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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
さらりとよめる恋愛短編集でした。普段は見えない、けれどきっと誰もが隠しもっている、そんな部分がテーマのお話たちです。個人的には、一話目が一番好き。
主人公の女の子達には共通点が多く、みな陰のある過去を持ち、地味だけど、しかし生命力は伝わってくる感じがして好感が持てました。男の子達は個性があり、女の子よりは独立している印象です。少々情緒不安定気味だったり、無神経だったり、みな一筋ではいかない感じでした。
文の表現もわかりやすくて良いと思います。しかし、読むにあたって、色々と考えを廻らしたい方にはあまりおすすめできないかもしれません。
こういう、切なさと危うさを含んだ、甘すぎない恋愛ものはすごく好きです。ハッピーエンドとバッド寄りのエンド、どちらも収録されておりますし、記憶にはあまり残りにくいものでしたが、時間を置いてまた読みたくなる本だと思います。
それぞれのタイトルに動物が入った3つの短編集。
それも何かしらの傷を持った男女の恋愛。
「猫と君のとなり」が好き。
恋人との間に、一生消えない現実(悲しい方)を体験している人は世の中にたくさんいる。
恋愛は理性的にする方なのだけど、そういえば学生時代、ひとつだけ病気のような恋愛をしたことがあったなぁ。もう今は昔。
動物をモチーフにしたみっつのお話。主人公は3人とも地味でどこか似ている印象だけれど、男の子が3人ともとても個性的で味があった。ストーリーとしては、単調気味。ワニの話だけが後味の悪いエンドだったのが意外だった。蕎麦アレルギー、シャワー音など、うっすらと伏線を散りばめていて、後の方でやんわり生きてきているので、読後感はすっきりとした印象。
タイトルの小説ではなく、短編の『クロコダイルの午睡』の方が印象的だった。
嫉妬だと捉えられても仕方がない。でも、苦労せずに与えられたものを享受して生きることが、それを持たない人間にとってはどれだけ苦しいことか。そこから発せられた静かな狂気は、とても恐ろしい反面日常として存在しているような、そんな身近さを感じた。
三話とも、DVだったり無神経だったり、なんかしら問題のある人たちとの恋愛の話。
こう立ち直るべきなのか、とか 自分はこんな感情的にならないようにしようとか ちょっと考えた。
他人との関わり合いの中でしか、人は寂しさを埋められないのか。
他人との関わり合いの中得られる安心感、不安、孤独。
その全てがいとおしい。恋しい。
そんなことを感じさせる一冊。
絵に引き込まれ購入
一つ一つのお話に、
主人公達の思いとか世界とか積み込まれて、
ページをめくるごとになんだか感情移入してしまった
恋愛の本だから、
もう少しきゅんとする話を期待していたけど
こんな風に恋愛の中の重さを考える話も良いなあと思いました。
表現が繊細で好きです
解説にもあるように、女の子は島本氏の書く小説によくでてくるタイプの子達で、微妙にリアルなところが共感できて好き。だけど、わたしにはやっぱり男性の性格が悪く感じすぎて少しだけ読むのが辛い。
人気作家という事で読んだ一冊。正直、個人的には暴力や心の闇など人間を描いてる作品としては描写が足りてなのではないかという気がするし、かといって恋愛小説にしても特に感じる事も無かった一冊。たしかに文章も整っているし、作品の構造としてもまとまっているけれど、寧ろその為に内容を犠牲にしている気がする。たぶん私に彼女の読者としての素質が足りてないのが一番の原因だと思われる。おそらく本を読むうえで、読みながら登場人物に共感する事へ価値の重きを置かない人には向かない。
短編でこんなに満足したことはない。ぜんぶ脳内に刻みたいと思うくらい、どれも素晴らしかった。人間の良いところも悪いところも表現されていて、まるめて好きになれる。何度も何度も読みたい作品。
こういう小説すごく好み。
「クロコダイルの午睡」?の主人公に一番共感が持てました。
都築くんはきっとイケメン!w
暴力についていろいろ考えさせられた。
ただ鬱々としているだけでなく、その中でも生きていこうとする希望が見えてよかった。

中編3昨、どれも心理描写が共感出来る内容が揃っている。大きな事件のない、淡々とした日常の中に楽しい瞬間が見つけられる優しくてちょっと痛い物語たち。勢いや、賑やかさを求めて読む人には物足りないかも。





