深追い (新潮文庫)

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著者 : 横山秀夫
  • 新潮社 (2007年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101316710

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深追い (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • なぜか、前に読んだことがあるような不思議な気分の本だった。
    三ツ鐘署の七人の警察官の七つの物語。

    警察官になぜなるのか?
    強くなりたかったから。
    権力の側にたちたかったから。
    親が 警察官だったから。
    公務員だから。
    正義の味方だから。
    など いろんな理由がある。

    『深追い』は 何事にも 深追いしてしまう 秋葉。
    自分しか見えないところがあるんですね。

    『又聞き』は なぜ 私は 溺れているのを助けられたのか?
    ということを 聞くことで あることが浮き彫りになる。
    その当時は 若すぎて よくわからなかった。

    『引き継ぎ』は 泥棒の技も匠の技であるので、引き継がれるべきだ。

    『訳あり』は プレッシャーをどのように解放するのか。
    キャリアーも、結構辛いのだ。

    『締め出し』は、仲間に入れてもらえないものの悔しさをどうはらすのか。

    『仕返し』は 子供の中の序列がどう形成されるのか?
    警察の不祥事を どのように 公表するのか。

    『人ごと』 趣味の園芸つながり。
    627円の財布が 交番の前に落ちていた。

    警察というかたぐるしい組織の中で
    少なくとも ニンゲンらしくありたいという
    ささやかな希望が 感じられる ところもあった。
    物語の おもてとうらの 構成が うまいのぉ。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長…。三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集―。

  • 三ツ鐘警察署は庁舎は官舎のすぐそばにある。その警察署の様々な警察官や事件を「深追い」「又聞き」「引き継ぎ」「訳あり」「締め出し」仕返し」「人ごと」の7編で扱っている。警察官と言っても、刑事ばかりではない。交通係、生活安全係、事務担当、管理職・・・・・いろんな職種の警察官の事件の背景には警察官の特殊性や職場と家庭が接近して関係し合っている人間関係など興味深い。

  • 横山秀夫さんの世界には、いつも引き込まれます。読んでいる時は、少しでも、先を知りたいとページを繰るのに、読み終わると、もう少し、この世界に浸っていたかったと残念になってしまいます。

  • 横山秀夫さんの作品どれも好きなんです。特に短編はどれも珠玉です。

  • 短編
    一話一話はそこそこ面白い。

  • 短編。バラエティ溢れる登場人物の個々のストーリーは面白い。ちょっと無理矢理な展開もあったけど。

  • ☆3
    地方の所轄三ツ鐘署を舞台とし、その警察署に努める様々な人々を主人公にした短編集。横山秀夫らしく、よく焦点を当てられる捜査一課ではなく、交通課、鑑識、ドロケイ、人事、生安課、副署長、一般職を主人公とし、警察内部および、その家族の葛藤が重く、深く描写されている。
    しかし、どんでん返しは少なめでミステリー小説というよりは警察小説のジャンルに入るように感じた。
    「仕返し」と「人ごと」がお気に入り。

  • 殺人事件と捜査一課という通常の警察小説は対極で、どちらかといえば目立たない部署の日常もの、といえる。だがそれがいい。一般人にはあまりわからない警察の内部事情的なものが窺い知れるのが◎。気軽に読める

  • 7つの短編からなる警察小説。
    横山さんの短編はヒューマンドラマ中心で楽しめます。
    警察の日常のちょっとした部分にフォーカスしている感じで、短編とはいえ、好みの小説です。

    本書では
    「深追い」
    交通課事故係の主任が事故現場で拾ったポケベル。それに届くメッセージから、その送り主である人妻に惹かれていく話。
    変な意味の勘違いが面白い。

    「又聞き」
    子供の頃、海でおぼれた自分を助けて、死んでしまった大学生の事故の真相を解き明かしていく話。

    「引き継ぎ」
    窃盗検挙のノルマを達成するため、あせっていた泥棒刑事が確保した相手は実は無実。本当の犯人は?という話

    「訳あり」
    警察人生に疲れていた警務係長に垂れ込まれた、女がらみの捜査二課長の不審な行動。警務係長が解き明かした真相とは?

    「締め出し」
    不良グループを追いかける少年係りが、一部かかわることになった大事件にたいして、導き出した仮説とは

    「仕返し」
    管内でホームレスを放置死させてしまった事故の揉み消しをしようとした次長が知る真実とは

    「人ごと」
    警察関係者に自分の最後を看取ってほしかった男の本当の思い

    中でも、よかったのは
    「仕返し」と「人ごと」
    「仕返し」はホームレスの死をめぐる隠蔽行為と子供のいじめとがうまく組み合わさっての最後のどんでん返しが、同じ親としてとても切ないストーリとなっています。
    「人ごと」は娘を思う父親の寂しいながら切ないストーリが伝わります。

    これら含めて、短いストーリの中に人間模様と謎解きを併せ持つとてもよい物語でした。

    お勧め!

  • うーん・・・と思ったり、
    ちょっとだけほっこりしたり。
    力まずに読める7つの短編。

    各短編の主人公だけでなく、
    それぞれの登場人物の「人間臭さ」も
    話に引き込まれるポイントなんだろうなぁ。

  • 横山秀夫さんの警察ものは間違いないですね。短編小説でしたが、楽しめました。

  • どの話も人間味あふれる話
    花を巡る『人ごと』が好き
    仕返し は現代の子供・ホームレス・いじめ等をからめ
    続きが読み焼い作品

  • 一番短い最後の一話がぐっときた

  • 警察署に勤務する一般職員を主人公とした短編7編。
    個人的に気に入ったのは、「仕返し」でしょうか。

  • 実家の蔵書。持って帰ってきて読み。
    警察短編集。
    面白いなあ…と思う一方で、やっぱり警察ってタテ社会…おまけに失敗も許されない人生で辛すぎる…と思うなど。
    警察官の妻も大変そうだなあ…。

    「三ツ鐘署」、どこかモデルとかあるのかな、どれくらいの規模のどんな街なのかな、と想像するとちょっと楽しい。
    最後のタワーマンションの話が好き。

  • 不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長……。三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集――。

    「仕返し」「訳あり」がよかった。

  • 警察のはなし。
    優しいはなしも怖いはなしも。

  • 後味の苦いお話が多かった。

  • 2016年14冊目。三ツ鐘署短編シリーズ。さらっと読めるのにほっこりしたりハラハラしたりで面白かった。個人的には「又聞き」「仕返し」が好き。「深追い」はドラマ観た気がする。

  • 同じ署に属するけれど違った課での7人を描く短編集。それぞれに複雑な事情を抱えており、繋がりはないけれど警察官としての悲喜こもごもが如実に表現されていて興味深かった。

    個人的には「人ごと」が心にぐっとくる内容。ガーデニングの知識もなかなかのものなのでびっくり。

  • 「深追い」、「訳あり」、「人ごと」が、個人的には好き。「また聞き」、「仕返し」は、途中で結末が読めてしまうが、横山秀夫の作品は人物が描けているので、まるで気にならない。好きな作品として入れていないのは、主人公のものの考え方に納得は行くものの、人としてそれでいいのかな、とちょっと寂しいものを感じるからだ。どちらにせよ、良い作品ばかりであるのは保証する。 

  • 郊外の警察署に勤務する7人の男たちが遭遇した
    事件。

    ミステリというよりは「人情もの」の範疇かな。
    短編ながら、どれも心に迫る作品です

  • 素晴らしいの一言。警察小説の枠を超えた、胸に迫る物語の数々。ほろ苦く、あたたかく、じんわりした読後感は氏の真骨頂。

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