カリスマ 上巻―中内功とダイエーの「戦後」 (新潮文庫 さ 46-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101316314

感想・レビュー・書評

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  • 戦後日本の流通業発展の歴史において外すことのできないカリスマ経営者中内功氏の人生に迫るノンフィクション。実の弟たちとも全面対決してしまう、主人公の恐ろしさに引き込まれてしまう一冊でした。カリスマ性がある人とはある物事に対し狂気的な執着心がある人だと思いました。

  • 野中郁次郎『経営は哲学なり』では、流通革命を展開したダイエーを解説!

  • 2002年9月2日
    “良い本です。情報が詰まっている​データベース”

  • この著者は中内功氏に対して批判的です。
    刊行が古いだけあって進出間もないフランスのスーパー、カルフールを絶賛しています。
    ※後に日本撤退。うまくいきませんでした。ダイエーの方が正しかった。
    批判的で、厭な書き方をしていますが、むしろこういう書き方の方が中内功氏の悲しみが深く理解できます。
    戦後の日本の流通を改革し、流通王とまで言われ、確実に経済史に名を残すであろう男が退任の際に、「これまでで楽しいと思ったことなんて何もなかった」と言ってしまうほどの深い孤独と悲しみ。
    これを読んで中内氏を支持する気持ちが生まれました。

  • 中内氏にすごくよく迫っています。なぜダイエーが頂点を極め、そして転げ落ちていったかがよくわかります。家電と牛肉の話がおもしろかった。

著者プロフィール

1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞。

「2014年 『津波と原発』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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