- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101316567
感想・レビュー・書評
-
『食事』というか、『食』と『酒』を出す『お店』に向き合って綴られている。
お店は、ただ単純に食事を提供する場ではなく、店員さん、店員さんとのやり取り、料理人さん、料理、それら全てが醸し出す雰囲気。お店に向かう消費者側の心情、事情。
これらが、お店一軒ごとに、様々な感情とともに描かれていて、共感しながら読み進める。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
グルメ本、蘊蓄本にならず、その店を楽しむ雰囲気が良い。
処分日2014/09/20 -
再読。
-
(リリース:りえさん)
-
名画座<焼き餃子 生ビール! 正解。
-
ごはんをおいしそうに食べるシーンの書かれたお話が好きです。
でも高級なものを、手の届かない世界のように書かれるのはやっぱ好きじゃないな。
たまにはいいんだけどね。うん。
これ、好きだなぁ。
高級なものも庶民的なものも色々あるだけじゃなくて
おいしそうに食べる様子が描かれるのがいい。
あと擬音語ね。言葉がきれいだ。
もう少し他の本も読んでみたいと思う。 -
焼き餃子と名画座: わたしの東京 味歩き (新潮文庫)
文字が羅列され、文となる。文字の塊だったページが、その文章を読んでいる内にモクモクと形を現し、立体映像として脳を刺激する。平松さんの食の描写は本当にたまりません。食べる事への愛情表現がたっぷりで、文章を目で追い、指でなぞり、思わず「舌なめずりする」自分がいました。くつくつ、ことこと、ふーふー、と、うれしくなるよな文字を見かけては嘆息。さっそく影響を受けて、トンカツ屋さんではカウンターに座り、揚げる作業の一挙手一投足を逃さず見る始末。「あぁっ、この本を片手に町歩きがしたい」腹の底から思ってしまう一冊でした。 -
おなかがすく本。行きたいところが増えて困っちゃう。
-
相変わらず平松洋子のエッセイは美味そうで、お洒落である。下町の老舗から高級店から名店までが描かれている。夕食後に読んだのだが、空腹感を感じてしまう罪なエッセイだ。巻末に東海林さだおとの対談を収録。たまには昼酒も楽しみたくなった。