- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101316727
感想・レビュー・書評
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定年間近の看守の目を通してみた事件。短編集。きわめてリアル
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「秘書課の男」が一番面白い。
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六編から成る短編集。どの作品も面白かったが、表題作が一番良かった。横山秀夫の作品はどれも唸らせるような仕掛けがあり、面白い。
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ニンゲンの持つ ねたみ 嫉妬 不信・・・・
が 突如として 噴出する。
ニンゲンって こんなに罪深いものなのか
ということを 気づかせる。
ストーリーの組み立て方が うまいのである。
平凡に 警察の中で 仕事をしている・・・・
看守を 定年退職する・・・オトコを知ることで
迷宮入りになっている・・・・事件が 解明される。
ヒトをころしたら ギラギラしている・・・・
それが 刑務所の中では
どんどんと そのギラギラがなくなる。
それを見抜くことで 事件の本質が 明らかにされる。
ニンゲンの観察力のすごさよ。
兵藤電気・・・・の創立者の自伝を書くことになるが
27年前に 女を殺した と 告白することで
ライターは その女が 誰なのか?
を知ることになる。
それを知ったときに 自分の人生のすべてが
凝縮される。
それは 怒りとなって 噴出する。
幸福という言葉の重さが やっと見えてくる。 -
四編おもしろくて、二編まあまあ。
結果、よかったね!
横山秀夫の短編集は今のところハズレなしやなあ。 -
暗い。
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最近お気に入りの横山秀夫の短篇集。以前読んだものと似たような展開のものもあったけど、それでもやっぱり最後まで読ませてしまう展開力だったり筆力はさすがです。警察ネタだけでなく、いろんな人間関係からなるミステリーが興味深いんだろうなぁ。クライマーズ・ハイ同様、新聞社ネタはやはりノリがいい感じがします。
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全く視点のことなる短編集が並べられており常に新鮮な感動をもって読める。多彩な着想と深い味わいは文句なしで誰にでも薦められる。とりわけ自分の潜在心理を抉り出されたような心の描写には思わず生唾ごくりであった。
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私もこの本を読んだ時にビックリしました。
横山さんって上手な作家さんなんだなぁ~と。(* ̄□ ̄*;私もこの本を読んだ時にビックリしました。
横山さんって上手な作家さんなんだなぁ~と。(* ̄□ ̄*;2012/07/20
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内容(「BOOK」データベースより)
刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。
彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。
自叙伝執筆を請け負ったライター。
家裁調停委員を務める主婦。
県警ホームページを管理する警部。
地方紙整理部に身を置く元記者。
県知事の知恵袋を自任する秘書。
あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎。
渾身のミステリ短篇集。
人の心理描写を描いたもので、どれも面白かった(*^-゜)v
短編って上手下手に分かれるけどこれは上手
これだけのモノが書けるなんて上手な作家さんなんだなぁ〜って思ったよ\(◎o◎)/
上手な作家さん!!って印象が残った作品
私個人としてはこの中の
"午前五時の侵入者 ""秘書課の男"が良かったなぁ〜
最後に希望が残る話って言うか…まだまだ頑張れる話が好き(〃∇〃)