平松洋子の台所 (新潮文庫)

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著者 : 平松洋子
  • 新潮社 (2008年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101316529

平松洋子の台所 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 豊かな暮らしってこうゆう事をいうんだろうなぁ。

    鍋、器、スプーン、箸置きにいたるまで
    一つの道具で一つの章ができるほど
    思い入れが詰まった品々に囲まれる生活。
    長年使っている物でさえ、飽きもせず愛情をもち続けている。

    そんな道具たちはみな機能的であり潔く美しい。
    そしてなによりおいしそうな予感をたっぷり漂わせているのだ。
    道具のエピソードなのになぜこんなに脳内がヨダレまみれになってしまうのか。。。

    家事や仕事もこだわりの道具たちが
    幸せでとっておきの時間にしてしまう。

    そこにあるのが当たり前になっても
    いつまでも幸せな気分になれる道具を見つけてみたいと思った。

  • 経験と想像と五感とをフル稼働して、これぞと思うものを選び取る。好きなものを集めるというより、好きなものを身の回りに位置づけていく感じが読んでいて心地よいです。

  • 表紙は平松洋子さんが25年以上使い続けているブリキの米びつだそうです。米びつの底が見えればじんわりわびしい。開けるたび「知足」(足るを知る)の言葉を思い出すとか。平松さんの台所には、海外で購入されたおしゃれな道具も沢山ありますが、平松さんのポリシーとかちょっとした工夫が面白く楽しいと感じました。湯を沸かす道具は盛岡の鉄瓶だけで、電子レンジはもちろんヤカンも魔法瓶もないと。また、わけぎ、香菜、にんんくの茎などを花瓶に生けたり、投げ輪よろしく巻き貝をゴム輪かけに利用したり~~~(^-^)

  • この本も結構前からチョビチョビ読んでいた本
    やっと読み終わりました
    夕飯後のマッタリとした時間に読むのに最適な本で
    そのまま寝ちゃうこともしばしば(笑)
    なので、読了までに時間がかかってしまいました・・・

    平松さんのエッセイはどのエピソードも素敵で
    敢えて付箋を付けながら読むことをしないのです
    何回読んでもハッとさせらるしね
    料理家でもある平松さんのエッセイは
    真似してみたくなる器の使い方や暮らしのこと
    もちろん登場する料理の数々・・・
    でも、やっぱり真似するのは難しくて(笑)

    自分の日常を、生活を愛おしむ感覚が
    文章全体から伝わってきて憧れます・・・
    私ももっと丁寧な生活をしようって思うのよね(笑)

    きっと、これからもマッタリした時に読んでしまう1冊です!

  • 平松さんのエッセイ。
    欲しいと思ったらいてもたってもいられないところとか平松さんらしいなぁって思えて、ちょっと可笑しい。
    ご自身の身の回りに置くものに本当にこだわりを持っていらっしゃる。
    それが物に対しての愛着にもなるから、素晴らしいなぁって思ったり、正直家族だったら大変なのかなぁって思ったり…慣れるまで…ね。

    やはり、今回も暮らしのヒントがたくさん散りばめられている。
    ケーキの下にレモングラスの葉っぱを敷く。なんてお洒落で涼やかなんでしょう。
    是非とも試してみなきゃ。

  • 平松洋子の本は数冊目だが今までのと格段に違って面白かった。

    「買い物のオニ」は物欲を前面に、どれだけそのモノがほしかったかを強烈に書かれていて、こちらにも伝わって買いたくなるくらい。読み出しで見事に掴まれる。

    それだけの勢いはあまり続かないが、それでも味わいのある文章が続いていく。「あさってのキムチ」の章はご当地や生活に根ざした道具の良さを中心に、「麻の人生修行」は本来の目的ではないけどうまいように道具を使う様、「ひとりぼっちになりたいときは」では個人的な思い出やひとりの時間(他の文章では家族や友人がからむことが多い)の視座なので閉じこもったようなこもった感があり。

    写真が1編につき1つしかなくてもそれが十分魅力で、文章もそそられる。なかなか巧い本。

  • 平松洋子さんの本もだいぶたくさん読んだなあ。この安定した充足感が魅力。そして韓国を愛してくれていることも。

  • 趣味が良い。いろいろ参考にしたい本。

  • 料理がしたくなる本。きちんと暮らしたくなる本。

    米びつを持つことは暮らしに錨をおろすこと、お菜がなくても梅干の入った壺があれば心強い、片口の頼もしさ。
    派手な、突飛なアイテムは出てこない分、地に足のついた確かな暮らしが垣間見える。

