踏まえた上での今作なので、やはり前作を読んだほうが楽しめましたね。

    今回はミステリというよりも、読者もロードレースをそのまま体感できるスポーツ小説となっています。
    ツール・ド・フランスという大舞台で実況中継のように主人公のチカがどういう戦略で走っていくのか、ロードレース選手としての今後の道を模索しどのような覚悟を決めるのか、詳細に語られていく展開となっています。

    前作でも思いましたが、ロードレースって奥深い競技で、一筋縄ではないレース展開が本当に興味深い。
    さまざまな戦略・駆け引きや暗黙のルールがあり、敵同士でも利害が一致したら共同戦線を張ることもある。
    レース外でも、チーム存続のための裏取引やドーピング問題が常に横たわっており、興業スポーツの内幕というレースとは違った様相を見せてくれます。
    ただ速さを競うだけではない面白さがあり、知れば知るほど惹かれるスポーツです。

    アシストに徹するチカが最終的に選んだ決断。
    迷いが消えた彼の成長には大いに拍手を送り、見守っていきたいと思わせる迫力がありました。

  • 自転車ロードレースのお話その2。
    前作サクリファイスの終わりに、誓は海外のチームに移籍し、エデンの舞台はヨーロッパ。
    3週間もの間戦い続けるツール・ド・フランスでの、選手個人、またチーム同士の駆け引きや人間模様。
    雨の下りの急カーブのシーンなど、ハラハラで迫力でした。
    日本人の謙虚さをもった誓のレースっぷりは、もどかしさもありながら、なんとも誇らしかった(*^^*)

  • サクリファイスの続編。
    白石誓はスペインのチームに移った後、フランスのチーム、パート・ピカルディに所属し、いよいよ世界最高峰のロードレース ツール・ド・フランスに挑む。

    各々が目指すもの、自分のために、
    または人のために、いろんな思いをうまく表現されていて、勝手に自分の頭の中でもイメージを膨らませる事も出来、グングン惹き込まれてしまった。

    登場人物それぞれのこれからまでも、気になる作品ですね。

    天性の才能、若さだけじゃないプチ・ニコラ、それを真っ向から迎え撃つミッコ、リベンジに燃えるカンピオン、モッテルリーニ。
    どんな感じになるんだろう(^^♪

    前作を読んで、少しはロードレースの事を理解したかのように思ったけど、全然奥が深い。(当たり前ですが)

    戦略的側面から見ると、ものすごく歯がゆい部分ではありながら、事故などが起こったあとのレースはパレード走行になるなんて紳士的な対応、またそれを時の運と受け入れる敗者(勝敗ではないのかも)、もちろん勝者も。

    こんな事を知る事ができ、益々世界が広がった感じがします。

    『知らない事を知る』

    読書って、ほんとこれがものすごくいい。
    偶然の出会いに感謝してます。

  • 続編がこれほど面白い小説ってなかなかない!

    自転車ロードレースを題材にした、ミステリの第二弾。
    今回は舞台をツール・ド・フランスに移し、前作以上に自転車競技の醍醐味を物語の中で味わうことができる。
    ミステリ色は陰をひそめ、その代わり、ツールの魅力にどっぷりと浸かれる。
    3週間にも及ぶ長丁場。その間に行われるステージの数々。
    ヨーロッパにおいて孤軍奮闘する日本人選手、石井誓の闘争心がついに目覚める瞬間に、鳥肌が立った。

