焼き餃子と名画座: わたしの東京 味歩き (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101316567

感想・レビュー・書評

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  • 『食事』というか、『食』と『酒』を出す『お店』に向き合って綴られている。

    お店は、ただ単純に食事を提供する場ではなく、店員さん、店員さんとのやり取り、料理人さん、料理、それら全てが醸し出す雰囲気。お店に向かう消費者側の心情、事情。

    これらが、お店一軒ごとに、様々な感情とともに描かれていて、共感しながら読み進める。

  • グルメ本、蘊蓄本にならず、その店を楽しむ雰囲気が良い。
    処分日2014/09/20

  • 再読。

  • (リリース:りえさん)

  • 名画座<焼き餃子 生ビール! 正解。

  •  ごはんをおいしそうに食べるシーンの書かれたお話が好きです。


     でも高級なものを、手の届かない世界のように書かれるのはやっぱ好きじゃないな。

     たまにはいいんだけどね。うん。

     これ、好きだなぁ。
     高級なものも庶民的なものも色々あるだけじゃなくて

     おいしそうに食べる様子が描かれるのがいい。

     あと擬音語ね。言葉がきれいだ。

     もう少し他の本も読んでみたいと思う。

  • 焼き餃子と名画座: わたしの東京 味歩き (新潮文庫)
    文字が羅列され、文となる。文字の塊だったページが、その文章を読んでいる内にモクモクと形を現し、立体映像として脳を刺激する。平松さんの食の描写は本当にたまりません。食べる事への愛情表現がたっぷりで、文章を目で追い、指でなぞり、思わず「舌なめずりする」自分がいました。くつくつ、ことこと、ふーふー、と、うれしくなるよな文字を見かけては嘆息。さっそく影響を受けて、トンカツ屋さんではカウンターに座り、揚げる作業の一挙手一投足を逃さず見る始末。「あぁっ、この本を片手に町歩きがしたい」腹の底から思ってしまう一冊でした。

  • 読んでると凄くお腹が空いてくる本 この本に登場するお店でそこの料理を実際に食べたことが無いにも関わらず、その料理の様子やその美味しさがわかりやすく伝わってくる 特に「とんかつの聖地へ」のとんかつが調理される場面、とんかつを食べた時の描写にガツンとやられた あと料理の美味しさだけでなく、お店に行った時の思い出や、お店とその周辺の土地の雰囲気も書かれており、素敵なお店を発見した時の幸せをお裾分けして貰った気分にもなれる

  • おなかがすく本。行きたいところが増えて困っちゃう。

  • 相変わらず平松洋子のエッセイは美味そうで、お洒落である。下町の老舗から高級店から名店までが描かれている。夕食後に読んだのだが、空腹感を感じてしまう罪なエッセイだ。巻末に東海林さだおとの対談を収録。たまには昼酒も楽しみたくなった。

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著者プロフィール

平松洋子=1958年、倉敷生まれ。東京女子大学卒業。エッセイスト。食文化、暮らし、本のことをテーマに執筆をしている。『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『平松洋子の台所』『食べる私』『忘れない味』『下着の捨どき』など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平松洋子の作品

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