- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101316345
感想・レビュー・書評
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題名から想像される期待した内容ではなかった
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著者はこの本の三本柱として「この事件に対する女性読者の感染」「わが国メディアの劣化」「司法の闇」をあげているけれども、正直言ってどれもそれ程深く掘り下げられていないと思う。裁判記録と、読者の紹介と、裁判官の不祥事について書かれているという感じ。著者の考えの部分が、どうしても考察というより妄想に思えて仕方なかった。東電OL事件の裁判に関わった裁判官の不祥事を追っているけれども、それがどう判決に影響を与えているのかがわかったわけでもない。ところどころ、それは東電OL事件にどう関係してくるの?と言いたくなるような項目がたくさんあって、まとまりがないように思えた。ただ、『東電OL症候群』というタイトルから、ひとりのジャーナリストが東電OL事件に突き動かされてこんなにたくさんのことを調査することになったっていうエッセイみたいなものと考えれば、これはこれでいいんじゃないでしょうか。
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東電OL殺人事件の続編。
裁判所でのやりとりの記述が多く、興味なく頭に入ってこなかった。筆者の考察を元にした調査が面白く、それがあまりなくて残念だった。 -
東電OLといったキーワードを使っているけど、
中心に据えたにしてはなんか散漫な印象。
それにしても、数年前、会社のあった渋谷から自宅まで歩こうと
昼の円山〜松濤をぶらつき、モチロン神泉駅のところでは
TVで見た記憶から現場となったアパートはあのあたりと確認して、
杉並まで帰ったのだが、読んだ後だったら近づいたか疑問。