    ツールを実際に観るためにフランスに行きたくなってしまった。

  • 『サクリファイス』の続刊2作目。前作から3年、白井誓ことチカは唯一の日本選手として世界最高峰の舞台、ツール・ド・フランスに挑戦する。

    時折前作に触れている部分もあるので続けて読んだ方が楽しめるかと思います。自転車ロードレースという普段は体験できない世界の、さらに覗くことのできない舞台裏が描かれています。
    本作ではチカの所属するチームの存続の危機、久しく台頭していなかったフランス生まれのスター選手の登場、その背景で飛び交うスポーツ競技界の闇などが描かれ、人間模様が中心の重厚な展開に。前作はミステリーらしい描写もあったので、ロードレースの面白さはそのままに少し趣が変わったなぁという印象です。
    チーム戦ですがあくまでも自転車という個人競技。今後の身の振り方を考えて、勝敗を横に置いてでも自身がどのようなパフォーマンスをするかは個人の考えでどうとでもなる部分もあるというのは外からは気付きえない世界でした。
    しかし出場のチケットを手に入れる難しさや自分が競技の場に立てる“今”があるのは、多くの支えや犠牲があったからこそ。だからこそ重圧も背負いながら、登場人物はそれぞれの過去や想いを抱えて、冷静に、時にがむしゃらにペダルを漕ぎます。

    主人公・チカは前作に引き続き相変わらず控えめな登場をしていますが、随所で重要な役割を担い、印象的な言葉を残します。ある意味とても日本人らしい思考をしていて、世界で活躍する苦悩やアシストとしてのプライドなど、静かな、でも確かな闘志は読者を惹きつけます。
    前作同様、彼らとともに一気に走り抜けるように一気読み。続刊も楽しみ。

    『彼は賢くない。それでもぼくは、彼の走りを美しいと思う。』(p243)

  • サクリファイスから三年が経ち、誓は唯一の日本人選手としてツールドフランスに挑む。しかしチームは今シーズンを最後に撤退する事が決まり、チーム内に亀裂が入り始める。監督の思惑がメンバーのプライドを傷つけ、エースは孤独な闘いを覚悟するが誓は彼をサポートする事を約束する。
    ライバルチームのエースにドーピングの噂が立ち動揺する選手たち。そして新たな悲しみが・・・。

    前回以上に自転車競技に的を絞っていて、無理やりにミステリーにしていないあたりがとてもよかったです。正々堂々と勝負する選手たちは、敵であってもお互いを尊敬しあってとてもかっこいい。ガムシャラなのは良いが、何をしても勝とうとするのは美しくないというのがなんとも紳士なスポーツだなと感じました。

  • ツール・ド・フランスを舞台に繰り広げられる戦いと選手の心理を描いた、やっぱり最後に少しのミステリ、サスペンス要素のあるシリーズ第二弾。

    見たことがあるわけでもないのに、選手たちが息を切らし汗を流しながら自転車をこぐ姿が鮮明に浮かんでくる。

  • 「結論はすぐ出た。ぼくには無理だ。ぼくなら、きっと地獄まで抱えて持って行く。」サクリファイスの続きの話。前作もそうだったけど、誓の境遇とか考え方がスッと入ってきて、さもそこにいて同じ体験をしてるような気がしてくる。自分の強みがあっても、もっと凄い人はたくさんいる。じゃあどうしようか、どこへ向かうのかを考えられた。

  • サクリファイスに続いて、そのままエデンを読了。長いツールだからか、前作よりもゆったりと流れたような気がする。
    それにしても壮絶なアシスト。チームの勝利のためとはいっても特殊なの、その徹底ぶりに目が覚めた。
    佳境に入ってからのいい意味での裏切りが、たくさんの伏線を蘇らせる良作だと思う。
    さらに続編があるんだよね?
    あとがきがなかったので、改めて特別バージョンの帯コメを…。これが端的で秀逸でした。

  • 「サクリファイス」に続くシリーズ第2弾。
    主人公チカの「ツール・ド・フランス」での走りを描く、サイクルロードレースについてはほとんど知らないが、前作に続き解説描写も丁寧で、挫折することなく読了できる。

    ミステリとしても高評価を受けていた前作だが、今回はあくまでスポーツ小説として、主人公の心の内、苦悩、葛藤、チーム内の軋轢、勝負、などなどドラマ性を重視した筆致となっている。

    チカは悩みながらもアシストとしての己を全うしようとする、その先にあるものは不確かなのだが…

    だが、日本人がツールで走るということは、すでにあり得ない幸運と才能努力の結実に他ならないのに、彼は葛藤するのだ。スポーツに限らず勝負事には共通項なのだろう、終わりのない世界の住人たるが真の(一流の)スポーツマンなのだろう。ゆえにチカは悩みながらも己を全うしようとする。終盤において己の背負うものに言及するが、「超弩究の呪い」サクリファイスにおける真実が、彼の粘りの根本を知るに、読者は嬉しくなる。

