ウケる技術 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101313719

作品紹介・あらすじ

相手を笑わせること。それはビジネスや恋愛を成功に導く非常に重要な戦術です。「自分は面白くないから」と嘆くのはまだ早い。本書は、笑いが生じる場面を詳細に分析し、それを応用可能な「技術」として体系化した、コミュニケーションの教科書なのです。これを読んでスキルを身につけたなら、あなたも必ず「ウケる人」になれるはず。文庫化にあたり増補された「メール篇」も必読。

感想・レビュー・書評

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  • 内容未確認予約文庫で、今の世の中でウケている技術の本だと思っていた。読み始めてびっくり、まさかの会話でいかにウケるかという技術の体系化の一冊。
    相手を笑わせること。
    社会生活において笑いを必要とする場面をケーススタディとしていかにウケる会話にもっていくかをレクチャー。
    頭が良くって、コミュ力の高い方々が幅広いケースを細かくご指導。
    読み物として面白い。
    そして、わからない。
    この内容で実践したら本当に笑いが取れるのかどうか。失敗するとより引かれるかもしれない。
    コミュニケーションの教科書とされているようなので、本当にウケが悪い方は読まれたらどうだろうか。

    • おびのりさん
      皆さまおはようございます♪

      そうなんです。
      ひまわり師匠は、実践しているのか?と思う技術です。どれかケーススタディ書き込もうと思ったのです...
      皆さまおはようございます♪

      そうなんです。
      ひまわり師匠は、実践しているのか?と思う技術です。どれかケーススタディ書き込もうと思ったのですが、長いので、メール編の短いやつを。


      来年こそは起業します!
         ↓
      来年こそは起業します!(こたつでミカンの白い部分をていねいにとりながら)

      かっこ書きを使ったデュテール化らしい。
      師匠っぽい。
      2024/03/23
    • ひまわりめろんさん
      オチのない話は時間の無駄です
      オチのない話は時間の無駄です
      2024/03/23
    • 1Q84O1さん
      なるほど
      これは読むべき一冊ですね!w
      なるほど
      これは読むべき一冊ですね!w
      2024/03/23
  • コミュニケーションはサービスであり、愛である。この言葉が素敵でした。
    愛のあるサービスを相手のため、考え想い接すれば、ウケなくとも良好な関係性を築けるのではないかと思いました。

  • 1.自分の会話のどこが面白くないのだろう、面白くするためにはどうしたらいいいのかを考えてこの本を読みました。

    2.ウケるためには気遣いと踏み込みを使い分けることが基本となっています。逆を言えば、ウケない会話とはこの2つを両立できていないことです。気遣いすぎれば相手に遠慮を与えてしまう市、踏み込みすぎれば相手からは「馴れ馴れしい」と嫌われてしまいます。本書では、この考え方を踏まえ、番組化やガイジン化、勘違いといった技を用いて人からウケる会話術とは何なのかを探っています。

    3.気遣いと踏み込みは難しいなあと思いました。私自身、踏み込みすぎることがあるので、「馴れ馴れしい」と思われることが多いので、最初に嫌われることが多々あります。そのあとにリカバリーすることがとても大変で、この苦労は無駄だなといつも思っています。ここばっかりはたくさんの人に出会って感性を磨いていくしかないと思いました。
    私が本書で取り組みたいと思ったのは、番組化と勘違いです。つまるところ、ボケが上手くなりたいと言うことです。ボケが上手い人は頭の回転も速く、場の空気を瞬時に作り出すことができます。将来、リーダーを目指す者としては仕事ができるだけではなく、チームを率いることを得意としなければなりません。そのためには、心理的安全を作っていかなくてはなりません。そのためには「笑い」が必要不可欠です。だから私はこれら2つを学んでいこうと思います。

  • 1.ガイジン化すること
    声を張り、オーバーにリアクションし、表情豊かにする。「気づかい」と「踏みこみ」のバランスが大事。

    ※(建前) 思ってもいないことをオーバーに言う
    ※(カミングアウト) 自分の恥ずかしい部分を告白する
    ※(前置き) 後に続くセリフの心の準備をさせる
    ※(分裂) 普通と逆の言い方で言う


    2.逆境で粘り強いこと
    コミュニケーションはサービスである

    ※(詭弁) 屁理屈をつけて説得する
    ※(カン違い) 物事を都合よく解釈する
    ※(キザ) 過剰にカッコよく演技する
    ※(ディテール化) 話の細部を具体的にして、ころがす


    3.神の視点で見ること
    自分の顔を笑いものにしつつ、自分のトークを強かに売り込む。自分のプライドの傷つきを気にするより、自分の顔をどう面白おかしく転がすかという発想。顔よりトークを整形しよう。