    醤油も作らない自分たちの暮らしの、いかに軽く薄っぺらいものか、と嘆く件があり、自分の暮らしの厚みのなさを思い知った。

    確かな、頼もしい暮らしがしたい。この台所がある限り大丈夫、と思えるような暮らしがしたい。

    まずは米びつと盛りつけ箸が欲しい。

  • 文庫でも読みましたが、写真とかモノクロだし、数も減らされているので、断然単行本で読みたい本。

  • 食器マニア、台所グッズマニアって結構多い。
    用もないのに東急ハンズのキッチン売り場をうろついてしまう私。
    高いから買えないというより、行き遅れの自分にとってしょせん台所は母のもので聖域だという概念があるからかもしれない。
    それでも家族共有のものであるからして、主婦である平松さんもなにやら大変らしい。
    電子レンジを撤去するにも一苦労で旦那さんと娘さんの抗議デモが繰り広げられる中、二人が家にいない時をねらって友人宅に運び入れたというどっかの政治家のようなことをされている。
    かわりに来たのはせいろやミルクパンを使うスローライフ。
    それは確かにかわいそう…。
    もちろん、便利な道具もたくさん買っています。
    フランス田舎町へ行ってそこで作られているあのカラフルな高級鍋買ったりとか、通販でタジン鍋のふたみたいな(これってシリコンスチーマーのふたをフライパンに組み合わせるあれですね)のを注文したりとか、美意識と実用を基準にそろえたそれは多岐にわたる。
    この表紙の米櫃すてきでしょ?
    いかにもシンプルライフでしょ?
    これの前身を本書で知ったときはびっくりした。

    だがなにも伝統的なものがすべていいとは書いていない。竹ざるを使いこなせなかった経緯もきちんと書いている。
    ようするに平松さんは今なんちゃってのナチュラル派ではなく、自分にとっての美しき便利な生活を突き進んでいるのだ。
    ご立派です。
    読みごたえはあります。
    ただ、アジア(はっきりいうと中国、韓国)が嫌いな方は、平松さんはちょっとひいきすぎるほどここの食文化をほめているので、それが嫌いな人にはすすめません。

  • 2013/08/18 同じ素材が新しいエッセイになって使いまわしの感を出さない。

  • 一家の土台ともいえるお茶碗、何段積み重ねてもスマートな小鉢、たまには野菜を活けてみたり。平松洋子のこだわりの生活を垣間見ることができる。ユニークな語り口も必見。

  • すっきりとした文章が好き。
    モノを見る力をつけなくちゃと考えさせられます。

  • 道具に親しみ、道具を愛しむ。
    写真もきれいで味わい深い。

  • 資料ID: C0028695
    配置場所: 本館2F文庫・新書書架1

  • 空腹時には読むと苦行となるほど、食欲と物欲を刺激する本です。
    平松さんが長い時間を通じてためして来たもの、素晴らしいと感じたものが紹介されており、それのうちのいくつかを試してみたいという気持ちになります。特に石釜の銀シャリの項は最近あまりおいしい米に出会っていないせいか、優先項目の上位に食い込んできて困っちゃっています。

  • 何度読んでもお腹が空き、器をめでたくなる内容。結構気に入っているものがかぶっていて、そうそう!というところも多くて嬉しい。

  • 図書館で借りた。返さなきゃいけないんだけど、ほとんど読んでない。  気持ちがゆっくりしてるときにきちんと読んでみたい。

  • 何回も読みました。

    この人の文章は、美しく、何かあるところが好き。

    真似しちゃいました。

    生活を豊かにしてくれる一冊。

  • ほしかった木のバターケースのことが書いてあって、
    この本を購入。
    踏ん切りがついて、オーダーにこぎつけた。

    それ以外にも、
    沢山魅力的な道具が紹介されている。

    読んでいると、
    道具に関するエピソードがたのしくなって
    そしてその道具がほしくなる。
    上海からもどっていらい、
    プラスチックのものを少なくしたいとおもって
    自分の台所のイメージをふくらませてきた私にとって
    この本にのっていることはどれも魅力的。
    あまり手際は良くないけれど、
    読んでいると自分にも、道具を愛を持って扱うことが
    出来るようになる気がした。

    道具に興味がなくても、
    エッセイとして楽しめる。
    ごてごてしていない文章が道具のシンプルさとあいまって心地よい。


    近頃何を読んでもたのしい。

  •  すごく文章が好き。親しみのある、やわらかい文章だなぁ。うまいなぁ、料理も文章も。
     この人の、料理道具や調味料へのこだわりがいい。とことんって感じ。

  • こだわりを持って生きたいと思いつつ、何のこだわりも無い自分。周りの反応を気にすることなく、突き進める信念があるっていいなぁ。…と心から思うが、身近にこんな人がいたらちょっと気を遣ってしまいそう…

  • 「食べ物」というよりは台所用品の本ではあるが。
    参考になる道具がたくさん出てくる。
    そうか、湯沸しポットも電子レンジもなくて大丈夫なんだ。

    ほっこりとした文体で読んでいて落ち着いてくる。

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