    ここに彼(石尾)が生きているのだと…

    まだシリーズは続いてるようなので読んでいきたいと思った。

  • 「叩きのめされたとしても楽園は楽園で、そこにいられること、そのことが至福なのだ」
    ……と、いきなり最後の一文を引用してしまったが、つまりここにこの『エデン』という書名の意味が集約されているのである。
    この物語は、前回、レビューを書いた『サクリファイス』の続編。前作よりも登場人物が少ない分、それぞれの心理描写や心情の移り変わりが手に取るように伝わってきた。自転車ロードレースの過酷さや表裏一体の人間関係は相変わらずながらも、ヨーロッパという「楽園」でプロとして自転車に乗ることの、名誉や喜びも存分に描かれていたように思う。

  • 前作から三年。
    冒頭から、誓がヨーロッパで頑張っていることはもちろん、ツール・ド・フランスに出るということを知って俄然盛り上がり、そしてその調子のまま期待どおりの面白さに最後まで一気読みでした。
    誓の魅力は、決して力強い押しの強いタイプではないのに、自分の中にブレない基準というか芯をはっきりと持っているところかと思います。
    さらに、チームの中でのアシストという役回りということもあり、とても「日本人らしい」キャラクターと感じられます。
    また、このシリーズは自転車レースが大きな比重を占めていますが、おそらく何の興味もない人が読んでも、とても楽しめる内容です。
    ミステリーの要素もありますしね。
    自信をもってオススメできる一冊です。
    どうやら彼自身のあちらでの活躍はまだ続くようなエンディングでもあったので、続きを楽しみに待ちたいですね。

  • 前作のミステリー要素が薄らいで、スポーツ小説でした。
    前作ほどは後味の悪さも感じず淡々と進む分、安心して読むことができました。

  • 2013-40
    サクリファイスに比べてミステリー感は薄くなった。
    でも、スポーツ小説としては勢いを増している。
    自転車のスピード感を感じます。
    自転車競技に興味ないのに面白い!

  • サクリファイスからの続編。前作から3年後、ツール・ド・フランスに挑む白石とそのチームで起こるドラマ。ツールという長丁場の戦いの中で行われる駆け引き。ツールにかける熱い思い。前作もそうでしたが、読んだ後の読後感の良さと無性に自転車に乗りたくなる衝動はさすがです。スピード感のあるストーリーのテンポも自転車ドラマには合ってると思います。
    今回はサスペンス・ミステリーの要素が若干薄かった気もするのでもう一味欲しいとも思いましたが、これはこれでおもしろかったです。はじめてこの本から読むより前作を読んでからのほうが面白いかも。

  • 「サクリファイス」の続編です。

    自転車ロードレースのお話ですが、私は興味もないし全く詳細も知りません。見た事もないですし。

    でもほんと「サクリファイス」もそうなんですけど、全くの素人でもなんだかよく分かるんです。決して説明臭くはなく、ストーリーの一部としてスッと自転車ロードレースの事も分かるようになっています。

    ロードレースはただ速ければいいと言うものではなく、選手同士・チームとの駆け引きが重要。
    その駆け引きがとってもスリリングで面白いです。
    そして主人公の白石は、ツール・ド・フランスに出場する唯一の日本人。その辺の文化や、考え方の違いなどもよく描かれています。

    前作は結構ミステリー要素も強かったのですが、今回はそれほどでもないです。でも所々気になる謎もあったり。何よりもレースがどういう結果になるのか気になってしょうがない!純粋にロードレース小説としてとっても面白いので今回も一気読みでした。