    4.逆をねらうこと
    相手の気持ちに寄り添えばサービスになるとは限らない。

    ※(裏切り) 相手に次の行動を読ませておいて逆を言う


    5.チューニング力があること
    独りよがりじゃウケない。相手が食いついてきたポイントは使い回しがきく。

    ※(天丼) 一度ウケた言葉を再度登場させる


    6.番組化すること
    テーマパークに来ている時は自分もテーマパークにならなければいけない。

    ※(ロールプレイング) 相手を設定に巻き込み演技させる


    ウケるための方法を知りたくて読みましたが、とても参考になりました。この本は38の技があり、有名なアプリ「ボケて」みたいに写真付きで例を示してくれるので、とてもわかりやすいです。メラビアンの法則も重要です。

  • 何度も読み返す必要のある本。書いてあるテクニックは、全て実践し、自分の血肉としなければならない。

    暗黙理になっている、コミュニケーション強者の技術を、一言でコンセプト化し、40にまとめているだけで価値がある。会話の奥深さが分かる本。

    本書を貫く原則として、特に役に立つと思ったものが2つある。
    1つは、「コミュニケーションはプロレス」という原則である。会話においては、どちらかが技をかけ、その技に気持ちよく乗っかってやるのが大事なのだ。互いが技を掛け合い、双方に面白い空気を創り出すのがコミュニケーション。ときには、相手の技やいじりに乗っかることに不愉快な場面もあるだろう。ただ、致し方ない。コミュニケーションはプロレスなのだから。

    2つめに、「コミュニケーションはサービス」という原則である。全てのコミュニケーションの目的は、相手を気持ちよくし、喜ばせることにある。この原則を大切にするからこそ、お笑い芸人のように、40もあるテクニックを駆使して、会話をしようと思える。相手を喜ばす、ゲームのように捉え、会話をしていくことが大事だろう。

    3つめに、「面白い会話はすべからくふざけている芸人のよう」であることだ。少なくとも、この本に載っている事例は、全て芸人のような、話立ち振舞いが書かれている。芸人の振る舞いや、面白いことを言うのは、そういうキャラのやつの仕事、だと思ってはいけない。相手を笑わせ、喜ばせるには、常にふざける人であれ。相手をおちょくり、定石から外れた行動を取り、おどけてみせ、オーバーなりアクションをすること。一言で言うなら、「普通の会話をしない」ことと言えようか。普通で落ち着いた会話をしないというのは、これは陰キャラにはとてもつらい。ただ、ウケる技術を提唱する人たちが、すべからくふざけて面白いことを言えと行っているのは考慮に値する。

    ●気になった点
    本書の事例で書いてあるのは、全て「いじられおもしろキャラ」という前提であるため、全員がそのまま活用可能というわけではない。何を言うかだけでなく、誰が言うかも評価されるのがコミュニケーションである。あくまで、自分に合ったキャラを見極めつつ、テクニックを繰り出していくことだろう。

  • おもしろかった。
    笑いを分析するのが新しくて良かった。

  • 私のバイブル

    忘れもしない

    この本に出会ったのは大学一期生の頃。イケイケの友人に紹介されて、ヴィレッジバンガードへ駆け込み、この本をむさぼり読んだ。

    暑い夏の日、衝撃だった。

    それから幾度となく、この本を読み、もはや本書に書いてあることは我が血肉となり骨となった。

    私は大学デビユーを飾り、合コンにも引っ張りだこ、忌むべき高校時代のイマイチなキャラとオサラバすることができた。



    ・・・ありがとう。出会ってくれて。

  • これは激ウケた(笑)
    ヤバい、オモロすぎる。。。

    この本は、日常のコミュニケーションにおいて、
    人から笑いを取るための技術を体系的にまとめたモノです。

    良くありがちな
    ちょいと場が白けてしまうよーなシチュエーションにおいて、
    こんな感じで話を展開させていったら、
    盛り上がりますよーと提案しています。
    時たま(人によっては度々!?)、
    チャレンジングな爆弾発言が飛び交いますが、
    それもまぁご愛嬌でしょう。

    ちょっとふざけた感じの本書ではありますが、
    「コミュニケーションはサービスだ!」とはなかなかの御名言。
    意外に真っ当なことも言ってたりもします。

  • 大喜利が上手くなった

  • コミュニケーションはサービス。
    コミュニケーションは愛。

    ちょっともう古いかなってとこもありましたが、昭和世代と令和世代に挟まれた平成を生きた世代に為になる本でした。

    とにもかくにも、サービス精神は大事。
    ひいては相手を思いやること。
    相手の関心に関心を持つことにも通ず。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。著書に『夢をかなえるゾウ』シリーズほか、『雨の日も、晴れ男』『顔ニモマケズ』『運命の恋をかなえるスタンダール』『四つ話のクローバー』、共著に『人生はニャンとかなる!』『最近、地球が暑くてクマってます。』『サラリーマン大喜利』『ウケる技術』など。また、画・鉄拳の絵本に『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』、恋愛体育教師・水野愛也として『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、映像作品ではDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画・脚本、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手掛けるなど活動は多岐にわたる。

「2023年 『夢をかなえるゾウ4(文庫版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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