  • 自分でも理由はよくわからないが自転車競技の話が好きだ。高校生くらいの時にテスト勉強の息抜きに夜、NHK(?)でツール・ド・フランスを観ていたからだろうか。『サマー/タイム/トラベラー』の主人公が繰り返しビデオでツール・ド・フランスを流していたからだろうか。スポーツというものに対し観る人は努力の成果や友情や何か美しいものを見出す。私もオリンピックなどを観ると素直に感動する。だが、現実にはドロドロしたものやどす黒いものも存在する。誓はそれをそれとして認め、それでも自分の考えを貫く。チームの為に犠牲になる。エースのアシストに徹する。潔い。が、人の為にそこまで犠牲になれるのだと思った前作と比べると★半分ほど足りない。

    追記:これを書いた後、自分の書いた『サクリファイス』の感想読んで笑ってしまった。私の抽斗って少なすぎ!

  • ツール・ド・フランス見てみたくなった。自転車競技って不思議で過酷なスポーツだと、前作を読んだ時と同じような感想を持った。

    ミステリィ感は前作の方があったように思い、少し物足りなかった。

  •  前作「サクリファイス」の鮮烈な衝撃は2年近くたった今でも忘れられない。あの白石誓が帰ってきた。今度はヨーロッパに渡ってプロチームに所属し、ツール・ド・フランスでピレネーをアルプスを駆け抜ける。「サクリファイス」が魅力的なロードレース作品である上にミステリとしても超絶一級品だっただけに、続編を書くのは難しかろう。本作はミステリ性はほとんどなく、ロードレースの中でのチームメート、チーム間の人間模様を描いた単なるスポーツ小説になっている。だけどそれでこの作品に魅力がないかというとそんなことはない。前作のようなあっというどんでん返しがなくても十分楽しめる。
     自転車競技というのは不思議なスポーツだ。チーム内で役割分担して走るのはもちろん、場合によっては敵である他チームとも協力したりするなど、駆け引きが大きなポイントを占めている。だから体力のある若手よりも体力は落ちても経験を積んだベテランが有利だったりする。集団走行のときは風を受ける先頭を交互に負担するというマナーがあったり、ただただ速ければよいという競技ではないところがおもしろい。いきおい他チームの選手とも仲が良く、レース中に走りながら相談して即席チームをつくったりする。チームのエース、ミッコとそれをアシストする立場の白石、チームの存続が危うい状況のなかで微妙な位置関係にある監督と他のチームメート、それに彗星のように現われたライバルチームのニコラ。ツール・ド・フランスの各ステージをうまく絡めて、それぞれの人間関係のエピソードをうまくつないでゆく。最後のアルプスの山岳ステージで予期せぬ出来事が起こって意外な結末にはなるんだけど、それもミステリというほどではなくまあアクセントくらい。
     個人記録を優先するかフォアザチームに徹するかの葛藤の結果、白石が選んだ道は...。うまいよねえ。ほんと白石誓、いい男だなー。男が惚れるね。ミッコとチカの新チームでのレースもぜひ見たい。

  • サクリファイスを読んでから1年くらい経ちます。世の中に出て初めて、ゴールを同じくする仲間というのを持つことの難しさを知りました。同じ空間にいて、形式的には同じゴールを目指しているはずなのに、各々思惑があってそれが表面化しないから余計面倒で。信じ合うことがこんなに難しいのかなと不思議で仕方なかったです。サクリファイスを読んだ時とは違う意味で、やっぱりこの本は自転車競技だけを語っている訳ではないのだと思いました。そんなことを思ってしまうから、より主人公のことが好きになりました。

  • サクリファイスの続編。ロードレースについて知識がなくても話にひきこまれる。チームのメンバーやその中で自分のミッションを考えながらチームでパフォーマンスを発揮する。最後のミステリー要素には驚かされた。

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あれから三年――。白石誓は唯一の日本人選手として世界最高峰の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。しかし、スポンサー獲得を巡る駆け引きで監督と対立。競合チームの若きエースにまつわる黒い噂に動揺を隠せない。そして、友情が新たな惨劇を招く……。目指すゴールは「楽園」なのか? 前作『サクリファイス』を上回る興奮と感動、熱い想いが疾走する3000kmの人間ドラマ!

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